【2024年12月】ゲーミングPCを予算20万円で自作できる？パーツ構成案を紹介【OS込み】
あらゆるものが高騰している昨今ですが、もちろんPCパーツも例外ではありません。何も考えなしにPCパーツを選定していったら、簡単に予算オーバーします。
ただ、コスパの高いPCパーツをきちんと選定しさえすれば、限られた予算で収まる可能性が高まります。
今回は総額20万円で最適なPCパーツを選定し、コスパの高いゲーミングパソコンの構成案を1つ紹介したいと思います。
20万円という予算は余裕がありそうだが・・・
昨今、自作PCのパーツの価格は上がり続けています。CPU、ビデオカード、マザーボードなど単体で平気で10万円以上するPCパーツも珍しくありません。
したがって、何も考えなしにPCパーツを選定していくと、すぐに総額20万円を超えます。
ただし、適切なPCパーツを選んでいけば、総額20万円前後に抑えることも十分可能です。
20万円前後に抑えるポイントとしては、ビデオカード以外はなるべく価格の安いPCパーツを買い揃えることです。
ビデオカードの性能はゲームを快適にプレーできるかどうかの重要なPCパーツなので、なるべくならケチらないようにする必要があります。
つまり、ビデオカードになるべく多くの予算をかけて、残りの予算で価格の安いPCパーツを買い揃えることが重要になります。
CPU
CPUはAMDの「Ryzen 5 7600」を選択します。
理由としては価格性能比が高いからです。
Ryzen 5 7600は、6コア12スレッドのCPUです。新世代アーキテクチャーのZEN5ということで、6コア12スレッドながら、旧世代の8コア16スレッドのRyzen 7 5700Xを超えるゲーム性能を発揮します。
ポチップ
↓Ryzen 5 7600と同等性能のRyzen 5 7500Fのレビューはこちらから
CPUクーラー
CPUクーラーは「PCCOOLER K4-BK」を選択します。
Ryzen 5 7600の高負荷時の発熱はそこまで高くないので、PCCOOLER K4-BKで十分冷やし切れます。
低価格帯のCPUクーラーとはいえ、13cm角の巨大ファンを搭載しているので、冷却性能は思ったよりも高いです。
ポチップ
マザーボード
マザーボードは「MSI PRO B650-S WIFI」を選択します。
もっと安価なマザーボードはありますが、今回は20万円と比較的予算に余裕があるため、ミドルクラスのマザーボードを選択します。
「MSI PRO B650-S WIFI」は、PROシリーズということで、MSIの展開しているマザーボードのブランドの中ではスタンダードの位置付けです。
とはいえ、信頼性の高い6層PCB設計かつ、ハイエンドCPUも駆動可能な12+1+1フェーズという強力な電源回路を搭載。さらに2.5G LAN、Wi-Fi 6Eとネットワークも強力。
M.2 NVMe SSDを最大2基搭載可能と、拡張性も高いです。
ポチップ
ビデオカード
ビデオカードは「ASUS DUAL GeForce RTX 4070 SUPER EVO OC Edition」を選択します。
RTX 4070 SUPERはいわゆるハイエンドクラスのビデオカードです。性能は前世代のRTX3090並みにあり、性能は侮れません。
フルHD解像度はもちろん、WQHD解像度も、基本的にどのゲームも平均60fpsでプレーできる実力があります。さらにゲームによっては4K解像度でのプレーも可能です。
フレーム生成のDLSS FGに対応している点も魅力的です。
「ASUS DUAL GeForce RTX 4070 SUPER EVO OC Edition」を選んだのは、価格が安いのはもちろん、デュアルファン、バックプレート搭載と基本スペックが優秀だからです。
Axial-tech ファン搭載により、冷却性能は非常に高いです。
ポチップ
↓詳細なゲーム性能は下記ページを参照してみてください。
メモリ
メモリはCFDの「W5U4800CM-16GS」を選択します。
16GB×2の容量32GBと容量がたっぷりあるので、ゲームをプレーしながら裏で作業をしても、メモリ不足になりにくいです。
なおCFD製のメモリは相性保証があるので、万が一も安心です。
ポチップ
ストレージ
ストレージはKIOXIAの「EXCERIA G2 1TB」を選択します。
エントリークラスのM.2 SSDですが、このクラスでは珍しく、TLCNAND採用かつ、DRAMキャッシュを搭載しています。性能自体は控えめですが、その分、発熱少な目で扱いやすいです。
ポチップ
電源ユニット
電源はMSIの「CORSAIR CX650」を選択します。
80PLUS BRONZE認定取得の550W電源です。RTX 4070 SUPERは220W、Ryzen 5 7600は65Wと省電力な組み合わせなので、電源容量は650Wで必要十分です。
ポチップ
PCケース
PCケースはXPGの「VALOR AIR」を選択します。
最大の特徴がATXマザーボードが入るにも関わらず、コンパクトな点です。特に奥行が抑えられており、わずかなスペースに設置できます。
標準で12cm角ファンが4つ付属している点も魅力的です。
また、フロントパネルはネジ1本で取り外せるので、メンテナンス性は良好です。
ポチップ
OS
OSは「Windows 11 HOMEのパッケージ版」を選択します。
DSP版だとより安く購入できますが、セットで購入したハードウェアを組み込んだPCに対してのみインストール可能という厳しい制限があります。そのため、DSP版は異なるPCに使いまわすことができません。
一方、パッケージ版はライセンス上、異なるPCに使いまわすことが可能です。万が一、PCを乗り換える際、新たにライセンスを購入する必要はありません。
20万円ゲーミングPCを構成するための自作PCパーツリスト
| 製品名 | 価格※2024年12月1日現在 | |
|---|---|---|
| CPU | Ryzen 5 7600 | 32,075円 |
| CPUクーラー | PCCOOLER K4-BK | 2,700円 |
| マザーボード | MSI PRO B650-S WIFI | 16,480円 |
| ビデオカード | ASUS DUAL GeForce RTX 4070 SUPER EVO OC Edition | 104,848円 |
| メモリ | W5U4800CM-16GS （DDR4800/16GB×2） | 13,945円 |
| ストレージ | EXCERIA G2 SSD-CK1.0N3G2/N | 7,560円 |
| 電源ユニット | CORSAIR CX650 | 7,636円 |
| PCケース | VALOR AIR | 8,480円 |
| OS | Windows 11 Home | 15,173円 |
| 総額 | 208,897円 |
各パーツすべてをAmazonで購入した場合の予算総額です。各パーツを切り詰めれば、このように総額20万円のラインに抑え込むことも十分可能です。
まとめ
旧世代のCPUとそれに対応するマザーボードが驚くほど安くなっているため、以前よりも20万円という限られた予算でゲーミングPCを構築しやすくなりました。
パーツ選定さえしっかりやれば、予算20万円でも立派なゲーミングパソコンは作れるので、今回の記事をぜひ参考にしてみてください。
ゲーミングPCおすすめモデル10選
| 価格 | GPU | CPU | メモリ | ストレージ | BTO |
|---|---|---|---|---|---|
 104,310円 | RTX 4060 | Ryzen 5 5500 | 16GB | 500GB | MDL.make |
| 118,370円 | RTX 4060 | Ryzen 7 5700X | 16GB | 500GB | MDL.make |
| 132,810円 | RTX 4060 Ti | Ryzen 7 5700X | 16GB | 500GB | MDL.make |
| 189,800円 | RTX 4070 | Ryzen 7 5700X | 16GB | 1TB | パソコンSHOPアーク |
| 207,800円 | RTX 4070 SUPER | Ryzen 7 5700X | 32GB | 1TB | FRONTIER |
| 230,980円 | RTX 4070 SUPER | Core i7-14700F | 32GB | 1TB | FRONTIER |
| 279,800円 | RTX 4070 Ti SUPER | Core i7-14700F | 32GB | 2TB | FRONTIER |
| 289,800円 | RTX 4070 SUPER | Ryzen 7 9800X3D | 32GB | 1TB | FRONTIER |
| 319,800円 | RTX 4070 Ti SUPER | Ryzen 7 9800X3D | 32GB | 1TB | FRONTIER |