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Dell 14 Plus レビュー |スタイリッシュで多機能なCopilot+ PC対応ノートパソコン

AIの進歩で新たなノートパソコンのトレンドになっているのが「Copilot+ PC」です。

その中で、スタイリッシュなデザインと多機能で高い実用性を兼ね備え注目を集めているのが、「Dell 14 Plus」です。

持ち運びと画面の見やすさを両立し、強力なAI専用プロセッサー(NPU)を搭載。日々のワークフローを劇的に変えてくれるポテンシャルを秘めたノートパソコンに仕上がっています。

本記事ではDell 14 Plusの外観、基本スペックから、注目のAI機能を含めて、レビューしたいと思います。

デルアンバサダープログラムのモニターに参加しています。

目次

Dell 14 Plusの仕様

モデルDB14250
CPUCore Ultra 9 288V
メモリ32GB (16GB×2) /LPDDR5x 8533 MT/s
ストレージ1TB M.2 SSD (PCIe Gen 4×4 NVMe)
ディスプレイ14.0型 QHD+ IPS液晶 (2,560×1,600ドット、16:10、144Hz、300nits、非光沢)
キーボード日本語JIS配列(83キー)
WebカメラFHD 1080p カメラ
ネットワークWi-Fi 7対応 (IEEE 802.11be / 2.4GHz・5GHz・6GHz トライバンド)+ Bluetooth 5.4
インターフェースThunderbolt 4 (USB Type-C)、USB 3.2 Gen 2 (USB Type-C)、USB 3.2 Gen 1 (USB Type-A)、HDMI 2.1、オーディオジャック
OSWindows 11 Home
バッテリー駆動時間/容量最大20時間/64Wh
寸法(幅×奥行×厚さ)約314×226.15×14-16.95mm
重量約1.55kg
標準保証1年

Dell 14 Plusの梱包と付属品をチェック

Dell 14 Plusの梱包と付属品をチェック

黒を基調としたパーケージです。

梱包は丁寧

梱包は丁寧です。ノートパソコン本体と付属品が別々に梱包されています。

電源アダプタ

電源アダプタです。サイズは小さく、持ち運びは容易です。

マニュアル

マニュアルです。

外観をチェック

外観をチェック

ボディカラーは淡い青みが加わったアイスシルバーになっており、落ち着いた印象を与えてくれます。

筐体にはアルミニウムが採用

筐体にはアルミニウムが採用されており、外観から質感が高いと感じることができます。

天板を閉じた状態では厚みは約14mmとかなり薄い

天板を閉じた状態では厚みは約14mmとかなり薄いです。

本体底面には通気孔

本体底面には通気孔がもうけられています。

天板は180度まで開く

天板は180度まで開くことができます。

重量は実測で1,529g

重量は実測で1,529gでした。

インターフェースをチェック

左側面のインターフェース

左側面のインターフェースは下記の通りです。

左側面のインターフェース一覧
  • Thunderbolt 4 (USB Type-C)×1
  • USB 3.2 Gen 2 (USB Type-C)×1
  • HDMI 2.1×1
右側面のインターフェース

右側面のインターフェースは下記の通りです。

右側面のインターフェース
  • USB 3.2 Gen 1 (USB Type-A)×1
  • オーディオジャック×1

キーボードをチェック

キーボードをチェック

キーボードは、テンキーレスの日本語JIS配列(83キー)を採用。キートップ間に隙間を設けたアイソレーション設計となっており、適度なキーピッチにより快適なタイピングを実現しています。

白色バックライトを搭載

白色バックライトを搭載。「Fn」+「スペース」キーで明るさの調整が可能です。もちろんオフにもできます。

タッチパッドのサイズは大きい

タッチパッドのサイズは大きく、指で操作しやすいです。

ディスプレイをチェック

ディスプレイをチェック

ディスプレイには、14.0型 QHD+ IPS液晶 (2,560×1,600ドット、16:10、144Hz、300nits、非光沢)を採用。

ノングレア液晶

ノングレア液晶なので映り込みはほとんどありません。

色域を確認

キャリブレーションツールの「Datacolor SpyderX Elite」で色域を確認したところ、sRGBは96%、AdobeRGBは72%、P3は72%と色域は豊かです。

輝度

明るさ100%時の輝度は274.3と明るさは必要十分です。室内の利用であればまず問題にならない輝度です。

上からのアングル

IPS液晶ということもあり、視野角は優秀です。

webカメラ

ディスプレイ上部には1080pのwebカメラを搭載。物理的なシャッターはありません。

搭載パーツをチェック

Core Ultra 9 288V

CPUはインテルのモバイル向けプロセッサ「Lunar Lake(Core Ultra シリーズ2)」のハイエンドモデル、Core Ultra 9 288Vを搭載。コア数、スレッド数は、8コア / 8スレッド (Pコア ×4 + LP-Eコア ×4)となっています。

AIの計算処理だけを専門に行うチップであるNPUも搭載しており、NPU単体で48TOPSの演算処理があります。Microsoftの「Copilot+ PC」基準は40TOPSなので、この基準を満たしています。

Arc 140V

内蔵GPUは「Arc 140V」を搭載。グラフィックスアーキテクチャーに「Xe2(Battlemage)」を採用し、エントリークラスの単体GPU(グラフィックボード)に匹敵する性能を実現しています。

32GBのLPDDR5を搭載
8533 MHzに対応

メモリはCPU基盤に直接搭載されている、32GBのLPDDR5を搭載。8533 MHz(正確には 8533 MT/s)という、ノートPC向けメモリとしてはトップクラスに超高速なデータ転送速度を実現しています。

ストレージはPhison製の1TBのM.2 NVMe SSDを搭載

ストレージはPhison製の1TBのM.2 NVMe SSDを搭載。PCIe Gen4接続となっています。

パフォーマンスをチェック

CPU

CINEBENCH 2024(マルチスコア)
Core i7-13620H
874
Core i5-13500H
865
Core i5-14400F
806
Ryzen 7 5700X
786
Ryzen 7 6800H
752
Core Ultra 9 288V
452

レンダリングベンチマークの最新バージョンのCINEBENCH 2024で、CPUの性能を計測します。

Core Ultra 9 288Vは8コア8スレッドとコア数、スレッド数が少なく、さらにPコアは4基のみなので、マルチスコアの伸びはイマイチです。

CINEBENCH 2024(シングルスコア)
Core Ultra 9 288V
124
Core i7-13620H
112
Core i5-13500H
106
Core i5-14400F(デスクトップPC向け)
106
Ryzen 7 5700X(デスクトップPC向け)
93
Ryzen 7 6800H
88

Core Ultra 9 288Vのシングルスコアは、Core i7-13620Hを上回り、優秀なスコアです。

モガ

Core Ultra 9 288Vはパワーではなく、バッテリー駆動時間を優先にしているため、CINEBENCHのスコアは伸びづらいです。

グラフィックス

Fire Strike
Ryzen 7 6800H(Radeon Graphics)
7046
Core Ultra 9 288V(Arc 140V)
6395
Ryzen 5 8600G(Radeon Graphics)
6361
Ryzen 5 5600G(Radeon Graphics)
3885

GPU(グラフィックボード)の3D描画性能を計測する3D Markです。

DirectX 11に対応するテストのFire Strikeです。

Core Ultra 9 288VのスコアはRyzen 5 8600Gを上回り、Ryzen 7 6800Hとほぼ同等です。

Night Raid
Core Ultra 9 288V(Arc 140V)
26869
Ryzen 5 8600G(Radeon Graphics)
24785
Ryzen 7 6800H(Radeon Graphics)
24033
Ryzen 5 5600G(Radeon Graphics)
15866

続いて内蔵GPU用のテストのNight Raidです。負荷はFire Strikeよりも軽いです。

Core Ultra 9 288VのスコアはRyzen 5 8600G、Ryzen 7 6800Hを上回っており、優秀なスコアです。

ストレージ

ストレージ性能

Crystal Disk Markでストレージの転送側を計測しました。

シーケンシャル読込は約5,800MB/s、書込は約4,900MB/sです。十分すぎるほどの転送速度を発揮しています。

ゲーム性能をチェック

Cyberpunk 2077

Cyberpunk 2077
設定

・解像度:フルHD
・画質:最低
・アップスケーリング:XeSSバランス
・フレーム生成:オン

※ベンチマークモードで計測

Cyberpunk 2077の平均fps
フルHD
95

平均フレームレートは、95fpsに達しており、快適に遊べます。

Marvel Rivals

Marvel Rivals
設定

・解像度:フルHD
・画質:最低
・アップスケーリング:XeSSバランス
・フレーム生成:オン

※ベンチマークモードで計測

Marvel Rivalsの平均fps(フルHD)
フルHD
76

平均フレームレートは、76fpsに達しており、快適に遊べます。

F1 25

F1 25
設定

・解像度:フルHD
・画質:最低
・アップスケーリング:XeSSバランス
・フレーム生成:オン

※ベンチマークモードで計測

F1 25の平均fps
フルHD
74

平均フレームレートは、74fpsに達しており、快適に遊べます。

Forza Horizon 6

Forza Horizon 6
設定

・画質:最低
・アップスケーリング:XeSSバランス

※ベンチマークモードで計測

Forza Horizon 6の平均fps
フルHD
76

平均フレームレートは、76fpsに達しており、快適に遊べます。

ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー

ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー
設定

・画質:標準品質(ノートPC)

※ベンチマークソフトで計測

Forza Horizon 6の平均fps
フルHD
65

平均フレームレートは、65fpsに達しており、快適に遊べます。

クリエイティブ性能をチェック

PC Mark 10

PCMark 10は、Windows PCの総合的な性能を評価するための業界標準のベンチマークソフトです。下記の3つの要素でベンチマークを行い、総合スコアを算出します。

  • Essentials (基本性能):Webブラウジング、ビデオ会議、アプリの起動時間など、毎日の基本的なニーズを満たすための性能を測定します
  • Productivity (生産性):スプレッドシート(表計算)やライティング(文章作成)など、一般的なオフィス作業における性能を測定します。
  • Digital Content Creation (デジタルコンテンツ制作):写真編集、動画編集、レンダリングなど、負荷の高いクリエイティブな作業における性能を測定します。
総合スコア
Core Ultra 9 288V
7854
Ryzen 5 8600G
7689
Ryzen 7 6800H
7007
Ryzen 5 5600G
6876

Core Ultra 9 288Vの総合スコアはRyzen 5 8600G、Ryzen 7 6800H、Ryzen 5 5600Gを上回り、内蔵GPUとして考えると、総合的なクリエイティブ性能は高いです。

Blender benchmark

Blender Benchmarkは、オープンソースの3Dソフトウェア「Blender」におけるPCのレンダリング性能を計測するための公式ベンチマークツールです。今回はCPUではなく、GPUでレンダリングして性能を計測します。

総合スコア
Core Ultra 9 288V
639
Ryzen 5 8600G
184
Ryzen 7 6800H
167
Ryzen 5 5600G
146

Core Ultra 9 288VのスコアはRyzen 5 8600G、Ryzen 7 6800H、Ryzen 5 5600Gを大幅に上回り、圧倒的なスコアを獲得しています。

AI機能をチェック

Dell 14 Plusは「Copilot+ PC」なので、ローカル環境でAI機能を使えます。使えるAI機能は以下の4つです。

AI機能用途
リコール(Recall)過去の表示された画面を時系列で検索・再表示
コクリエーター(Cocreator)ペイントアプリで、テキストとラフスケッチから画像を生成
Web会議・録画時の映像・音声補正
(Windows Studio Effects)
カメラ映像や音声をAIで自動補正
音声のリアルタイム文字起こし
(Live Captions)
英語音声をリアルタイムで字幕化。翻訳も可能。

今回はコクリエーター(Cocreator)を試してみます。

コクリエーター(Cocreator)

ペイントで適当に犬っぽい絵を描いてみましたが、見事に犬の画像を生成してくれました。

冷却性能と静音性をチェック

CPU温度

CPU温度

「Cinebench 2024:Minimum Test Duration:10 minutes」を使用して、CPUの冷却性能をチェックします。

テスト開始直後、CPU温度は一瞬80℃に達しますが、すぐに温度は下がり、、70℃前後を推移しています。

サーマルスロットリングの兆候は一切なく、CPUを十分冷却できています。

キーボードの表面温度

キーボードの表面温度

CINEBENCH 2024実行時のキーボードの表面温度をサーマルカメラで測定しました。一番温度の高い中央部でも30℃代後半までしか上がりません。負荷をかけても温度を気にすることなく、キーボードを打鍵できます。

静音性

騒音値(dBA)
アイドル時
37
CINEBENCH 2024
42

デジタル騒音計の「FiedNew FN029A」を使用して、Legion Slim 5i Gen 8の騒音を計測しました。

アイドル時は37dBA、CINEBENCH 2024実行時は42dBAでした。

アイドル時はほぼ無音で全く気になりません。また、CINEBENCH 2024実行時も多少風切り音が聞こえるだけで、騒音はほとんど気になりません。

騒音レベル目安
100dBA電車が通るときのガードの下
90dBA騒々しい工場の中
80dBA地下鉄の車内
70dBA騒々しい事務所の中
60dBA静かな乗用車
50dBA静かな事務所の中
40dBA図書館の中
30dBAささやき声

消費電力をチェック

平均消費電力(W)
アイドル時
8
CINEBENCH 2024
34

システム全体の平均消費電力をワットチェッカーの「RS-BTWATCH2」で計測しました。

システム全体の平均消費電力は、アイドル時は8W、CINEBENCH 2024実行時は34Wでした。

バッテリーをチェック

バッテリーをチェック

バッテリーレポートで、バッテリー容量と、推定バッテリー駆動時間を調べてみました。

バッテリー容量は約62.7 Whでした。14インチのノートパソコンとしては、平均よりもやや多めの部類に入り、持ち運びにも頼もしい容量といえます。

推定バッテリー駆動時間は以下の通りです。

モード推定駆動時間備考
アクティブ使用時約 8 時間 30 分通常のPC作業時の目安
スリープ/待機時約 20 時間 24 分画面オフ・省電力状態

一般的な作業(Web閲覧・Office書類作成・メールなど)であれば、約7〜9時間持つので、画面の輝度を下げて、より省電力にすれば、1日分のデスクワークをこなすことができます。

Dell 14 Plusのレビューまとめ

Dell 14 Plus
総合評価
( 5 )
メリット
  • 長時間持続するバッテリー性能
  • 上質なアルミボディデザイン
  • キー配列に癖がない
  • 16:10のディスプレイが見やすい
  • AI処理(Copilot+ PC)対応
  • 内蔵グラフィックの性能が高い
デメリット
  • 超軽量PCと比べるとやや重い
  • メモリの増設・交換ができない

Dell 14 Plusは、持ち運びやすさ・バッテリー持ち・作業の快適さのバランスが高い万能ノートパソコンです。

特に約62.7Whの大容量バッテリーと低消費電力のおかげで、バッテリー駆動時間が長く、外出先での作業効率を劇的に引き上げてくれます。

また、Copilot+ PCということで、ローカルでAI処理ができるのも大きな魅力となっています。

1.5kg前後の重さがあるので決して軽量ではないですが、その重さが気にならなければ、毎日連れ出す相棒として大活躍間違いなしです。

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