おすすめのRX 9060 XT搭載のゲーミングPCを紹介! 7月のセールで安いBTOまとめ

2025年6月6日、AMDのメインストリーム向けのGPUの「RADEON RX 9060 XT」を搭載したビデオカードの販売が開始されました。
「RX 9070 XT」の下位に位置し、実質的に、NVIDIAの「RTX 5060 Ti」と対抗となるビデオカードと言えます。
VRAM搭載量は8GBモデルと16GBモデルの2種類があります。
今回の記事では16GB版のRX 9060 XTのゲーム性能、クリエイティブ性能、消費電力をベンチマークし、RX 9060 XTの性能を検証します。
最後にRX 9060 XT搭載のおすすめゲーミングPCについても紹介します。

RX 7600、RTX 5060 Ti 16GB、RTX 5060と比較します。
RX 9060 XTのスペック
RX 9070 XT | RX 9060 XT 16GB | |
アーキテクチャー | RDNA 4 | RDNA 4 |
CU | 64基 | 32基 |
SP | 4096基 | 2048基 |
Ray Accelerator | 64基 | 32基 |
AI Accelerator | 128基 | 64基 |
ROP | 128基 | 64基 |
テクスチャーユニット | 256基 | 128基 |
ベース/ブーストクロック | 2400MHz / 2970MHz | 2530MHz / 3130MHz |
VRAM | GDDR6 16GB | GDDR6 16GB |
メモリーデータレート | 20Gbps | 20Gbps |
メモリーバス幅 | 256bit | 128bit |
メモリー帯域幅 | 640GB/s | 322.3GB/s |
Infinity Cache | 64MB | 32MB |
PCI-Express | Gen5×16 | Gen5×16 |
補助電源コネクター | 8ピン×2 | 8ピン×1 |
グラフィックスカード電力 | 304W | 160W |
参考価格(最安値) ※2025年7月4日時点 | 116,980円 | 59,480円 |
まず、RX 9060 XTのスペックを確認します。
RX 9060 XTのCU(Compute Unit)数は32基と、RX 9070 XTの半分となっています。
CU数以外にも、SP、Ray Acceleretor、ROP、テクスチャーユニット、メモリーバス幅、メモリー帯域幅、Infinity CacheなどもRX 9070 XTのほぼ半分となっています。
つまり、RX 9070 XTのスペックを丁度半分位にしたら、RX 9060 XTになると言っても過言ではありません。
ただし、VRAMはRX 9070 XTと同じ16GBを搭載し、スペックが低い分、グラフィックスカード電力は下がっており、さらに補助電源コネクターも8ピン×1と扱いやすさは向上しています。
GPU-ZでRX 9060 XTの情報を見る


RX 9070 XTの主な特徴
FSR4


FSR4は従来からあるFSR3にAIを組み込み、画質を上げる新しいアップスケーリングです。
実際、FSR4の効果は絶大で、例えば上記の画像ではFSR3.1では塔から伸びているアンテナの描写が甘いですが、FSR4ではきちんと表示され、Native 4Kと画質面でほとんど差がありません。
このFSR4は、RX 9000シリーズのみ使用可能となるアップスケーリングです。
ただし、ゲーム側もFSR4に対応する必要もあり、本格的な普及には時間がかかりそうです。


モンスターハンターワイルズでFSR4を設定してみたところ、FSR3に比べて明らかにボケ感が減り、ディティールがうまく描写されています。


使い方はGPUユーティリティーソフトのAdrenalinから設定できます。基本的にFSR3.1に対応しているゲームであればAdrenalin上に、「FidelityFX スーパー解像度4」という項目が表れます。
これをオンにして、ゲーム側のグラフィックス設定でFSR4を選択すれば、FSR4が適用されます。
AFMF 2.1に対応


AFMF(AMD Fluid Motion Frames)は、前後のフレームから中間フレームを生成して、フレームレートを向上させる技術のことです。
FSR 3やDLSS FGも同じような機能ですが、ゲーム側で対応が必須です。
それらに対して、AFMFはドライバレベルで実装されています。つまり、FSR 3やDLSS FGに非対応のゲームでも、フレーム生成が利用可能になります。
AFMFはバージョン2.1になり、過去のバージョンに比べてゴースティングが減り、さらに使い勝手が向上しています。
VRAM搭載量は16GB


昨今のゲームのVRAM消費量は凄まじいものがあります。例えば、BIOHAZARD RE:4は設定を上げると、フルHD解像度でもVRAM消費量は12GBを超えます。
その点、RX 9070 XTには、容量16GBのVRAMを搭載しています。VRAM消費量の多いゲームでもある程度余裕をもってプレー可能です。
検証に使用したRX 9060 XTのモデル


検証で使用したのは、玄人志向の「RD-RX9060XT-E16GB/DF」です。


表面です。日本製のデュアルボールベアリング採用のファンが2基採用されています。一番右端のファンからの風は裏に抜けていく仕様となっています。
カード長は202mmと短く、コンパクトなPCケースに収めることが可能です。


背面です。金属製のバックプレートが装着されています。ファンからの風が抜けるよう設計されてるため、端にベントが設けられています。


上面です。スリットがもうけられており、ファンからの風が抜けるようになっています。また、「RADEON」と「Power Clor」の文字が装飾されています。


補助電源コネクターは8pin×1となっています。古い電源でも問題なく使えるので、この仕様は嬉しいです。


バスインターフェースはPCI Express 5.0(x16)です。


映像出力はDisplayPort2.1a x2、HDMI2.1b x1という構成です。


重さは実測で649gでした。


検証環境


検証勘定です。CPUは「Ryzen 7 7800X3D」を使用します。
3D V-Cacheテクノロジーを採用しているので、ゲーム性能で重要なL3キャッシュを96MBも搭載しています。RX 9060 XTの性能を最大限引き出すことが可能です。
メモリは32GBを搭載。ゲーム中、まずメモリ不足にはならない搭載量です。周波数はDDR5-4800とデフォルトの状態です。
製品名 | |
---|---|
マザーボード | ASUS ROG STRIX B650-A GAMING WIFI レビュー記事 |
CPU | Ryzen 7 7800X3D |
CPUクーラー | PCCOOLER GAME ICE K4 レビュー記事 |
メモリ | Kingston FURY Renegade DDR5 RGB メモ (16GB×2、DDR5-4800) レビュー記事 |
システム用SSD | WD_BLACK SN770 NVMe レビュー記事 |
アプリケーション用SSD | Kingston NV2 レビュー記事 |
電源 | MSI MAG A850GL PCIE5 |
PCケース | 長尾製作所 SMZ-2WBT-ATX レビュー記事 |
OS | Windows 11 HOME(24H2) |
電源プラン | バランス |
RX 9060 XTのゲーム性能を検証
3DMark
Steel Nomad


まず、定番の3Dグラフィックスベンチマークの「3D Mark」を見ていきます。
「Steel Nomad」は、「DirectX 12 Future Level 12_0」が用いられ、現行世代のゲームの指標となるベンチマークです。
RX 9060 XTはRTX 5060 Tiを若干上回るスコアを獲得しています。前世代のRX 7600に対しては約45%の差をつけて上回っています。
3DMark DirectX Raytracing feature test


続いて「3DMark DirectX Raytracing feature test」です。テスト全体をレイトレーシングでレンダリングするので、GPUのレイトレーシング性能を計測できます。結果はスコアーではなく、fpsで表示されます。
RX 9060 XTはRTX 5060 Tiに対して約29%の差をつけられ下回っています。RTX 5060に対しても約9%下回っています。
一方、RX 7600に対しては約56%の差をつけて上回っています。
RDNA4でレイトレーシング性能が強化され、前世代のRDNA3からは大幅にパワーアップしています。ただ、それでも現行世代のRTXシリーズには一歩及ばない結果となりました。
Assassin’s Creed Shadows


・画質:最高
・レイトレーシング:全体的に拡散+反射
・解像度:フルHD、WQHD、4K
・アップスケーリング:DLSS/FSRクオリティ
・フレーム生成:有効
※ベンチマークモードで計測


「Assassin’s Creed Shadows」です。
MFGに対応しているので、RTX 5060、RTX 5060 Tiには「MFG x4」を適用しています。
やはり、MFGを適用できる「RTX 5060」、「RTX 5060 Ti」のフレームレートの伸びは素晴らしく、MFGが設定できないRADEON勢は不利です。
フルHDで比較すると、RTX 5060 Tiに対して、約42%の差をつけられて下回っています。
一方、RX 7600に対しては、フルHDでは、約92%という圧倒的な差をつけて上回っています。
Ghost of Tsushima


・画質:非常に高い
・解像度:フルHD、WQHD、4K
・アップスケーリング:DLSS/FSRクオリティ
・フレーム生成:オン
※貴市の集落から豆酘平原に至る道を馬で1分間駆け抜けてるときのフレームレートを計測


「Ghost of Tsushima」です。
このゲームはRADEONが有利ということで、RADEON勢のフレームレートの伸びは素晴らしいものがあります。
特にRX 9060 XTは、フルHDではRTX 5060 Tiに対しては、約34%の差をつけて上回っています。
Monster Hunter Wilds


・画質:ウルトラ
・レイトレーシング:高
・解像度:フルHD、WQHD、4K
・アップスケーリング:DLSS/FSRクオリティ
・フレーム生成:オン
※ベンチマークモードで計測


「Monster Hunter Wilds」です。
このゲームはRADEONが有利ということで、RADEON勢のフレームレートの伸びは素晴らしいものがあります。
特にRX 9060 XTは、フルHDではRTX 5060 Tiに対しては、約28%の差をつけて上回っています。
このゲームはVRAM消費量が激しく、VRAM8GBのRTX 5060はVRAM不足でフレームレートがさっぱり出ません。
RX 7600もVRAM8GBですが、RADEONの場合、このゲームでは、強制的に画質を一時的に下げてフレームレートを維持する機能が働きます。
そのため、RX 7600もそれなりにフレームレートが出ていますが、グラフィックは非常に汚いので実用的ではありません。
Cyberpunk 2077


・画質:オーバードライブ
・解像度:フルHD、WQHD、4K
・アップスケーリング:DLSS/FSRクオリティ
・フレーム生成:オン
※ベンチマークモードで計測


「Cyberpunk 2077」です。
MFGに対応しているので、RTX 5060 Ti、RTX 5070には「MFG x4」を適用しています。
パストレーシングが有効になるオーバードライブ設定なので、RADEON勢のフレームレートの伸びはRTX 5060 Tiに比べてイマイチです。
フルHDでは、RTX 5060 TiはRX 9060 XTに対して、約76%の差をつけて上回ります。
RTX 5060 Tiは元々レイトレーシング性能が高く、さらにMFGが設定できるので、RX 9060 XTは不利です。
オーバードライブ設定ではVRAM消費量が8GBを超えるため、RTX 5060、RX 7600のフレームレートはサッパリ伸びていません。
黒神話:悟空


・画質:最高
・フルレイトレーシング:超高
・解像度:フルHD、WQHD、4K
・アップスケーリング:DLSS/FSRクオリティ
・フレーム生成:オン
※ベンチマークソフトで計測


「黒神話:悟空」です。
フルレイトレーシングはいわゆるパストレーシング設定なので、負荷は非常に重いです。
そのため、RADEON勢のフレームレートの伸びはRTXシリーズに比べてイマイチです。
フルHDでは、RTX 5060 TiはRX 9060 XTに対して、約49%の差をつけて上回ります。さらにRTX 5060もフルHDで、RX 9060 XTに対して、約19%の差をつけて上回ります。
Skull and Bones


・画質:ウルトラ
・解像度:フルHD、WQHD、4K
・アップスケーリング:DLSSクオリティ
・レイトレーシング:オン
※ベンチマークモードで計測


「Skull and Bones」です。
RX 9060 XTのフレームートの伸びは素晴らしく、フルHDではRTX 5060 Tiに対して、約8%上回ります。
RX 7600のフレームレートは周りと比べて一段と低いです。レイトレーシング性能が低いので、フレームレートの伸びがイマイチになっています。
RX 9060 XTのフレームレートがRX 7600に比べて大幅に伸びているのは、レイトレーシング性能が大幅に強化されたからです。
Marvel Rivals


・画質:最高
・解像度:フルHD、WQHD、4K
・アップスケーリング:DLSS/FSRクオリティ
・フレーム生成:オン
※ベンチマークモードで計測


「Marvel Rivals」です。MFGに対応しているので、RTX 5060 Ti、RTX 5070には「MFG x4」を適用しています。
このゲームもMFGの効果はすさまじく、RTX 5060 Ti、RTX 5060のフレームレートは恐ろしく伸びています。
RX 9060 XTはフルHDで、RTX 5060 Tiに対して約46%、RTX 5060に対して約26%下回っています。
FFXIV: 黄金のレガシー


・画質:最高
・解像度:フルHD、WQHD、4K
※ベンチマークソフトで計測


「FFXIV: 黄金のレガシー」です。
このゲームはNVIDIAに最適化されているため、RADEONのフレームレートは伸びづらいです。
フルHDでは、RX 9060 XTは、RTX 5060 Tiに対して約15%、RTX 5060に対して約3%下回っています。
Stellar Blade


・画質:とても高い
・解像度:フルHD、WQHD、4K
・アップスケーリング:FSR3クオリティ
・フレーム生成:オン
※ステージ序盤で1分間走ってフレームレートを計測


「Stellar Blade」です。
MFGに対応しているので、RTX 5060、RTX 5060 Tiには「MFG x4」を適用しています。
やはり、MFGを適用できる「RTX 5060」、「RTX 5060 Ti」のフレームレートの伸びは素晴らしく、MFGが設定できないRADEON勢は不利です。
フルHDで比較すると、RX 9060 XTはRTX 5060 Tiに対して、約58%の差をつけられて下回っています。
とはいえ、RX 9060 XTでも平均フレームレートは、フルHDで200fps、WQHDで100fpsを超えているので十分快適にプレーできます。
ARMORED CORE VI


・画質:最高
・解像度:1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドット
※ミッション武装採掘艦護衛で計測


「ARMORED CORE VI」です。
このゲームはNVIDIAに最適化されているため、RADEONのフレームレートは伸びづらいです。
そのため、RTX 5060 Ti、RTX 5060ともにフルHDの平均フレームレートはこのゲームの上限の120fps近くに達しています。
RX 9060 XTもフレームレートは伸び悩んでいるとはいえ、フルHD、WQHDで平均60fpsを超えています。
配信・録画中のゲーム性能


OBSを用いて、配信・録画中の平均フレームレートを計測します。ゲームはFFXIV: 黄金のレガシーベンチマーク(フルHD・最高設定)で、配信先はTwitchです。
配信・録画しても平均フレームレートは約3%の下落と、ほとんど影響はありません。
配信・録画の設定
映像エンコーダー | AMD HW H.264(AVC) |
---|---|
出力 | 1920×1080 |
フレームレート | 60 |
レート制御 | CBR |
ビットレート | 6000 Kbps |
キーフレーム間隔 | 2s |
プリセット | Quality |
プロファイル | high |
最大Bフレーム | 3 |
RX 9060 XTのクリエイティブ性能を検証
HandBrake


無料のエンコードソフトの「HandBrake」です。
10分の4Kソースの動画をH.265 2160P 4KにGPUエンコードする速度を計測します。fpsが高いほど、動画のエンコードの速度が速いことを意味します。
NVIDIA製のGPUはNVENCを、AMD製のGPUにはVCNを選択しています。
RX 9060 XTのエンコード速度は非常に遅いです。前世代のRX 7600に比べても約64%速度が遅いです。
おそらくHandBrakeへの最適化がイマイチだと思われます。ドライバが成熟してきたら速度は速くなると思います。
AviUtl


フリー動画編集ソフト「Aviutl」を使用して、動画のエンコード速度をテストします。エンコーダーはRADEONのGPUのエンコーダー、「VCEEnc」を使用します。
10分の4Kソースの動画をGPUエンコードにかかった時間を計測します。
NVIDIA製のGPUはNVEncを、AMD製のGPUにはVCNEncを選択しています。
RX 9060 XTのエンコード速度は、HandBrakeほど極端に遅いわけではないですが、RTX勢に比べると若干遅い印象です。
Blender benchmark


「Blender benchmark」です。オープンソースの3DモデリングソフトのBlenderのパフォーマンスを測定します。
CUDAが使えないRADEON勢のスコアはイマイチ伸びていません。
RX 9060 XTの総合スコアーはRTX 5060 Tiに対して、96%下回っています。
Stable Diffusion


画像生成AIの「Stable Diffusion」のベンチマークです。定番ベンチマークとして使われている「ハローアスカベンチマーク」を使用します。512×512サイズの画像を10枚生成した時間を計測します。
結果を見たら一目瞭然ですが、RADEON勢の生成スピードは非常に遅いです。理由は簡単です。CUDAが使えないからです。
「ROCm」を使用すれば生成スピードは速くなるのですが、Linuxでしか使えません。そのため、Windowsでは「DirectML」を使用するしかありません。
設定
起動オプション | –xformers –opt-channelslast |
---|---|
Positive | masterpiece, best quality, masterpiece, asuka langley sitting cross legged on a chair |
Negative | lowres, bad anatomy, bad hands, text, error, missing fingers, extra digit, fewer digits, cropped, worst quality, low quality, normal quality, jpeg artifacts,signature, watermark, username, blurry, artist name |
モデル | AnythingV3 |
sampling method | Euler |
Width | 512 |
Height | 512 |
sampling steps | 28 |
Batch count | 10 |
Batch size | 1 |
CFG Scale | 12 |
Seed | 2870305590 |
起動オプション | RTXシリーズ:–xformers –opt-channelslast RADEON:–precision full –no-half –opt-sub-quad-attention –disable-nan-check –skip-torch-cuda-test |
RX 9060 XTの消費電力を検証


FFXIV: 黄金のレガシーベンチマーク(4K・最高設定)実行中の消費電力を見ていきます。グラボ単体ではなく、システム全体の消費電力です。
ワットチェッカーはラトックシステムの「RS-BTWATCH2」を使用します。
RX 9060 XTの消費電力はRTX 5060 Tiより若干高い印象です。といっても差は10Wほどなどで、そこまで差はありません。
消費電力はRX 7600から微増なのに、性能は爆上がりなので、RX 9060 XTのワットパフォーマンスは前世代に比べて大幅に進化しています。
RX 9060 XTの性能まとめ
メリット | デメリット |
---|---|
フルHDで快適なゲーム体験が可能 WQHDでも十分プレー可能 VRAM16GBなのでグラフィック設定を上げても問題なし RADEON有利なゲームだとゲーム性能は大幅に向上 レイトレーシング性能は十分高い FSR4で画質を上げることが可能FSR FGでフレームレートを大幅に上げることが可能 AFMF 2.1でアップスケーリング・フレーム生成非対応のゲームのフレームレートを大幅に上げることが可能 配信性能が高い RTX 5060 Tiよりコスパは優秀 | 4Kゲームは厳しい パストレーシング性能は低い ゲーム性能は全体的にRTX 5060 Tiに劣る NVIDIA有利なゲームだとゲーム性能はRTX 5060にも劣る MFG有効だとゲーム性能はRTX 5060に劣る場合も 消費電力はRTX 5060 Tiよりやや高い クリエイティブ性能は低い |
「RX 9060 XT」は非常にコスパが高いグラボです。
RTX 5060 Tiより1万円以上安いのに、十分なゲーム性能を発揮します。VRAMを16GBを搭載しているので、VRAM8GBのグラボではプレー不可能なゲームも快適にプレー可能です。
前世代の「RX 7600」と比較しても、ゲームによっては2倍以上のフレームレートを出して上回っています。またレイトレーシング性能もRTXシリーズには少し劣るものの、十分進化しています。
ただ、パストレーシング性能だけは低いのでその点は注意が必要です。
パフトレーシングは真のレイトレーシングといわれ、圧倒的なビジュアル体験が売りのグラフィック設定です。RX 9060 XTのパストレーシング性能は低いので、設定を有効にすると、フレームレートはがた落ちします。
パストレーシングの設定をオフにしてゲームを遊ぶことが推奨されます。
RX 9060 XTを探す
RX 9060 XT搭載おすすめゲーミングPC
【FRONTIER】FRGKB550/WS525


OS | Windows 11 Home |
---|---|
CPU | Ryzen 7 5700X |
メモリ | 32GB |
GPU | RX 9060 XT(16GB) |
ストレージ | 1TB NVMe対応 M.2 SSD |
価格 | 152,800円 |
詳細を見る
CPU | Ryzen 7 5700X |
---|---|
GPU | RX 9060 XT(16GB) |
CPUクーラー | 空冷CPUクーラー |
メモリ | 32GB(16GB×2) DDR4-3200 |
ストレージ | 1TB Gen 4 NVMe(Crucial P3 Plus) |
マザーボード | B550チップセット Asrock B550M-HDV |
M.2 スロット数 | 1個(空き0) |
幅×高さ×奥行 | 約215mm×約347mm×約401mm |
電源 | 600W 80PLUS BRONZE |
ネットワーク | 有線:1Gbps 無線:なし |
納期 | 6日 |
保証 | 1年間センドバック保証 |
価格 | 152,800円 |


メリット | デメリット |
---|---|
小型ケースを採用 メモリ32GB搭載 | M.2 SSDの増設ができない |
『Ryzen 7 5700X』×『RX 9060 XT(16GB)』を搭載したゲーミングPCです。
Ryzen 7 5700Xは、RX 9060 XT(16GB)と組み合わせる上で相性の良いCPUです。
メモリ32GBと大容量。ストレージは1TBと必要最低限。
マザーボードのB550M-HDVのM.2スロットは1基のみと、拡張性は限定的です。
PCケースは容量30Lのコンパクトサイズです。垂直エアフロー構造を採用し、冷却性能も優秀です。
\ メモリ32GB搭載が魅力的! /
RX 9060 XTに関してよくある質問まとめ
- RX 9060 XTかRTX 5060 Ti、どちらがおすすめ?
-
総合的な性能ではRTX 5060 Tiに軍配が上がります。特にMFGを使うことで、ミドルクラス帯とは思えないくらいのフレームレートを出します。ただし、価格はRX 9060 XTより1万円以上高いので、予算を重視する場合、RX 9060 XTを選んでもいいと思います。
- RX 9060 XTには16GBと8GBの2種類がありますが、どちらがおすすめ?
-
圧倒的に16GB版がおすすめです。たしかに8GB版の方が少し安いですが、昨今のゲームはフルHDですら、VRAM8GB以上を余裕で消費します。8GB版ではプレーできないゲームも今後も増えてくると思うので、絶対に選ぶべきではありません。
- FSR4ではフレームレートは伸びない?
-
FSR4を設定してもフレームレートは伸びません。純粋に画質が向上する機能だと思っていいです。
まとめ
RX 9060 XT搭載モデルは最安モデルでは15万円台前半で購入可能です。
VRAM搭載量が16GBもあり、中途半端な価格のVRAM8GB搭載モデルを購入するより、圧倒的にゲームを楽します。
低予算で最新のAAAタイトルのゲームをグラフィックの設定を最高にして楽しみたいというのであれば、RX 9060 XT搭載モデルは間違いなくおすすめできます。
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