パソコンの検証を頻繁にするのなら、普通のPCケースの場合、マザーボードの入れ替えに苦戦します。
そこで役に立つのが、ベンチ台です。ベンチ台であれば、マザーボードの入れ替えが容易になるからです。
今回は横置き、縦置きの両方に対応しているという珍しいベンチ台、SMZ-2WBT-ATXを購入したのでレビューしたいと思います。
SMZ-2WBT-ATXの仕様
対応マザーボード | mini-ITX, mini-DTX, micro-ATX, ATX |
対応ドライブ | 2.5インチ1台と3.5インチ1台同時取り付け可能 (取り付け方により複数取り付け可能) |
拡張スロット数 | 7スロット |
対応電源 | ATX電源 |
電源スイッチ | 簡易電源スイッチ |
寸法 | 約 横幅380㎜ × 奥行285mm × 高さ260㎜(組立時 / 平置き) |
重量 | 約 2.4kg |
材質 | 1.6mm厚 スチール(分割式L型スロット金具は2.0mm厚) |
色 | 黒色(塗装) |
RoHS指令 | 準拠 |
パッケージ内容 | 組み立てネジ一式、ゴム足、簡易電源スイッチ、ケーブルバンド、組立説明書 |
SMZ-2WBT-ATXとは
SMZ-2WBT-ATXはオープンフレームPCケースで有名な長尾製作所とオーバークロッカー清水氏とのコラボで生まれた2WAY ベンチテーブルです。
SMZ-2WBT-ATXの設計には清水氏の競技経験が存分に活かされています。そのため、一般的なベンチテーブルと異なり、様々な特徴がありま。
中でも最大の特徴が、横置き、縦置き両対応という点です。普段は横置きで使い、ディスプレイとして使うときだけ縦置きといった使い分けが可能です。
SMZ-2WBT-ATXの内容物一覧
SMZ-2WBT-ATXの内容物一覧です。一つずつ詳しく見ていきます。
マザーボードベースです。
スタンドです。2つあります。
電源ブランケットです。
2スロットPCIブランケットです。2つあります。
3スロットPCIブランケットです。
ネジ類です。全部で5袋あります。
電源スイッチです。
ケーブルを束ねる帯です。
取り扱い説明書と組み立て手順書です。組み立て手順書はかなり簡易的なので、率直に言って分かりにくいです。
SMZ-2WBT-ATXの組み立て
マザーボード固定用スペーサーを取り付けます。
マザーボード固定用スペーサーの取り付け方法は2種類あります。自分の場合、頻繁にマザーボードの入れ替えをしたいので、ねじ止めをしない、取り付け方法その①を選びました。
スタンドを取り付けます。
電源ブランケットを取り付けます。
縦置き用のゴム脚をつけます。
横置き用のゴム脚をつけます。
組み立ては一通り完成です。
ATXマザーボード、M-ATXマザーボード、Mini-ITXマザーボードを仮置きしてみました。やはり一番しっくりくるのはATXマザーボードです。逆にMini-ITXマザーボードの場合、広大なスペースができてしまい、違和感が半端ないです。
SMZ-2WBT-ATXを使うのなら、ATXマザーボードか、M-ATXマザーボードをおすすめします。
SMZ-2WBT-ATXにマザーボードを取り付け
それではSMZ-2WBT-ATXにマザーボードを取り付けます。取り付けるマザーボードは、M-ATXのMSI PRO B660M-Aです。
電源を取り付けます。
ストレージを取り付けます。ストレージは、スタンドに取り付けます。取り付け方法は2種類あるのですが、おすすめは面でとりつける、取り付け方法その①です。
取り付け方法その②だと複数のストレージを取り付けることができますが、ベンチ台からストレージがはみ出るので、見栄えがよくありません。
マザーボードを仮置きし、PCIブランケットを取り付けます。
ビデオカードをPCIブランケットに取り付けます。なおビデオカードをとりつけると、その部分がマザーボードベースに固定されるので、簡単にマザーボードを取り外しできなくなります。
もしマザーボードを簡単に取り外ししたいのであれば、ビデオカードは搭載しない方がいいです。
あとは配線をして完成です。
簡易水冷式CPUクーラーを使用する場合は、ラジエーターを上部にある折り返し部分に取り付ける必要があります。
SMZ-2WBT-ATXの良かったところ・悪かったところ
まとめ
最近、CPUクーラーの検証を本格的に始めているので、このベンチ台を導入してから、検証がはかどります。
自分は検証目的で購入しましたが、単純にPCケースとして導入するのもありだと思います。質感も十分高く、映えます。
横置き、縦置きに対応しているので、気分に合わせて置き方を変えられるのも魅力的です。
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