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RTX 5060 Tiの性能を解説! セールで安いおすすめゲーミングPCも紹介

RTX 5060 TiのゲーミングPC

2025年4月20日、NVIDIAのGPUのRTX 5060 Tiを搭載したビデオカードの販売が開始されました。

VRAM8GB版とVRAM16GB版の2種類のモデルが展開されています。

RTX 5060 TiはRTX50シリーズのなかでもミドル帯に位置し、先代モデルのRTX 4060 Tiに比べて、性能だけでなく、MFGなどの機能面でも大きく進歩しました。

今回の記事ではRTX 5060 Tiの特徴、ゲーム性能を解説し、最後におすすめのゲーミングPCを紹介します。

目次

RTX 5060 Tiの仕様

RTX 5070RTX 5060 TiRTX 4060 Ti
アーキテクチャーBlackwellBlackwellAda Lovelace
SM48基36基34基
CUDAコア6,144基4,608基4,352基
RTコア48基(Gen4)36基(Gen4)34基(Gen3)
Tensorコア192基(Gen5)144基(Gen5)136基(Gen4)
L2キャッシュ40MB32MB32MB
ベース/ブーストクロック2,165MHz / 2,510MHz2407MHz / 2,572MHz2,310MHz / 2,535MHz
VRAMGDDR7 12GBGDDR7 16GB/8GBGDDR6 16GB/8GB
メモリーデータレート28Gbps28Gbps21Gbps
メモリーバス幅192bit128bit128bit
メモリー帯域672GB/s448GB/s288GB/s
PCI-ExpressGen5×16Gen5×8Gen4×8
グラフィックスカード電力250W180W160W

一見すると、前世代のRTX 4060 Tiに比べると、RTX 5060 Tiのスペックは大きく向上していないように見えます。

CUDAコア数は若干ですがRTX 5060 Tiが上回っていますが、SMやL2キャッシュ、メモリーバス幅などほぼ同じです。

ただし、RTX 5060 TiのVRAMはGDDR7に進化しており、メモリー帯域はRTX 4060 Tiと比べて約43%太くなっています。

これによって、高負荷なゲームではRTX 4060 Tiよりパフォーマンスが発揮しやすいです。

一方、上位のRTX 5070と比較すると、CUDAコア数では約29%少なく、明確に差をつけられています。ただし、RTX 5060 Ti(16GB版)はVRAM16GBあるので、VRAM12GBのRTX 5070よりVRAM搭載量が多いです。

RTX 5060 Tiの主な特徴

DLSS MFG(Multi Frame Generation)

MFG
引用:NVIDIA

DLSS MFG(Multi Frame Generation)は、1つのレンダリングフレームから最大3つのフレームを追加し、フレームレートを大幅に向上させるフレーム生成の技術です。

従来からあるDLSS FGが単一のフレームを追加するのに対して、DLSS MFGは複数のフレームを追加するので、DLSS FGと比べると、大幅なフレームレート向上が見込まれます。

このDLSS MFGは、RTX50シリーズのGPUに限定されます。

Smooth Motion

smooth motion

Smooth MotionはDLSS FGに対応していないゲームでも、フレーム生成してフレームレートを大幅に向上させる技術です。

いわゆるAMDのAFMFと同じような機能です。

このSmooth Motionは、順次他のRTXシリーズも使えるようになるらしいですが、現時点ではRTX50シリーズのGPUに限定されます。

Reflex 2

reflex2
引用:NVIDIA

 Reflex 2はゲーマー向けの遅延を抑制する機能であるReflexの新バージョンで、ゲームのレイテンシーを最大75%短縮します。

このReflex 2は、順次他のRTXシリーズも使えるようになるらしいですが、現時点ではRTX50シリーズのGPUに限定されます。

VRAM搭載量は16GB or 8GB

容量16GBのVRAMを搭載

昨今のゲームのVRAM消費量は凄まじいものがあります。例えば、BIOHAZARD RE:4は設定を上げると、フルHD解像度でもVRAM消費量は12GBを超えます。

その点、RTX 5060 Tiには、VRAM搭載量が16GB版と8GB版の2種類が用意されています。

16GB版であれば、VRAM消費量の多いゲームでも余裕をもってプレー可能です。

検証に使用したRTX 5060 Tiのモデル

PRIME GeForce RTX 5060 Ti 16GB GDDR7

検証で使用したのは、ASUSの「PRIME GeForce RTX 5060 Ti 16GB GDDR7」です。VRAM16GB搭載のRTX 5060 Tiです。

トリプルファン仕様

表面です。ファンを3基搭載する、トリプルファン仕様となっています。一番右端のファンからの風は裏に抜けていく仕様となっています。

カード長は304mmですが、SFF(Small Form Factor)規格に対応しているので、コンパクトなPCケースに収めることが可能です。

金属製のバックプレートが装着

背面です。金属製のバックプレートが装着されています。ファンからの風が抜けるように設定されているため、ヒートシンクを目視できます。

上面

上面です。スリットがもうけられており、ファンからの風が抜けるようになっています。

パフォーマンスモード、静音モードの切り替えが可能

BIOSスイッチで、パフォーマンスモード、静音モードの切り替えが可能です。

補助電源コネクターは8pin×1

補助電源コネクターは8pin×1となっています。古い電源でも問題なく使えるので、この仕様は嬉しいです。

バスインターフェースはPCI Express 5.0(x16)

バスインターフェースはPCI Express 5.0(x8)です。

映像出力はDisplayPort 2.1b×3基、HDMI2.1b×1基という構成

映像出力はDisplayPort 2.1b×3基、HDMI2.1b×1基という構成です。

重さは実測で912g

重さは実測で912gでした。

付属品一覧

付属品一覧です。ビデオカードホルダーは付属しない代わりに、ケーブルをまとめるテープが付属します。

GPU-ZでRTX5060Tiの情報を取得
GPU-Zで情報を取得

現状、非OC版は買えないみたいなので、代わりにOC版の商品リンクを貼っておきます。

検証環境

検証環境

CPUはRyzen 7 7800X3Dを使用します。

3D V-Cacheテクノロジーを採用しているので、ゲーム性能で重要なL3キャッシュを96MBも搭載しています。グラボの性能を最大限引き出すことが可能です。

製品名
マザーボードASUS ROG STRIX B650-A GAMING WIFI
レビュー記事
CPURyzen 7 7800X3D
CPUクーラーPCCOOLER GAME ICE K4
レビュー記事
メモリKingston FURY Renegade DDR5 RGB メモ
(16GB×2、DDR5-4800)
レビュー記事
システム用SSDWD_BLACK SN770 NVMe
レビュー記事
アプリケーション用SSDKingston NV2
レビュー記事
電源MSI MAG A850GL PCIE5
PCケース長尾製作所 SMZ-2WBT-ATX
レビュー記事
OSWindows 11 HOME(24H2)
電源プランバランス

RTX 5060 Tiのゲーム性能を検証

今回はRTX 5070、RTX 4060 Ti、RTX 3060 Tiを比較対象とします。なお、RTX 4060 Tiは8GBバージョンです。

3DMark

ラスタライズ系

3DMark(ラスタライズ系)

3D Markのラスタライズ系のベンチマークです。

前世代のRTX 4060 Tiと比べると、大幅にパワーアップしています。負荷の重いFire Strike Ultra、Steel Nomadに関しても、大きく上回っています。

メモリー帯域が太くなっているので、高負荷なテストでもRTX 5060 Tiのスコアは順調に伸びています。

一方、上位のRTX 5070と比べると、全体的にスコアは大きく下回っています。

レイトレーシング系

3DMark(レイトレーシング系)

続いてレイトレーシング系のベンチマークです。

レイトレーシング性能も、RTX 4060 Tiから順調に性能が伸びています。RTX 4060 Tiではレイトレーシングを有効にすると厳しいゲームでも、RTX 5060 Tiであれば、快適に遊べる可能性があります。

ただし、こちらのテストでもRTX 5060 Tiのスコアは、RTX 5070と大きな差をつけられ、大きく下回っています。

Assassin’s Creed Shadows

Assassin's Creed Shadows
設定

・画質:最高
・レイトレーシング:全体的に拡散+反射
・解像度:フルHD、WQHD、4K
・アップスケーリング:DLSS/FSRクオリティ
・フレーム生成:有効

※ベンチマークモードで計測

Assassin's Creed Shadowsのベンチマーク結果

「Assassin’s Creed Shadows」です。MFGに対応しているので、RTX 5060 Ti、RTX 5070にはMFG 4×を適用しています。

RTX 5060 TiのフレームレートはRTX 4060 Tiと比べて2倍以上に伸びています。

このゲームは最高設定だとVRAM消費量が激しく、VRAM8GBのRTX 4060 Tiではフレームレートは全く伸びません。

VRAM16GB、さらにMFGに対応しているRTX 5060 Tiであれば、十分快適に遊べます。

RTX 5060 TiはフルHD、WQHD、4Kとすべての解像度で快適にプレー可能です。

Ghost of Tsushima

Ghost of Tsushima
設定

・画質:非常に高い
・解像度:フルHD、WQHD、4K
・アップスケーリング:DLSS/FSRクオリティ
・フレーム生成:オン

※貴市の集落から豆酘平原に至る道を馬で1分間駆け抜けてるときのフレームレートを計測

Ghost of Tsushimaのベンチマーク結果

「Ghost of Tsushima」です。

RTX 5060 Tiの平均フレームレートは、RTX 4060 Tiを圧倒して、上回っています。

VRAM容量だけでなく、帯域も関係しているのか、このゲームではRTX 4060 Tiの平均フレームレートの伸びはイマイチです。RTX 3060 Tiにすら負けています。

その点、帯域、VRAM容量豊富なRTX 5060 Tiはこのゲームとの相性が良好です。

RTX 5060 TiはフルHD、WQHD、4Kとすべての解像度で快適にプレー可能です。

Monster Hunter Wilds

フレームレートがガクッと落ちる
設定

・画質:ウルトラ
・解像度:フルHD、WQHD、4K
・アップスケーリング:DLSS/FSRクオリティ
・フレーム生成:オン

※ベンチマークモードで計測

Monster Hunter Wildsのベンチマーク結果

「Monster Hunter Wilds」です。

このゲームはVRAM消費量が激しく、ウルトラ設定ではVRAM8GBでは到底足りません。

したがって、VRAM8GBのRTX 4060 Ti、RTX 3060 Tiでは平均フレームレートの伸びがイマイチです。さらに帯域も重要で、帯域が狭いRTX 4060 Tiの平均フレームレートは、RTX 3060 Tiを大きく下回ります。

一方、VRAM16GB、帯域が太いRTX 5060 Tiでは、余裕をもってプレー可能です。

RTX 5060 TiはフルHD、WQHDの解像度で快適にプレー可能です。4Kはギリギリ平均60fpsを超えているので、快適なプレーは流石に厳しいです。

Cyberpunk 2077

Cyberpunk 2077
設定

・画質:ウルトラ
・解像度:フルHD、WQHD、4K
・アップスケーリング:DLSS/FSRクオリティ
・フレーム生成:オン

※ベンチマークモードで計測

Cyberpunk 2077のベンチマーク結果

「Cyberpunk 2077」です。MFGに対応しているので、RTX 5060 Ti、RTX 5070にはMFG 4×を適用しています。

RTX 5060 TiのフレームレートはRTX 4060 Tiと比べて2倍以上に伸びています。

このゲームは、MFGが効果的で、適用させると爆発的にフレームレートが伸びます。MFGに非対応のRTX 4060 Tiとの差は大きいです。

RTX 5060 TiはフルHD、WQHD、4Kとすべての解像度で快適にプレー可能です。

黒神話:悟空

黒神話:悟空
設定

・画質:最高
・解像度:フルHD、WQHD、4K
・アップスケーリング:DLSS
・フレーム生成:オン

※ベンチマークソフトで計測

黒神話:悟空のベンチマーク結果

「黒神話:悟空」です。

他のゲームとは異なり、RTX 4060 Tiと比較して、平均フレームレートは大きく上回っていません。

純粋にGPU性能が求められるゲームでもあるので、RTX 5070のほうが遥かに高いパフォーマンスを発揮します。

とはいえ、製品版ではMFGが使えるので、それを加味すると、RTX 5060 TiでもWQHDまでであれば、快適にプレーできそうです。

Skull and Bones

Skull and Bones
設定

・画質:ウルトラ
・解像度:フルHD、WQHD、4K
・アップスケーリング:DLSSクオリティ
・レイトレーシング:オン

※ベンチマークモードで計測

Skull and Bonesのベンチマーク結果

「Skull and Bones」です。

VRAMを大きく消費しないゲームなのか、RTX 4060 Tiとの差はほとんどありません。純粋にGPUの性能が求められるゲームなので、ここでもRTX 5070の強さが目立っています。

RTX 5060 TiはフルHD、WQHD、4Kとすべての解像度で快適にプレー可能です。

Marvel Rivals

Marvel Rivals
設定

・画質:最高
・解像度:フルHD、WQHD、4K
・アップスケーリング:DLSS/FSRクオリティ
・フレーム生成:オン

※トレーニングで一定のコースを周回して計測

Marvel Rivalsのベンチマーク結果

「Marvel Rivals」です。MFGに対応しているので、RTX 5060 Ti、RTX 5070にはMFG 4×を適用しています。

MFGの効果はすさまじく、RTX 4060 Tiの倍近くの平均フレームレートが出ています。

240Hzモニターなどを使用し、高リフレッシュレートでゲームをしたい場合、RTX 5060 Tiは有力な候補となります。

RTX 5060 TiはフルHD、WQHD、4Kとすべての解像度で快適にプレー可能です。

FFXIV: 黄金のレガシー

設定

・画質:最高
・解像度:フルHD、WQHD、4K

※ベンチマークソフトで計測

FFXIV: 黄金のレガシーのベンチマーク結果

「FFXIV: 黄金のレガシー」です。

RTX 4060 Tiと比較して、平均フレームレートは、約20fpsの差をつけて上回っています。

一方、RTX 5070との比較では大きな差をつけられて下回っています。VRAMよりも純粋なGPU性能が求められるタイトルなので、RTX 5060 Tiは思ったよりパフォーマンスは発揮できてないようです。

RTX 5060 TiはフルHD、WQHDの解像度で快適にプレー可能です。

Far Cry 6

Far Cry 6
設定

・画質:最高
・解像度:フルHD、WQHD、4K
・アップスケーリング:FSRクオリティ

※ベンチマークモードで計測

Far Cry 6のベンチマーク結果

「Far Cry 6」です。

RTX 4060 Tiから20fpsほど差をつけて上回っています。このゲームのアップスケーリングはFSRしかありませんが、FSRに設定した場合も、RTX 5060 Tiの性能はきちんと発揮されています。

RTX 5060 TiはフルHD、WQHD、4Kとすべての解像度で快適にプレー可能です。

RTX 5060 Tiのクリエイティブ性能を検証

Stable Diffusion

stable diffusion

画像生成AIのStable Diffusionを使って画像生成AIの性能をチェックします。画像サイズ512×512の画像を10枚生成にかった時間を計測します。設定は下記の通りです。

設定
起動オプション–xformers –opt-channelslast
Positivemasterpiece, best quality, masterpiece, asuka langley sitting cross legged on a chair
Negativelowres, bad anatomy, bad hands, text, error, missing fingers, extra digit, fewer digits, cropped, worst quality, low quality, normal quality, jpeg artifacts,signature, watermark, username, blurry, artist name
モデルAnythingV3
sampling methodEuler
Width512
Height512
sampling steps28
Batch count10
Batch size1
CFG Scale12
Seed2870305590
Stable Diffusion

現状、RTX50シリーズでstable diffusionを使って画像生成を使用するとエラーが起きてしまいます。このエラーはcuda、pythonのアップデートを試すことで解決はできます。

ただ、そのエラーが原因なのか知りませんが、RTX 5060 Tiの画像生成の処理はあまり早いとは言えない結果に終わりました。RTX 4060 Tiに比べて約6秒ほど遅いです。

今後のアップデートで結果は変わると思うので、今回の検証結果はあくまでも参考程度にとどめておいてください。

画像サイズ512×512程度ではあまりVRAMを消費しないようです。もっと厳しい設定で画像生成をした場合、VRAMを激しく消費するので、VRAM16GBのRTX 5060 Tiは真価を発揮します。

PCMark 10 Extended

PCMark 10 Extended

「PCMark 10 Extended」です。パソコンの総合性能を計測することができます。

なぜかProductivityのスコアはイマイチ伸びなかったですが、Digital Content Creation、GamingはRTX 4060 Tiと比較して、順調にスコアを伸ばしています。

Digital Content Creationでは、「Photo Editing(写真編集)」、「Video Editing(動画編集)」、「Rendering and Visualization(レンダリング)」の3つのワークロードから構成されています。

VRAM16GBと大容量のVRAM搭載量を持つ、RTX 5060 Tiは上記のような作業であれば、より性能を発揮しやすいと言えます。

HandBrake

handbrake

「HandBrake」です。動画のエンコードソフトです。

10分の4Kソースの動画をH.265 NVENC 2160P 4Kに変換する速度を計測します。fpsが高いほど、動画のエンコードの速度が速いことを意味します。

NVENCの世代が新しくなっているため、エンコード速度はRTX 4060 Tiと比較して、確実に向上しています。

Blender benchmark

Blender benchmark

「Blender benchmark」です。2D/3Dコンテンツ制作ツール「Blender」のベンチマークソフトです。

CUDAコアの数が総合スコアに直結するため、総合スコアは、RTX 4060 Tiと比べると若干上回っています。

一方、RTX 5070と比べると、大幅に下回っています。

RTX 5060 Tiの消費電力を検証

システム全体の消費電力

グラボ単体ではなく、システム全体の消費電力を見ていきます。アイドルは最小消費電力を、各ゲームは最大消費電力を取得しています。

ワットチェッカーはラトックシステムの「RS-BTWATCH2」を使用します。

RTX 5060 Tiの高負荷時の消費電力は、RTX 4060 Tiと比較して20~40Wほど上昇しています。一方、RTX 5070との比較では大幅に下回っています。

特にCyberpunk2077実行時には、約70W、RTX 5060 Tiのほうが省電力です。

システム全体でも300W以上はいかないので、RTX 5060 Tiのワットパフォーマンスは十分優秀と言えます。

RTX 5060 Tiのゲーム性能まとめ

  • VRAM消費量の大きいゲームの場合、RTX 4060 Tiを大きく上回るゲーム性能を発揮
  • RTX 5070と比較すると、ゲーム性能は大きく下回る
  • ターゲット解像度はWQHD
  • VRAM16GBなので余裕をもってゲームプレーが可能
  • ワットパフォーマンスは優秀
  • MFGを有効にするとフレームレートを大きく向上させることが可能
  • レイトレーシングを有効にしても十分ゲームをプレー可能
  • Smooth Motionでフレーム生成非対応のゲームでもfpsを大きく向上させることができる

RTX 5060 Tiのゲーム性能は、RTX 4060 Tiから確実に向上しています。特にVRAM容量も16GBあるので、VRAM消費量の激しいゲームの場合、平均フレームレートは、大きな差をつけて、RTX 4060 Tiを上回ります。

例えば、「Monster Hunter Wilds」の場合、フルHD解像度ではRTX 4060 Tiと比べて、約58%、平均フレームレートが伸びています。

RTX 4060 Tiは帯域、VRAM不足で高負荷なゲームのパフォーマンスはイマイチでしたが、その点、RTX 5060 Tiは高負荷なゲームでもきちんとパフォーマンスが出ているのは好印象です。

また、MFGを有効にすると、爆発的にフレームレートを伸ばすことができるので、その場合、旧世代のハイエンドモデル(RTX 4070 Ti SUPERなど)を大きく上回るゲーム性能を発揮します。

一方、RTX 5070との比較では、ゲーム性能は、全体的に大きく下回っています。VRAM搭載量ではRTX 5060 Tiが上回っていますが、CUDAコア数など、単純にRTX 5070のほうがスペックが上なので、ゲーム性能は圧倒的にRTX 5070の方が上です。

WQHD解像度のゲームを快適にプレーしたいけど、なるべく予算を抑えたいという方に、RTX 5060 TiはピッタリのGPUと言えます。

最後に、8GB版と16GB版、どちらがおすすめなのかという話をします。

結論から言うと、圧倒的に16GB版がおすすめです。

VRAM10GB近く消費

理由としては、VRAM8GBでは昨今のAAAタイトルでは厳しくなっているからです。例えば、「Monster Hunter Wilds」、「Assassin’s Creed Shadows」ではフルHDですら、VRAM消費量が8GBを超えます。

8GB版を購入した場合、こうしたゲームをプレーすると、間違いなくフレームレートは伸びません。グラフィックの設定を落として調整する必要があります。

もし、VRAM8GBでも問題ないのであれば、RTX 5060も選択肢にいれてもいいかもしれません。RTX 5060も同じVRAM8GBですが、RTX 5060 Tiより安価なので、コスパが高いです。

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RTX 5060 Tiと組み合わせるCPUについて

RTX 5060 Ti(16GB)と組み合わせるCPUについて

RTX 5060 Tiと最も相性がいいのは、Ryzen 7 7800X3D、Ryzen 7 9800X3Dなどの3D V-Cacheテクノロジーを採用したCPUです。

RTX 5060 Tiの性能を最大限に引き出したいのであれば、この両CPUを選んでおけば問題ありません。

ただ、この両CPUは非常に高値なので、価格と性能のバランスを重視するのであれば、「Core i7-14700F」、「Ryzen 7 9700X」、「Ryzen 7 7700」あたりもおすすめです。

コスパを考えるのであれば、「Core i5-14400F」、「Ryzen 7 5700X」、「Ryzen 5 7500F」あたりも候補にあがるかと思います。

RTX 5060 Ti搭載おすすめゲーミングPC

6月13日(金)に更新

【ドスパラ】Magnate-G MV-TiB 第12世代Core/RTX5060Ti 16GB搭載 『Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC、PC Game Pass同梱版』

OSWindows 11 Home
CPUCore i5-12400F
メモリ16GB(8GB×2)
GPURTX 5060 Ti(16GB)
ストレージ500GB NVMe対応 M.2 SSD
価格169,980円
製品仕様を見る
CPUCore i5-12400F
GPURTX 5060 Ti(16GB)
CPUクーラー空冷CPUクーラー
メモリ16GB(8GB×2)
DDR4-4800
ストレージ500GB
Gen 4 NVMe
マザーボードB760チップセット
M.2 スロット数2個(空き1)
幅×高さ×奥行約215mm×約347mm×約401mm
電源650W
80PLUS BRONZE
ネットワーク有線:2.5Gbps
無線:なし
納期翌日出荷
保証1年間センドバック保証
価格169,980円
メリットデメリット
M.2 SSDの増設が可能
エアフローに優れたガラスケース
ホワイトモデルかブラックモデルの2種類から選択可能
2.5GLAN搭載
Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC、Xbox Game Passが付属
翌日出荷
ストレージが500GB

Core i5-12400FとRTX 5060 Ti(16GB)の組み合わせのゲーミングPCです。

PCケースは、標準構成で12cm角のファンが5つ(フロントx2, トップx2, リアx1)付属します。エアフローは優秀です。

Core i5-12400Fは、RTX 5060 Ti(16GB)の性能を引き出すのに最適なCPUの一つです。

メモリ16GBと標準的な容量。ストレージは500GBなので、最低でも1TBへの増設をおすすめします。

マザーボードの詳細は不明ですが、2基のM.2スロットがあるので拡張性は優秀です。

\ ホワイトモデル /

\ ブラックモデル /

【ドスパラ】Lightning-G AV-Ti5W Ryzen5 7500F/RTX5060Ti 16GB搭載 『Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC、PC Game Pass同梱版』

OSWindows 11 Home
CPURyzen 5 7500F
メモリ16GB(8GB×2)
GPURTX 5060 Ti(16GB)
ストレージ500GB NVMe対応 M.2 SSD
価格171,980円
※クーポン適用価格
製品仕様を見る
CPURyzen 5 7500F
GPURTX 5060 Ti(16GB)
CPUクーラー空冷CPUクーラー
メモリ16GB(8GB×2)
DDR4-4800
ストレージ500GB
Gen 4 NVMe
マザーボードA620チップセット
M.2 スロット数2個(空き1)
幅×高さ×奥行約215mm×約347mm×約401mm
電源650W
80PLUS BRONZE
ネットワーク有線:1Gbps
無線:なし
納期翌日出荷
保証1年間センドバック保証
価格171,980円
※クーポン適用価格
メリットデメリット
M.2 SSDの増設が可能
エアフローに優れたガラスケース
ホワイトモデルかブラックモデルの2種類から選択可能
Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC、Xbox Game Passが付属
翌日出荷
ストレージが500GB

Ryzen 5 7500FとRTX 5060 Ti(16GB)の組み合わせのゲーミングPCです。

PCケースは、標準構成で12cm角のファンが5つ(フロントx2, トップx2, リアx1)付属します。エアフローは優秀です。

Ryzen 5 7500Fは、RTX 5060 Ti(16GB)の性能を引き出すのに最適なCPUの一つです。

メモリ16GBと標準的な容量。ストレージは500GBなので、最低でも1TBへの増設をおすすめします。

マザーボードの詳細は不明ですが、2基のM.2スロットがあるので拡張性は優秀です。

Ryzen CPU搭載モデルで使えるクーポンコードで、3,000円引き!
クーポンコード:IROASRYZEN
※ドスパラ会員ログインが必要
※6月30日(月) 23:59まで

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カートの「クーポンコードを追加」に上記のクーポンコードを入力し、「適用」ボタンを押します。

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【パソコン工房】iiyama PC LEVEL-M17M-144F-SSX

パソコン工房
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CPUCore i5-14400F
メモリ16GB(8GB×2)
GPURTX 5060 Ti(16GB)
ストレージ500GB NVMe対応 M.2 SSD
価格174,700円
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CPUCore i5-14400F
GPURTX 5060 Ti(16GB)
CPUクーラー空冷CPUクーラー
メモリ16GB
DDR5-4800
ストレージ500GB
Gen 4 NVMe
マザーボードB760チップセット
M.2 スロット数2個(空き1)
幅×高さ×奥行約220mm×441mm×約411mm
電源650W
80PLUS BRONZE
ネットワーク有線:1Gbps
無線:なし
納期2~5日後
保証1年間センドバック保証
価格174,700円

マザーボード画像

B760M
メリットデメリット
ガラスケースを採用
M.2 SSDの増設が可能
PCケースのカラー選べる
ストレージが500GB
納期が2~3週間後

Core i5-14400FとRTX 5060 Ti(16GB)の組み合わせのゲーミングPCです。

PCケースは、サイドパネルが観音開きスタイルのS100 TGを採用。

Core i5-14400Fは、RTX 5060 Ti(16GB)の性能を引き出すのに最適なCPUの一つです。

メモリ16GBと標準的な容量。ストレージは500GBなので1TBへの増設をおすすめします。

マザーボードはB760チップセットのものを採用。

M.2スロットは2基あるので、拡張性は比較的優秀です。

\ 様々なカラーのPCケースを選べる/

【ドスパラ】Magnate-G MV-TiW RTX5060Ti 16GB搭載 『Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC、PC Game Pass同梱版』

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CPUCore i5-14400F
メモリ16GB(8GB×2)
GPURTX 5060 Ti(16GB)
ストレージ500GB NVMe対応 M.2 SSD
価格174,980
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CPUCore i5-14400F
GPURTX 5060 Ti(16GB)
CPUクーラー空冷CPUクーラー
メモリ16GB(8GB×2)
DDR4-4800
ストレージ500GB
Gen 4 NVMe
マザーボードB760チップセット
M.2 スロット数2個(空き1)
幅×高さ×奥行約215mm×約347mm×約401mm
電源650W
80PLUS BRONZE
ネットワーク有線:2.5Gbps
無線:なし
納期翌日出荷
保証1年間センドバック保証
価格174,980
メリットデメリット
M.2 SSDの増設が可能
エアフローに優れたガラスケース
ホワイトモデルかブラックモデルの2種類から選択可能
2.5GLAN搭載
Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC、Xbox Game Passが付属
翌日出荷
ストレージが500GB

Core i5-14400FとRTX 5060 Ti(16GB)の組み合わせのゲーミングPCです。

PCケースは、標準構成で12cm角のファンが5つ(フロントx2, トップx2, リアx1)付属します。エアフローは優秀です。

Core i5-14400Fは、RTX 5060 Ti(16GB)の性能を引き出すのに最適なCPUの一つです。

メモリ16GBと標準的な容量。ストレージは500GBなので、最低でも1TBへの増設をおすすめします。

マザーボードの詳細は不明ですが、2基のM.2スロットがあるので拡張性は優秀です。

\ ホワイトモデル /

\ ブラックモデル /

【ドスパラ】Lightning-G AV-Ti7W Ryzen7 7700/RTX5060Ti 16GB搭載 『Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC、PC Game Pass同梱版』

OSWindows 11 Home
CPURyzen 7 7700
メモリ16GB(8GB×2)
GPURTX 5060 Ti(16GB)
ストレージ500GB NVMe対応 M.2 SSD
価格181,980円
※クーポン適用価格
製品仕様を見る
CPURyzen 7 7700
GPURTX 5060 Ti(16GB)
CPUクーラー空冷CPUクーラー
メモリ16GB(8GB×2)
DDR4-4800
ストレージ500GB
Gen 4 NVMe
マザーボードA620チップセット
M.2 スロット数2個(空き1)
幅×高さ×奥行約215mm×約347mm×約401mm
電源650W
80PLUS BRONZE
ネットワーク有線:1Gbps
無線:なし
納期翌日出荷
保証1年間センドバック保証
価格181,980円
※クーポン適用価格
メリットデメリット
M.2 SSDの増設が可能
エアフローに優れたガラスケース
ホワイトモデルかブラックモデルの2種類から選択可能
Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC、Xbox Game Passが付属
翌日出荷
ストレージが500GB

Ryzen 7 7700とRTX 5060 Ti(16GB)の組み合わせのゲーミングPCです。

PCケースは、標準構成で12cm角のファンが5つ(フロントx2, トップx2, リアx1)付属します。エアフローは優秀です。

Ryzen 7 7700は、RTX 5060 Ti(16GB)の性能を引き出すのに最適なCPUの一つです。

メモリ16GBと標準的な容量。ストレージは500GBなので、最低でも1TBへの増設をおすすめします。

マザーボードの詳細は不明ですが、2基のM.2スロットがあるので拡張性は優秀です。

Ryzen CPU搭載モデルで使えるクーポンコードで、3,000円引き!
クーポンコード:IROASRYZEN
※ドスパラ会員ログインが必要
※6月30日(月) 23:59まで

クーポンコード
カートの「クーポンコードを追加」に上記のクーポンコードを入力し、「適用」ボタンを押します。

\ ホワイトモデル /

\ ブラックモデル /

【ストーム】KR-57X56Ti16

ストーム
OSWindows 11 Home
CPURyzen 7 5700X
メモリ32GB(16GB×2)
GPURTX 5060 Ti(16GB)
ストレージ1TB NVMe対応 M.2 SSD
価格209,800円
製品仕様を見る
CPURyzen 7 5700X
GPURTX 5060 Ti(16GB)
CPUクーラー水冷CPUクーラー
240mm
メモリ16GB
DDR5-4800
ストレージ1TB
Gen 4 NVMe
マザーボードB550チップセット
M.2 スロット数不明
幅×高さ×奥行約220mm×455mm×約440mm
電源850W
80PLUS GOLD
ネットワーク有線:不明
無線:なし
納期4~6営業日
保証1年間センドバック保証
価格209,800円
メリットデメリット
ピラーレスケースを採用
液晶付き240mm簡易水冷
メモリを32GB搭載
マザーボードの細かな仕様が不明

Ryzen 7 5700XとRTX 5060 Ti(16GB)の組み合わせのゲーミングPCです。

PCケースは、ピラーレスケースを採用。内部パーツをより際立たせます。

CPUクーラーは240mm簡易水冷を採用。ポンプヘッドには2.8インチの大画面液晶を搭載しています。

Ryzen 7 5700Xは、RTX 5060 Ti(16GB)の性能を引き出すのに最適なCPUの一つです。

メモリ32GBと大容量。ストレージは1TBと標準的な容量です。

マザーボードはB550チップセットのものを採用。細かな仕様は不明です。

\ PC内部のパーツを際立たせる境界シリーズ!/

迷ったらこの一台!

  • CPU:Ryzen 5 7500F
  • ストレージ:500GB
  • メモリ:16GB
価格:171,980円※クーポン適用

迷ったら「Lightning-G AV-Ti5W Ryzen5 7500F/RTX5060Ti 16GB搭載 」がおすすめです。

コスパが高く、ゲーム性能がそこそこ高いRyzen 5 7500Fを採用することで、RTX 5060 Ti(16GB)の性能を引き出せます。

このスペックで17万円代という価格は非常に魅力的です。

価格も性能も両方重視という方にこのモデルはおすすめできます。

Ryzen CPU搭載モデルで使えるクーポンコードで、3,000円引き!
クーポンコード:IROASRYZEN
※ドスパラ会員ログインが必要
※6月30日(月) 23:59まで

クーポンコード
カートの「クーポンコードを追加」に上記のクーポンコードを入力し、「適用」ボタンを押します。

ゲーミングPCよくある質問まとめ

おすすめのメモリ容量は?

純粋にゲームだけをするのであれば、16GBで十分です。ただ、メモリ消費量の激しいゲームだったり、ゲームしながら配信・録画など裏でアプリを動かす場合、16GBでは足りない場合があります。迷ったら32GBにしておくことが無難です。

おすすめのストレージ容量は?

最近のゲームは1本だけで100GB以上容量を消費します。その場合、500GBのストレージだと、2、3本インストールしただけでストレージ容量がカツカツになります。そうなった場合、遊ばなくなったゲームを消去する手間が発生します。そういう手間が省きたい方は最低でも1TBのストレージ容量がおすすめです。

おすすめのCPUクーラーは?

ゲームではそこまでCPU使用率は激しくありません。したがって、ゲーム中のCPUの発熱は大人しいので、空冷のCPUクーラーでも問題ありません。ただ、水冷のCPUクーラーは空冷に比べるとスッキリできたり、CPUクーラーヘッドが光ったりと、外観がより洗練されます。外観にこだわりたい方は水冷のCPUクーラーを選んでもいいかもしれません。

延長保証は必要?

予算を少しでも節約したいのであれば、延長保証はなしでも問題ありません。というのも大抵の場合、標準で1年間の保証がついているからです。ただ、パソコンは精密機械なので故障する可能性もゼロではありません。1年目で症状がでなくても、2年、3年と長期間使ってるとトラブルに合う可能性もゼロではありません。どうしても不安があるのであれば、延長保証をつけてもいいかもしれません。

納期はどれくらいかかる?

基本的に3日~10日ほどかかります。ただし、繁忙期や自然災害などの要因が重なると、納期は通常時より長くかかります。すぐにでも欲しいのであれば、即納モデルをおすすめします。当日出荷してくれるケースが多く、すぐにパソコンが届きます。

まとめ

RTX 5060 Ti搭載モデルは最安モデルでは10万円台後半で購入可能です。

10万台後半の予算を用意できるのであれば、RTX 5060 Ti搭載モデルは間違いなくおすすめできます。

初心者向けにゲーミングパソコンの情報を発信するブログ「モガラボ」を運営しているモガです。当ブログでは、初心者の方でも理解しやすいように、なるべく難しい表現を避けるように記事を執筆していきます。

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