Legion T770iをレビュー!RTX3080+Core i7-12700KのハイエンドゲーミングPC
レノボのゲーミングPCブランド、「Legion」はスペックの割に、価格が安く、お得感が強いので人気が高いです。
今回は、RTX3080とCore i7-12700Kを搭載したハイエンドモデル、「Legion T770i」をレビューします。
本記事はメーカー様より製品をお借りして記事を作成しています。
Legion T770iのスペック
Legion T770i(型番:90S2004PJM) | |
CPU | Core i7-12700K |
CPUクーラー | サイドフロー型空冷CPUクーラー |
マザーボード | Z690チップセット搭載マザーボード |
メモリ | DDR5-4800MHz 16GB×2 |
ビデオカード | NVIDIA RTX 3080 |
ストレージ | 512GB(M.2 Nvme) 2TB(HDD) |
電源 | 850W(GOLD) |
OS | Windows 11 Home 64bit |
外形寸法(幅×奥行×高さ) | 約 211 x 450 x 483mm |
参考価格 | 328,020円 |
今回レビューするのは、レノボのゲーミングPC、「Legion T770i(型番:90S2004PJM)」です。
「Legion T770i」は、LegionのハイエンドクラスのゲーミングPCなので、スペックもかなり高めです。
CPUはインテル第12世代のCore i7-12700K、GPUはNVIDIAのGeforce RTX3080を搭載します。
また、メモリは16GB×2の計32GB、ストレージも512GB(M.2)+2TB(HDD)と、余裕を持った構成です。
Legion T770iをチェック
外観
本体サイズは幅211mm、奥行きは450mm、高さは483mmです。容量は34L程度なので、いわゆるミドルタワーのPCケースに該当します。黒一色のデザインで、落ち着いた印象です。
ミニタワーのPCケース、S100 TGとサイズを比較してみました。サイズ感にそこまで差はありませんが、S100 TGと比べると、一回り大きい印象です。
フロントパネルです。フロントパネルはメッシュとなっています。3連ファンから新鮮な空気を取り込みます。また、Legionのマークが中央に配置され、デザインにアクセントを与えています。リアパネルはいたって普通です。
正面から見て、左サイドパネルはガラスパネルになっており、パソコン内部を見ることができます。いわゆるスモークガラスになっており、少し黒っぽいです。右サイドパネルは普通のサイドパネルです。
インターフェース
インターフェースはトップパネル前面に配置されています。インターフェースは下記の通りです。
- ①②USB 2.0 Type-A x 2
- ③④USB 3.2 Gen1 Type-A x 2
- ⑤ヘッドホン端子 x 1
- ⑥マイク端子 x 1
- ⑦電源スイッチ x 1
リアパネルのインターフェースです。USB端子は種類も数も豊富です。高速なUSB 3.2端子が合計6つあるので、高速なポータブルストレージが扱いやすくなります。
映像出力端子は、HDMIが1つ、Display Portが3つです。リアのインターフェースは下記の通りです。
- ①USB 2.0 Type-A x 2
- ②USB 3.2 Gen1 Type-A x 2
- ③USB 3.2 Gen2x2 Type-C x 1
- ④USB 3.2 Gen2 Type-A x 1
- ⑤USB 3.2 Gen1 Type-A x 2
- ⑥イーサネットコネクター x 1
- ⑦オーディオポート x 6(7.1cサラウンド対応)
- ⑧HDMI x 1
- ⑨DisplayPort x 3
内部構造
ガラスパネルです。厚みはかなりあり、かなり頑丈な印象を持ちました。
Z690のLenovo特注のマザーボードに各パーツが装着されています。
Lenovo特注の簡易水冷式のCPUクーラーです。水冷ヘッドにはLegionのマークが施されています。
トップパネルには、排気用の120mmLEDファンが2つついています。
NVIDIAのGeforce RTX 3080 LHRのビデオカードが搭載されています。トリプルファン仕様なので、長さはかなりあります。
ビデオカードの重みによる歪み防止のためのVGAサポートステイが装着済みです。
メモリは16GBのDDR5-4800のSK Hynixの「HMCG78MEBUA081N AA」です。2本装着されているので、合計32GBになります。ちなみにメモリスロットは合計4つあるのでメモリの増設は可能です。
Intel AX200コントローラーによる最新規格WiFi 6に対応した無線LAN&Bluetoothカードが搭載されています。
ビデオカードの真下にヒートシンク装着済みの 512GB (PCIe NVMe/M.2)が装着されています。製品名は、SamsungのPM9A1シリーズの「MZVL2512HCJQ-00BL7」です。
空きスロットは、M.2スロットが2つ、PCI Express x16が1つ、PCI Express x1が1つです。
反対側のパネルを外すと、裏配線スペース、ストレージ、電源にアクセスできます。各種ケーブルがきれいにまとめられています。
3.5インチマウンドベイは2つあり、そのうちの1つに、2TB(HDD)が装着されています。製品名は、SEAGATEの「ST2000DM008」です。
付属品
付属品は、「サポートマニュアル」、「電源ケーブル」、電源ユニットにつなげるための、「SATAケーブル×2」、「PCI-Eケーブル×2」です。
ライティング
付属ソフトの「Lenovo Vantage」からライティングの設定が可能です。光らせる箇所、光らせ方、色など細かく設定できます。
ゲーム性能(GPU性能)をチェック
3D Mark
ベンチマーク | グラフィックススコア |
FireStrike フルHDゲーム向け | 40983 |
TimeSpy 重量級ゲーム向け | 16566 |
Port Royal レイトレ対応ゲーム向け | 10846 |
「3DMark」はゲームで重要な3D性能をスコア化してくれるベンチマークソフトです。
フルHDゲーム向けの「Fire Strike」は40983、重量級ゲーム向けの「TimeSpy」は16566、レイトレーシングのゲーム向けの「Port Royal」は10846でした。
ベンチマーク実行後に各ゲームでどれくらいのフレームレートが出るのか、結果が出ます。
参考までにBattleFileld Ⅴであれば、WQHD解像度、最高設定で、平均フレームレート155以上出るという結果でした。
Legion T770iのFirestrikeのグラフィックススコアを他のビデオカードと比較してみました。Legion T770iが搭載しているRTX3080はミドルクラス帯の代表格、RTX3060の約2倍ほどのスコアでした。
VR Mark
ベンチマーク | スコア / 平均フレームレート |
Orange room 負荷が軽いVRゲーム向け | 14807 平均323FPS |
Cyan room 負荷が重いVRゲーム向け | 2747 平均60FPS |
Blue Room 高解像度(5120 | 5411 平均118FPS |
VR MarkはVRゲームでの性能をスコア化してくれるベンチマークソフトです。Orange room、Cyan room、Blue roomと3種類あり、負荷も異なります。
一番負荷の軽いOrange roomのスコアは13135点、平均323FPSと、良好な結果でした。
より負荷の重いCyan room、Blue roomではスコア、平均フレームレートともに、ガクッと下がります。それでも平均60FPS以上出ているので、VRゲームは総じて快適にプレー可能といっていいと思います。
自分の環境だと、なぜかいつもCyan roomのスコアが低くでてしまいます。Cyan roomについては参考程度に見てください。
FF14ベンチマーク
設定 | スコア / 平均フレームレート |
フルHD(1920×1080) 最高品質 | 27516 平均FPS:198 最低FPS:78 |
WQHD(2,560×1,440) 最高品質 | 23030 平均FPS:161 最低FPS:80 |
4K(3840 x 2160) 最高品質 | 14249 平均FPS:96 最低FPS:53 |
「FF14:暁月のフィナーレ」を最高品質にし、3つの解像度(フルHD、WQHD、4K)でベンチマーク。
フルHDのスコアは27516(平均198FPS)、WQHDのスコアは23030(平均161FPS)と良好な結果です。
負荷が重い4Kもスコアは14249(平均96FPS)と比較的良好なので、4K最高品質でのゲームプレーも十分可能です。
FF15ベンチマーク
設定 | スコア |
フルHD(1920×1080) 最高設定 | 16622 |
WQHD(2,560×1,440) 最高設定 | 12610 |
4K(3840 x 2160) 最高設定 | 7609 |
「FF15」を高品質にし、3つの解像度(フルHD、WQHD、4K)でベンチマーク。
フルHDのスコアは16622、WQHDのスコアは12610でした。一方、4Kのスコアは7609と、スコアは1万以下になりましたが、快適判定なので、4K最高設定でのゲームプレーも十分可能だと思われます。
Forza Horizon 5ベンチマーク
設定 | 平均フレームレート |
フルHD(1920×1080) エクストリーム設定 | 平均FPS:122 |
WQHD(2,560×1,440) エクストリーム設定 | 平均FPS:108 |
4K(3840 x 2160) エクストリーム設定 | 平均FPS:78 |
「Forza Horizon 5」をエクストリーム設定にし、3つの解像度(フルHD、WQHD、4K)でベンチマーク。
フルHDは平均122FPS、WQHDは平均108FPS、4Kは平均78FPSでした。4Kエクストリーム設定でのゲームプレーも十分可能です。
Rainbow Six Siegeベンチマーク-Vulkan
設定 | 平均フレームレート |
フルHD(1920×1080) 最高設定 | 平均FPS:489 最低FPS:272 |
WQHD(2,560×1,440) 最高設定 | 平均FPS:354 最低FPS:264 |
4K(3840 x 2160) 最高設定 | 平均FPS:183 最低FPS:153 |
「Rainbow Six Siege-Vulkan」を最高設定、スケーリング100%にし、3つの解像度(フルHD、WQHD、4K)でベンチマーク。
フルHDの平均FPSは489、WQHDの平均FPSは354、4Kの平均FPSは183でした。4K最高設定でのゲームプレーも十分可能です。
アサシンクリードヴァルハラベンチマーク
設定 | 平均フレームレート |
フルHD(1920×1080) 最高設定 | 平均FPS:133 最低FPS(1%low):100 |
WQHD(2,560×1,440) 最高設定 | 平均FPS:105 最低FPS(1%low):79 |
4K(3840 x 2160) 最高設定 | 平均FPS:63 最低FPS(1%low):49 |
「アサシンクリードヴァルハラ」を最高設定にし、3つの解像度(フルHD、WQHD、4K)でベンチマーク。
フルHDは平均133FPS、WQHDは平均105FPS、4Kは平均63FPSでした。4K最高設定でのゲームプレーも十分可能です。
Cyberpunk2077ベンチマーク
設定 | 平均フレームレート |
フルHD(1920×1080) 最高設定 | 平均FPS:144 |
WQHD(2,560×1,440) 最高設定 | 平均FPS:85 |
4K(3840 x 2160) 最高設定 | 平均FPS:42 |
「Cyberpunk2077」をウルトラ設定にし、3つの解像度(フルHD、WQHD、4K)でベンチマーク。
フルHDは平均144FPS、WQHDは平均85FPS、4Kは平均42FPSでした。4K最高設定でのゲームプレーは厳しそうです。
Watch Dogs: Legionベンチマーク
設定 | 平均フレームレート |
フルHD(1920×1080) 最大設定 | 平均FPS:116 最低FPS(1%low):85 |
WQHD(2,560×1,440) 最大設定 | 平均FPS:92 最低FPS(1%low):72 |
4K(3840 x 2160) 最大設定 | 平均FPS:55 最低FPS(1%low):44 |
フルHD(1920×1080) 最大設定/レイトレーシング最大 | 平均FPS:76 最低FPS(1%low):60 |
「Watch Dogs: Legion」を最大設定にし、3つの解像度(フルHD、WQHD、4K)でベンチマーク。さらにフルHD解像度に設定し、レイトレーシング最大でベンチマーク。
フルHDは平均116FPS、WQHDは平均92FPS、4Kは平均55FPSでした。4K最大設定でのゲームプレーは厳しそうです。
フルHD / レイトレーシング最大は平均76FPSでした。レイトレーシングをオンにした状態でのゲームプレーは十分可能です。
Apex Legends
設定 | 平均フレームレート |
フルHD(1920×1080) 最高設定 | 平均FPS:288 最低FPS(1%low):184 |
WQHD(2,560×1,440) 最高設定 | 平均FPS:251 最低FPS(1%low):172 |
4K(3840 x 2160) 最高設定 | 平均FPS:159 最低FPS(1%low):114 |
「Apex Legends」を最高設定にし、3つの解像度(フルHD、WQHD、4K)で演習場を180秒間、周回した際の平均フレームレートを計測。
フルHDは平均288FPS、WQHDは平均251FPS、4Kは平均159FPSでした。4K最高設定でのゲームプレーも十分可能です。
Fortnite
設定 | 平均フレームレート |
フルHD(1920×1080) 最高設定 | 平均FPS:300 最低FPS(1%low):173 |
WQHD(2,560×1,440) 最高設定 | 平均FPS:200 最低FPS(1%low):111 |
4K(3840 x 2160) 最高設定 | 平均FPS:100 最低FPS(1%low):52 |
「Fortnite」を最高設定にし、3つの解像度(フルHD、WQHD、4K)でクリエイティブ島を180秒間、周回した際の平均フレームレートを計測。
フルHDは平均300FPS、WQHDは平均200FPS、4Kは平均100FPSでした。4K最高設定でのゲームプレーも十分可能です。
VARORANT
設定 | 平均フレームレート |
フルHD(1920×1080) 最高設定 | 平均FPS:538 最低FPS(1%low):257 |
WQHD(2,560×1,440) 最高設定 | 平均FPS:537 最低FPS(1%low):260 |
4K(3840 x 2160) 最高設定 | 平均FPS:401 最低FPS(1%low):259 |
「VARORANT」を最高設定にし、3つの解像度(フルHD、WQHD、4K)で演習場を180秒間、周回した際の平均フレームレートを計測。
フルHDは平均538FPS、WQHDは平均537FPS、4Kは平均401FPSでした。4K最高設定でのゲームプレーも十分可能です。
Overwatch 2
設定 | 平均フレームレート |
フルHD(1920×1080) エピック設定 | 平均FPS:339 最低FPS(1%low):269 |
WQHD(2,560×1,440) エピック設定 | 平均FPS:247 最低FPS(1%low):203 |
4K(3840 x 2160) エピック設定 | 平均FPS:135 最低FPS(1%low):116 |
「Overwatch 2」をエピック設定にし、3つの解像度(フルHD、WQHD、4K)で演習場を180秒間、周回した際の平均フレームレートを計測。
フルHDは平均339FPS、WQHDは平均247FPS、4Kは平均135FPSでした。4Kエピック設定でのゲームプレーも十分可能です。
ゲーム性能を統括すると、フルHD、WQHD解像度は余裕で、4Kでのゲームプレームも設定を落とせば、十分可能といえます。
クリエイティブ性能(CPU性能)をチェック
Cinebench
ベンチマーク | スコア |
Cinebench R23 | マルチ:22359 |
シングル:1899 | |
Cinebench R20 | マルチ:8044 |
シングル:727 | |
Cinebench R15 | マルチ:3341 |
シングル:270 |
「Cinebench」はCPU性能をスコア化してくれるベンチマークソフトです。R23、R20、R15と3つのバージョンがあります。
Legion T770iが搭載しているCPUは、インテル第12世代のCore i7-12700Kです。8コア16スレッドのPコア(Pコア)と4コア4スレッドのEコア(Eコア)の組み合わせのハイブリット構成で、12コア20スレッドを実現しています。
そのため、Cinebench R23マルチスコアは20000超えと非常に高いマルチスレッド性能を有します。
Legion T550iに搭載されているCore i7-12700Kのマルチスコアは、Ryzen 9 5950Xには及びませんでした。ただ、Ryzen 9 5950Xは16コア32スレッドなので、この結果は当たり前です。むしろ、
12コア20スレッドのCore i7-12700KがRyzen 9 5950Xのマルチスコアに肉薄しているのは注目に値します。
インテル第12世代では旧世代のインテルCPUと比べて、シングル性能が飛躍的に上昇しているといわれており、その通りの結果が出た印象です。
x264 FHD Benchmark
スコアはFPSで表示され、FPSの値が高いほどH.264形式のエンコード性能が高いということになります。
Core i7-12700Kは92FPSで、比較対象のCPUの中で最も高かったです。ただ、Core i7-12700やRyzen 9 5950Xと差はほとんどありません。
動画のエンコード性能(power directer 365無料体験版)
実際に動画編集ソフトのpower directer 365の無料体験版を使って、動画のエンコード性能を計測します。
高速ビデオレンダリング技術をオフにして、CPUだけの力(ソフトウェアエンコード)で容量が5GBの動画の書き出しにどれくらいの時間がかかったのかを比較します。
動画の書き出し設定は以下の通りです。
動画の書き出し設定 | |
ファイル形式 | H.264 AVC |
解像度 | 1920×1080 |
フレームレート | 59.94 |
フレーム種類 | プログレッシブ |
プロファイル種類 | メインプロファイル |
Entropyコーディング | CABAC |
平均ビットレート | 60000Kbps |
速度/画質インジケーター | 画質モード |
その他 | デブロッキングを使用 |
PC Mark 10(Photo Editing)
今回は、CPU性能のみを計測したいので、「Use
なお、この設定では総合スコアが得られなくなるので、写真編集に関する性能を計測する「Photo Editing」のみを比較対象とします。
Core i7-12700Kのスコアは6571でした。Core i7-12700にはスコアで負けていますが、ほぼ誤差の範囲内といっていいと思います。
Blender ベンチマーク(monster)
ベンチマークには、「Classroom」、「Junkshop」、「Monster」と3つのシーンのレンダリングにかかる時間を計測できますが、今回は「Monster」のみの結果を見ていきます。
なお、最新バージョンでは、レンダリングにかかる時間ではなく、1分間あたりに生成できるサンプル数で表示されます。
Core i7-12700Kが1分間に生成できるサンプル数は158でした。Core i7-12700と比べてもそこまで差はなく、誤差の範囲内といっていいと思います。
Core i7-12700Kはインテル第12世代のCore i7最上位モデルなだけあって、マルチ、シングル性能ともに、素晴らしい性能です。ただ、下位のCore i7-12700と比較すると、一部のベンチでは大きな差はなかったです。
ストレージ性能をチェック
Legion T770iに搭載されているストレージは、NVMe M.2 SSDの「Samsung MZVL2512HCJQ-00BL7 512GB」とHDDの「SEAGATE ST2000DM008 2TB」です。
なお、OSが入っているのはNVMe M.2 SSDの「Samsung MZVL2512HCJQ-00BL7 512GB」です。
「Samsung MZVL2512HCJQ-00BL7 512GB」の読み込み速度は6,838 MB/s、書き込み速度は4,920 MB/sと、gen4のNVMe M.2 SSDの上位モデルと比較しても遜色のない、性能を発揮します。
一方、「SEAGATE ST2000DM008 2TB」の読み込み速度は213 MB/s、書き込み速度は204 MB/sと、一般的なHDDの性能でした。
CPU・GPU温度をチェック
CPU温度
GPU温度
RTX3080は発熱は高いといわれていますが、搭載しているビデオカードの冷却性能が優秀なので、かなり冷えています。
合計6つの120mmケースファンによって、必要十分なエアフローを確保できています。
消費電力と騒音をチェック
消費電力をチェック
システム全体の消費電力をワットチェッカーを使って計測してみました。
アイドル時は70W前後、ゲーム中(FF15ベンチマーク)実行中は410W前後を推移していました。
騒音をチェック
42dBA前後ということもあり、耳をすませば、ケース内のファンの音が若干耳障りで聞こえる程度で、ヘッドフォンなどをつけていれば、まったく気になりません。
まとめ
今回レビューした、Legion T770iはLegionブランドの中でもハイエンドに位置づけられるゲーミングPCです。
それもあってか、ゲーム性能だけでなく、PCケース、ライティングなど、単純にゲーミングPCとしての完成度の高さを感じることができました。
ただ、残念ながら自分がレビューした、RTX3080+Core i7-12700Kの組み合わせのLegion T770iは現在購入することはできないです。※2022年12月時点
単に在庫が切れているのか、それとも取り扱いそのものをやめているのか、正直よくわかりません。
代替品として、以下に現在販売されている、Legion T770iのモデルを紹介します。
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