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おすすめのRTX 5050搭載のゲーミングPCを紹介! 8月のセールで安いBTOまとめ

RTX5050搭載ゲーミングPC

2025年7月4日、NVIDIAのGPUのRTX 5050を搭載したビデオカードの販売が開始されました。

RTX 5050はRTX 50シリーズのなかで最も下位に位置する、いわゆるローエンドのGPUです。

RTX 4050はラップトップPC向けのGPUだったので、RTX 3050以来、実に2世代ぶりのローエンドGPUです。

今回の記事ではRTX 5050の特徴、ゲーム性能を解説し、最後におすすめのゲーミングPCを紹介します。

目次

RTX 5050の仕様

RTX 3050(8GB)RTX 4060RTX 5050
アーキテクチャーAmpereAda LovelaceBlackwell
SM20基24基20基
CUDAコア2,560基3,072基2,560基
RTコア20基(Gen2)24基(Gen3)20基(Gen4)
Tensorコア80基(Gen3)96基(Gen4)80基(Gen5)
L2キャッシュ2MB24MB24MB
ベース/ブーストクロック1,552MHz / 1,777MHz1,830MHz / 2,460MHz2,317MHz / 2,572MHz
VRAMGDDR6 8GBGDDR6 8GBGDDR6 8GB
メモリーデータレート14Gbps17Gbps20Gbps
メモリーバス幅128bit128bit128bit
メモリー帯域224GB/s272GB/s320GB/s
PCI-ExpressGen4×8Gen4×8Gen5×8
グラフィックスカード電力130W115W130W

RTX 5050は、2世代前のRTX 3050(8GB)、RTX 4060と比べると、スペックが非常に似通っています。

ただ、メモリデーターレートはRTX 5050が上回っているので、RTX 3050(8GB)、RTX 4060よりもメモリー帯域は太くなっています。

また、RTX 50シリーズはVRAMがGDDR7なのが最大の強みとなっていますが、RTX 5050のVRAMはGDDR6という旧世代のものが使われています。

ただ、PCI-ExpressはGen5に対応と、最新の規格に対応しています。

このように、RTX 5050のスペックは、旧世代のものと比べて、突出して進化している点はあまりないです。

GPU-ZでRTX 5050の情報を見る
GPU-Z

RTX 5050の主な特徴

DLSS MFG(Multi Frame Generation)

MFG
引用:NVIDIA

DLSS MFG(Multi Frame Generation)は、1つのレンダリングフレームから最大3つのフレームを追加し、フレームレートを大幅に向上させるフレーム生成の技術です。

従来からあるDLSS FGが単一のフレームを追加するのに対して、DLSS MFGは複数のフレームを追加するので、DLSS FGと比べると、大幅なフレームレート向上が見込まれます。

このDLSS MFGは、RTX50シリーズのGPUに限定されます。

Smooth Motion

smooth motion

Smooth MotionはDLSS FGに対応していないゲームでも、フレーム生成してフレームレートを大幅に向上させる技術です。

いわゆるAMDのAFMFと同じような機能です。

このSmooth Motionは、順次他のRTXシリーズも使えるようになるらしいですが、現時点ではRTX50シリーズのGPUに限定されます。

Reflex 2

reflex2
引用:NVIDIA

 Reflex 2はゲーマー向けの遅延を抑制する機能であるReflexの新バージョンで、ゲームのレイテンシーを最大75%短縮します。

このReflex 2は、順次他のRTXシリーズも使えるようになるらしいですが、現時点ではRTX50シリーズのGPUに限定されます。

VRAM搭載量は8GB

容量16GBのVRAMを搭載

昨今のゲームのVRAM消費量は凄まじいものがあります。例えば、BIOHAZARD RE:4は設定を上げると、フルHD解像度でもVRAM消費量は12GBを超えます。

RTX 5050のVRAM搭載量は8GBなので、ゲームによってはフルHD解像度ですら、VRAM不足に陥ります。VRAM不足に陥ると、フレームレートが大幅に低下するだけでなく、最悪起動すらしないなんてことも。

VRAMを大量消費するゲームをプレーする場合、グラフィックの設定を下げて、VRAM消費量を8GB以下に抑える必要があります。

検証に使用したRTX 5050のモデル

ZOTAC GAMING GeForce RTX 5050 SOLO

検証で使用したのは、「ZOTAC GAMING GeForce RTX 5050 SOLO」です。

シングルファン仕様

ファンを1基搭載しており、いわゆるシングルファン仕様となっています。カード長は164mmと短く、コンパクトなPCケースに収めることが可能です。

バックパネルなし

残念ながらバックプレートは装着されていないので、基盤はむきだしです。

補助電源コネクターは8pin×1

補助電源コネクターは8pin×1となっています。

バスインターフェースはPCI Express 5.0(x8)

バスインターフェースはPCI Express 5.0(x8)です。

映像出力はDisplayPort 2.1b×3基、HDMI2.1b×1基という構成

映像出力はDisplayPort 2.1b×3基、HDMI2.1b×1基という構成です。

重さは実測で427g

重さは実測で427gでした。

検証環境

検証環境

CPUはRyzen 7 7800X3Dを使用します。

3D V-Cacheテクノロジーを採用しているので、ゲーム性能で重要なL3キャッシュを96MBも搭載しています。グラボの性能を最大限引き出すことが可能です。

製品名
マザーボードASUS ROG STRIX B650-A GAMING WIFI
レビュー記事
CPURyzen 7 7800X3D
CPUクーラーPCCOOLER GAME ICE K4
レビュー記事
メモリKingston FURY Renegade DDR5 RGB メモ
(16GB×2、DDR5-4800)
レビュー記事
システム用SSDWD_BLACK SN770 NVMe
レビュー記事
アプリケーション用SSDKingston NV2
レビュー記事
電源MSI MAG A850GL PCIE5
PCケース長尾製作所 SMZ-2WBT-ATX
レビュー記事
OSWindows 11 HOME(24H2)
電源プランバランス

RTX 5060のゲーム性能を検証

今回はRTX 5060、RTX 4060、RTX 3050(6GB版)、RX 7600、RX 9060 XT(16GB版)を比較対象とします。

3DMark

Steel Nomad

steel nomad

まず、定番の3Dグラフィックスベンチマークの「3D Mark」を見ていきます。

「Steel Nomad」は、「DirectX 12 Future Level 12_0」が用いられ、現行世代のゲームの指標となるベンチマークです。

RTX 5050のスコアはRTX 4060、RX 7600をほんの少しだけ上回ります。RTX 3050と比較して、約80%もスコアアップしています。

一方、RTX 5060と比較すると、約31%スコアダウンしています。

Speed Way

speed way

続いて「Speed Way」です。テスト全体をレイトレーシングでレンダリングするので、GPUのレイトレーシング性能を計測できます。

RTX 5050のスコアはRTX 4060をほんの少しだけ下回りますが、RTX 3050と比較して、約77%もスコアアップしています。

一方、RTX 5060と比較すると、約31%スコアダウンしています。

Assassin’s Creed Shadows

Assassin's Creed Shadows
設定

・画質:最高
・レイトレーシング:全体的に拡散+反射
・解像度:フルHD、WQHD、4K
・アップスケーリング:DLSS/FSRクオリティ
・フレーム生成:有効

※ベンチマークモードで計測

Assassin's Creed Shadowsのベンチマーク

「Assassin’s Creed Shadows」です。MFGに対応しているので、RTX 5050、RTX 5060には「MFG 4×」を適用しています。

フルHD解像度で比較すると、RTX 5050の平均フレームレートはRTX 4060に対して約49%、RTX 3050に対しては約105%上回っています。

一方、RTX 5060との比較では約22%下回っています。

このゲームは最高設定だとVRAM消費量が激しく、VRAM8GBのRTX 4060、RX 7060ではVRAM不足に陥り、フレームレートは全く伸びませんが、RTX 5050の場合、MFGが使えるので、フレームレートの落ち込みをある程度防ぐことが可能です。

Ghost of Tsushima

Ghost of Tsushima
設定

・画質:非常に高い
・解像度:フルHD、WQHD、4K
・アップスケーリング:DLSS/FSRクオリティ
・フレーム生成:オン

※貴市の集落から豆酘平原に至る道を馬で1分間駆け抜けてるときのフレームレートを計測

Ghost of Tsushimaのベンチマーク

「Ghost of Tsushima」です。

フルHD解像度で比較すると、RTX 5050の平均フレームレートは、RTX 4060に対して約4%下回りが、RTX 3050に対しては約50%上回っています。

一方、RTX 5060との比較では約28%下回っています。

このゲームはRADEONに最適化されているため、RTXシリーズの平均フレームレートは全体的に伸び悩んでいます。

Monster Hunter Wilds

フレームレートがガクッと落ちる
設定

・画質:ウルトラ
・解像度:フルHD、WQHD、4K
・レイトレーシング:高
・アップスケーリング:DLSS/FSRクオリティ
・フレーム生成:オン

※ベンチマークモードで計測

Monster Hunter Wildsのベンチマーク

「Monster Hunter Wilds」です。

このゲームはウルトラ設定にするとVRAM消費量が激しく、さらにRADEONに最適化されているため、RX 7600以外のGPUは平均フレームレートが伸び悩んでいます。

もちろん、RTX 5050も例外ではありません。

Cyberpunk 2077

Cyberpunk 2077
設定

・画質:オーバードライブ
・解像度:フルHD、WQHD、4K
・アップスケーリング:DLSS/FSRクオリティ
・フレーム生成:オン

※ベンチマークモードで計測

Cyberpunk 2077のベンチマーク

「Cyberpunk 2077」です。MFGに対応しているので、RTX 5050、RTX 5060には「MFG 4×」を適用しています。

このゲームはパストレーシングが有効になるオーバードライブ設定では、VRAM消費量が激しくなるため、RTX 5050を含むVRAM8GBのGPUでは軒並みフレームレートが伸び悩みます。

黒神話:悟空

黒神話:悟空
設定

・画質:最高
・解像度:フルHD、WQHD、4K
・フルレイトレーシング:超高
・アップスケーリング:DLSS/FSRクオリティ
・フレーム生成:オン

※ベンチマークソフトで計測

黒神話:悟空のベンチマーク

「黒神話:悟空」です。

フルHD解像度で比較すると、RTX 5050の平均フレームレートは、RTX 4060に対して約7%下回っていますが、RTX 3050に対しては約122%上回っています。

一方、RTX 5060との比較では約22%下回っています。

Skull and Bones

Skull and Bones
設定

・画質:ウルトラ
・解像度:フルHD、WQHD、4K
・アップスケーリング:DLSS/FSRクオリティ
・レイトレーシング:オン

※ベンチマークモードで計測

Skull and Bonesのベンチマーク

「Skull and Bones」です。

フルHD解像度で比較すると、RTX 5050の平均フレームレートは、RTX 4060に対して約2%下回っていますが、RTX 3050に対しては約61%上回っています。

一方、RTX 5060との比較では約16%下回っています。

Marvel Rivals

Marvel Rivals
設定

・画質:最高
・解像度:フルHD、WQHD、4K
・アップスケーリング:DLSS/FSRクオリティ
・フレーム生成:オン

※トレーニングで一定のコースを周回して計測

Marvel Rivalsのベンチマーク

「Marvel Rivals」です。MFGに対応しているので、には「MFG 4×」を適用しています。

フルHD解像度で比較すると、RTX 5050の平均フレームレートはRTX 4060に対して約51%、RTX 3050に対して約114%上回っています。

一方、RTX 5060との比較では約10%下回っています。

MFGの効果は絶大で、RTX 5050でもフルHDで平均200fps近くいきます。

FFXIV: 黄金のレガシー

設定

・画質:最高
・解像度:フルHD、WQHD、4K

※ベンチマークソフトで計測

FFXIV: 黄金のレガシーのベンチマーク

「FFXIV: 黄金のレガシー」です。

フルHD解像度で比較すると、RTX 5050の平均フレームレートはRTX 4060に対して約6%、RX 7600に対しては3%下回っていますが、RTX 3050に対して約63%上回っています。

一方、RTX 5060との比較では約26%下回っています。

Stellar Blade

Stellar Blade
設定

・画質:とても高い
・解像度:フルHD、WQHD、4K
・アップスケーリング:DLSS/FSRクオリティ
・フレーム生成:オン

※ステージ序盤で1分間走ってフレームレートを計測

Stellar Bladeのベンチマーク

「Stellar Blade」です。MFGに対応しているので、RTX 5050、RTX 5060には「MFG x4」を適用しています。

フルHD解像度で比較すると、RTX 5050の平均フレームレートはRTX 4060に対して約47%、RTX 3050に対して約114%上回っています。

一方、RTX 5060との比較では約25%下回っています。

このゲームはMFGとの相性が良く、設定すると爆発的にフレームレートが伸びます。そのため、RTX 5050でもフルHD解像度で平均フレームレートが300近くいきます。

Tom Clancy’s Rainbow Six Siege X

Tom Clancy's Rainbow Six Siege X
設定

・画質:ウルトラ+
・解像度:フルHD、WQHD、4K

※ベンチマークモードで計測

Tom Clancy's Rainbow Six Siege Xのベンチマーク

「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege X」です。

フルHD解像度で比較すると、RTX 5050の平均フレームレートはRTX 4060に対して約3%下回っていますが、RTX 3050に対しては約69%上回っています。

一方、RTX 5060との比較では約26%下回っています。

F1 25

F1 25
設定

・画質:超最大
・解像度:フルHD、WQHD、4K
・アップスケーリング:DLSS/FSRクオリティ
・フレーム生成:オン

※ベンチマークモードで計測

F1 25のベンチマーク

「F1 25」です。MFGに対応しているので、RTX 5050、RTX 5060には「MFG x4」を適用しています。

フルHD解像度で比較すると、RTX 5050の平均フレームレートはRTX 4060に対して約28%、RTX 3050に対して約132%上回っています。

一方、RTX 5060との比較では約48%下回っています。

ARMORED CORE VI

ゲーミングテスト:アーマードコア6
設定

・画質:最高
・解像度:フルHD、WQHD、4K

※ミッションの「武装採掘艦護衛」を1分間プレーして計測

ARMORED CORE VIのベンチマーク

「ARMORED CORE VI」です。

フルHD解像度で比較すると、RTX 5050の平均フレームレートはRTX 4060に対して約2%、RTX 3050に対して約67%上回っています。

一方、RTX 5060との比較では約25%下回っています。

RTX 5050のクリエイティブ性能を検証

HandBrake

handbrake

「HandBrake」です。動画のエンコードソフトです。

10分の4Kソースの動画をH.265 NVENC 2160P 4Kに変換する速度を計測します。fpsが高いほど、動画のエンコードの速度が速いことを意味します。

RTX 5050のfpsは、RTX 4060に対して約15%、RTX 3050に対して約41%上回っています。

本来格上のはずのRTX 5060に対しても、なぜか約3%上回っています。

Blender benchmark

Blender benchmark

「Blender benchmark」です。2D/3Dコンテンツ制作ツール「Blender」のベンチマークソフトです。

RTX 5050の総合スコアは、RTX 4060に対して約8%下回っていますが、RTX 3050に対して約85%上回っています。

一方、RTX 5060に対しては、約26%下回っています。

このベンチマークは、CUDAコア数がスコアに直結するのでCUDAコア数の少ないRTX 5050のスコアは伸び悩んでいます。

Stable Diffusion

Stable Diffusion

画像生成AIの「Stable Diffusion」のベンチマークです。定番ベンチマークとして使われている「ハローアスカベンチマーク」を使用します。512×512サイズの画像を10枚生成した時間を計測します。

RTX 5050の画像生成の処理速度はRTX 4060、RTX 5060と比べ約15秒ほど遅いですが、RTX 3050に比べると約12秒ほど速いです。

「Stable Diffusion」の画像生成速度はCUDAの数に左右されるので、CUDAの数が少ないRTX 5050の処理速度はRTX 4060より確実に遅いです。

ちなみにRX 7600の処理が異様に遅いのは、CUDAが使えないからです。RADEONではCUDAの代わりにDirectMLを使用するので、どうしても処理速度が遅くなります。

ROCmを使用すれば、処理速度は速くなりますが、Linuxでしか使えないので、使い勝手が悪いです。

設定
起動オプション–xformers –opt-channelslast
Positivemasterpiece, best quality, masterpiece, asuka langley sitting cross legged on a chair
Negativelowres, bad anatomy, bad hands, text, error, missing fingers, extra digit, fewer digits, cropped, worst quality, low quality, normal quality, jpeg artifacts,signature, watermark, username, blurry, artist name
モデルAnythingV3
sampling methodEuler
Width512
Height512
sampling steps28
Batch count10
Batch size1
CFG Scale12
Seed2870305590
起動オプションRTXシリーズ:–xformers –opt-channelslast
RADEON:–precision full –no-half –opt-sub-quad-attention –disable-nan-check –skip-torch-cuda-test

RTX 5050の消費電力を検証

RTX 5050の消費電力を検証

FFXIV: 黄金のレガシーベンチマーク(4K・最高設定)実行中の消費電力を見ていきます。グラボ単体ではなく、システム全体の消費電力です。

ワットチェッカーはラトックシステムの「RS-BTWATCH2」を使用します。

RTX 5050の平均消費電力は、RTX 4060より約6%、RTX 3050より約22%高いです。一方で、RTX 5060より約7%、RX 7600より約14%低いです。

RTX 5050の性能まとめ

メリットデメリット
フルHDでそれなりに快適なゲーム体験が可能
ゲームによってはWQHDでも十分プレー可能
レイトレーシング、パストレーシング性能は十分高い
MFGでフレームレートを大幅に上げることが可能
Smooth Motionでフレーム生成非対応のゲームでもfpsを大きく向上可能
コストパフォーマンスは優秀
4Kゲームは厳しい
VRAM8GBを超えるゲームは厳しい
消費電力はRTX 4060よりやや高い
PCIE Gen5×8なので、PCIE 4.0接続だとゲームによってはパフォーマンスが落ちる可能性がある
CUDAコアの数が少ないので、CUDAコアがパフォーマンスに直結するクリエイティブの性能は低い

RTX 5050のゲーム性能を一言で表現すると、MFGの機能がついたRTX 4060と言った感じです。

RTX 5050はMFGを使えば、RTX 4060を遥かに上回るパフォーマンスを発揮しますが、MFGなしだと、ほぼRTX 4060と同等のパフォーマンスです。

RTX 4060と同じGDDR6なのもあって、進化している点はあまりなく、正直目新しさがない印象です。

ただ、やはりMFGは魅力的な機能で、対応ゲームでは凄まじいフレームレートを出すことが可能です。例えば、Stellar Bladeでは、MFGを有効にすることで、フルHDで300fps近くまでフレームレートが伸びます。

RTX 4060並みのパフォーマンスに加えて、さらにMFGが使え、それでいて価格が3万円代ということでコストパフォーマンスは高いと言えます。

ただし、VRAM8GBというのは明確なマイナスポイントと言えます。

VRAM10GB近く消費

というのも、VRAM8GBでは昨今のAAAタイトルでは厳しくなっています。

例えば、「Monster Hunter Wilds」、「Assassin’s Creed Shadows」などではグラフィックの設定を最高まで上げると、フルHDですら、VRAM消費量が8GBを超えます。

VRAMを大量に消費するゲームをプレーする場合は、グラフィックの設定を落としてVRAM消費量を8GB以下に調整する必要があります。

「グラフィックの設定を落としても別に構わない」、「メインでプレーするのは、基本無料のVRAMを激しく消費しないゲーム(Apex Legendsなど)」というのであれば、RTX 5050は有力な選択肢になります。

RTX 5050と組み合わせるCPUについて

RTX 5050搭載モデルによく採用されるCPU一覧

RTX 5050搭載モデルによく採用されるCPU一覧

RTX 5060i搭載のゲーミングPCによく採用されるのは以下の9種類のCPUです。

  • Ryzen 7 7800X3D
  • Ryzen 7 7700
  • Ryzen 5 7500F
  • Ryzen 7 5700X
  • Ryzen 5 4500
  • Core i7-14700F
  • Core i5-14400F
  • Core i5-12400

RTX 5050に合うおすすめのCPUとは?

おすすめ度CPU
Ryzen 5 7500F、Core i5-14400(F)
Ryzen 7 5700X、Core i5-12400(F)
Core i7-14700(F)、Ryzen 7 7700、Ryzen 7 7800X3D
Ryzen 5 4500

結論から言うと、RTX 5050と組み合わせるCPUをおすすめ度でまとめると上記の通りです。

各CPUの10ゲームの平均fps

上記の表はRTX 5050と性能が似通っているRTX 4060 Tiのデータです。ゲーム10タイトルの平均fpsを各解像度ごとにまとめたものです。

最も優秀な1番手のグループに属するのが、Ryzen 7 7800X3D、Core i7-14700F、Ryzen 7 7700です。

一方、2番手のグループに属するのが、Core i5-14400F、Ryzen 5 7500Fです。

逆に最も平均fpsの伸びがイマイチなのはRyzen 5 4500でした。

全10ゲームのタイトル
  • 【軽量級】Tom Clancy’s Rainbow Six Siege
  • 【中量級】Fortnite
  • 【中量級】Forza Horizon 5
  • 【中量級】Deus Ex: Mankind Divided
  • 【中量級】Shadow of the tomb raider
  • 【中量級】Far Cry6
  • 【中量級】ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー
  • 【重量級】Cyberpunk 2077
  • 【重量級】Assassin’s Creed Mirage
  • 【重量級】Watch Dogs: Legion

この結果から、Ryzen 7 7800X3D、Core i7-14700F、Ryzen 7 7700をおすすめしたいところですが、正直、RTX 5050との組み合わせにおいて、これらのCPUは不釣り合いの印象があります。

Ryzen 5 7500F
Ryzen 5 7500F
Core i5-14400F
Core i5-14400F

おすすめなのは「Ryzen 5 7500F」、「Core i5-14400F」、「Ryzen 7 5700X」などです。

これらのCPUを搭載しているゲーミングPCは、価格が安い割にRTX 5050の性能を効率よく引き出すことが可能だからです。

当然、「Ryzen 5 7500F」、「Core i5-14400F」、「Ryzen 7 5700X」を搭載しているゲーミングPCも安くなる傾向が高まります。

RTX 5050搭載おすすめゲーミングPC

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ストレージ1TB NVMe対応 M.2 SSD
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DDR4-3200
ストレージ1TB
Gen 4 NVMe(Kingston NV3シリーズ)
マザーボードB550チップセット
ASUS PRIME B550M-A WIFI II
M.2 スロット数2個(空き1)
幅×高さ×奥行210mm (幅) x 392mm (高さ) x 366mm (奥行)
電源550W
80PLUS BRONZE
ネットワーク有線:1Gbps
無線:Wi-Fi 6
納期3 – 5日ほど
保証1年間センドバック保証
価格126,800
メリットデメリット
M.2 SSDの増設が可能
ガラスケース
無線LAN(Wi-Fi 6)に対応
特になし

Ryzen 5 5600とRTX 5050の組み合わせのゲーミングPCです。

Ryzen 5 5600は、RTX 5050の性能を引き出すのに最適なCPUの一つです。

メモリ16GB、ストレージは1TBと標準的な容量。

マザーボードはASUSの「PRIME B550M-A WIFI II」を搭載。2基のM.2スロットがあるので拡張性は優秀です。さらにWi-Fi 6に対応し、無線LANが使えるのも魅力的です。

PCケースは、標準構成で12cm角のARGBファンが3つ(フロントx2、リアx1)付属するSilverStone 「FARA H1M PRO」を採用。サイドパネルがスモークガラスとなっているので、内部のPCパーツを見て楽しむことができます。

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RTX 5050搭載モデルはBTO各社あまり力を入れておらず、壊滅的に数が少ないです。現状、最もおすすめできるのはこのモデルくらいです。

ゲーミングPCよくある質問まとめ

おすすめのメモリ容量は?

純粋にゲームだけをするのであれば、16GBで十分です。ただ、メモリ消費量の激しいゲームだったり、ゲームしながら配信・録画など裏でアプリを動かす場合、16GBでは足りない場合があります。迷ったら32GBにしておくことが無難です。

おすすめのストレージ容量は?

最近のゲームは1本だけで100GB以上容量を消費します。その場合、500GBのストレージだと、2、3本インストールしただけでストレージ容量がカツカツになります。そうなった場合、遊ばなくなったゲームを消去する手間が発生します。そういう手間が省きたい方は最低でも1TBのストレージ容量がおすすめです。

おすすめのCPUクーラーは?

ゲームではそこまでCPU使用率は激しくありません。したがって、ゲーム中のCPUの発熱は大人しいので、空冷のCPUクーラーでも問題ありません。ただ、水冷のCPUクーラーは空冷に比べるとスッキリできたり、CPUクーラーヘッドが光ったりと、外観がより洗練されます。外観にこだわりたい方は水冷のCPUクーラーを選んでもいいかもしれません。

延長保証は必要?

予算を少しでも節約したいのであれば、延長保証はなしでも問題ありません。というのも大抵の場合、標準で1年間の保証がついているからです。ただ、パソコンは精密機械なので故障する可能性もゼロではありません。1年目で症状がでなくても、2年、3年と長期間使ってるとトラブルに合う可能性もゼロではありません。どうしても不安があるのであれば、延長保証をつけてもいいかもしれません。

納期はどれくらいかかる?

基本的に3日~10日ほどかかります。ただし、繁忙期や自然災害などの要因が重なると、納期は通常時より長くかかります。すぐにでも欲しいのであれば、即納モデルをおすすめします。当日出荷してくれるケースが多く、すぐにパソコンが届きます。

まとめ

RTX 5050搭載モデルは最安モデルでは10万円台前半で購入可能です。

ゲーム性能はRTX 4060並みでさらにMFGが使えるのでそれなりにゲームパフォーマンスは高いです。

10万台前半の予算を用意できるのであれば、RTX 5050搭載モデルはおすすめできます。

初心者向けにゲーミングパソコンの情報を発信するブログ「モガラボ」を運営しているモガです。当ブログでは、初心者の方でも理解しやすいように、なるべく難しい表現を避けるように記事を執筆していきます。

執筆者

ゲーミングPCおすすめモデル8選

更新:8月4日(月)

スクロールできます
価格GPUCPUメモリストレージBTO
84,980円RTX 3050Ryzen 5 450016GB500GBドスパラ
134,980円RTX 5060 Ti(8GB)Ryzen 7 5700X16GB500GBドスパラ
155,800円RX 9060 XT(16GB)Ryzen 7 5700X32GB1TBFRONTIER
169,980円RTX 5060 Ti(16GB)Ryzen 7 770016GB500GBドスパラ
169,980円RTX 5070Ryzen 7 5700X16GB500GBドスパラ
189,800円RTX 5070Ryzen 7 770016GB500GBドスパラ
259,800円RX 9070 XTRyzen 7 7800X3D32GB1TBFRONTIER
276,800円RTX 5070 TiRyzen 7 7800X3D32GB1TBFRONTIER

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