MENU
モガ
どうも!モガラボの中の人、モガです。

ゲームとゲーミングデバイスをこよなく愛する生粋のゲーマーです。

初心者の方でも理解しやすい記事の作成を心掛けています。

レビューのご依頼やご質問などありましたら、お気軽にお問い合わせフォームまでどうぞ!

運営者情報はこちらのリンクでご覧ください。
【8月3日更新】ゲーミングPC最新セール情報詳細はこちらから!

おすすめのRTX 5060搭載のゲーミングPCを紹介! 8月のセールで安いBTOまとめ

RTX 5060(ゲーミングPC)

2025年5月20日、NVIDIAのGPUのRTX 5060を搭載したビデオカードの販売が開始されました。

RTX 50シリーズのなかで下位に位置するミドルレンジ向けのGPUです。

先代モデルのRTX 4060に比べて、性能だけでなく、MFGなどの機能面でも大きく進歩しました。

今回の記事ではRTX 5060の特徴、ゲーム性能を解説し、最後におすすめのゲーミングPCを紹介します。

動画版はこちらから↓↓

目次

RTX 5060の仕様

RTX 4060RTX 5060RTX 5060 Ti
アーキテクチャーAda LovelaceBlackwellBlackwell
SM24基30基36基
CUDAコア3,072基3,840基4,608基
RTコア24基(Gen3)30基(Gen4)36基(Gen4)
Tensorコア96基(Gen4)120基(Gen5)144基(Gen5)
L2キャッシュ24MB24MB32MB
ベース/ブーストクロック1,830MHz / 2,460MHz2,280MHz / 2,497MHz2,407MHz / 2,572MHz
VRAMGDDR6 8GBGDDR7 8GBGDDR7 16GB/8GB
メモリーデータレート17Gbps28Gbps28Gbps
メモリーバス幅128bit128bit128bit
メモリー帯域272GB/s448GB/s448GB/s
PCI-ExpressGen4×8Gen5×8Gen5×8
グラフィックスカード電力115W145W180W

前世代のRTX 4060に比べると、SM数、CUDAコア数は約22%増え、スペックはかなり強化されています。

一方、VRAMは8GBのままで、メモリーバス幅も128bitと、全く強化されていない点もあります。

ただし、RTX 5060のVRAMはGDDR7に進化しており、そのおかげで、メモリー帯域はRTX 4060と比べて約49%太くなっています。

これによって、高負荷なゲームではRTX 4060よりパフォーマンスが発揮しやすいです。

一方、上位のRTX 5060 Tiと比較すると、SM数、CUDAコア数は約18%少なく、明確に差をつけられています。さらに、RTX 5060 TiにはVRAM16GB版が用意されているのに対して、RTX 5060にはVRAM8GB版のみです。

GPU-ZでRTX 5060の情報を見る
GPU-Z

RTX 5060の主な特徴

DLSS MFG(Multi Frame Generation)

MFG
引用:NVIDIA

DLSS MFG(Multi Frame Generation)は、1つのレンダリングフレームから最大3つのフレームを追加し、フレームレートを大幅に向上させるフレーム生成の技術です。

従来からあるDLSS FGが単一のフレームを追加するのに対して、DLSS MFGは複数のフレームを追加するので、DLSS FGと比べると、大幅なフレームレート向上が見込まれます。

このDLSS MFGは、RTX50シリーズのGPUに限定されます。

Smooth Motion

smooth motion

Smooth MotionはDLSS FGに対応していないゲームでも、フレーム生成してフレームレートを大幅に向上させる技術です。

いわゆるAMDのAFMFと同じような機能です。

このSmooth Motionは、順次他のRTXシリーズも使えるようになるらしいですが、現時点ではRTX50シリーズのGPUに限定されます。

Reflex 2

reflex2
引用:NVIDIA

 Reflex 2はゲーマー向けの遅延を抑制する機能であるReflexの新バージョンで、ゲームのレイテンシーを最大75%短縮します。

このReflex 2は、順次他のRTXシリーズも使えるようになるらしいですが、現時点ではRTX50シリーズのGPUに限定されます。

VRAM搭載量は8GB

容量16GBのVRAMを搭載

昨今のゲームのVRAM消費量は凄まじいものがあります。例えば、BIOHAZARD RE:4は設定を上げると、フルHD解像度でもVRAM消費量は12GBを超えます。

RTX 5060のVRAM搭載量は8GBなので、ゲームによってはフルHD解像度ですら、VRAM不足に陥ります。VRAM不足に陥ると、フレームレートが大幅に低下するだけでなく、最悪起動すらしないなんてことも。

VRAMを大量消費するゲームをプレーする場合、グラフィックの設定を下げて、VRAM消費量を8GB以下に抑える必要があります。

検証に使用したRTX 5060のモデル

GG-RTX5060-E8GB/LE/DF

検証で使用したのは、玄人志向の「GG-RTX5060-E8GB/LE/DF」です。

92mmの大型2連ファン

表面です。92mmの大型2連ファンを採用しており、デュアルファン仕様となっています。一番右端のファンからの風は裏に抜けていく仕様となっています。

カード長は235mmと短く、SFF(Small Form Factor)規格に対応しているので、コンパクトなPCケースに収めることが可能です。

金属製のバックプレート

背面です。金属製のバックプレートが装着されています。ファンからの風が抜けるように設定されているため、ヒートシンクを目視できます。

上面

上面です。スリットがもうけられており、ファンからの風が抜けるようになっています。また、装飾が施されています。

8pin×1

補助電源コネクターは8pin×1となっています。古い電源でも問題なく使えるので、この仕様は嬉しいです。

LEDのオン/オフのスイッチ

側面にはLEDのオン/オフのスイッチが配置されています。

PCI Express 5.0(x8)

バスインターフェースはPCI Express 5.0(x8)です。

映像出力

映像出力はDisplayPort 2.1b×3基、HDMI2.1b×1基という構成です。

重量は649g

重さは実測で649gでした。

マニュアルのみ

付属品は特になく、シンプルにマニュアルのみとなっています。

ファンと側面の装飾が光る

LEDスイッチをオンにすると、ファンと側面の装飾が光ります。

検証環境

検証環境

CPUはRyzen 7 7800X3Dを使用します。

3D V-Cacheテクノロジーを採用しているので、ゲーム性能で重要なL3キャッシュを96MBも搭載しています。グラボの性能を最大限引き出すことが可能です。

製品名
マザーボードASUS ROG STRIX B650-A GAMING WIFI
レビュー記事
CPURyzen 7 7800X3D
CPUクーラーPCCOOLER GAME ICE K4
レビュー記事
メモリKingston FURY Renegade DDR5 RGB メモ
(16GB×2、DDR5-4800)
レビュー記事
システム用SSDWD_BLACK SN770 NVMe
レビュー記事
アプリケーション用SSDKingston NV2
レビュー記事
電源MSI MAG A850GL PCIE5
PCケース長尾製作所 SMZ-2WBT-ATX
レビュー記事
OSWindows 11 HOME(24H2)
電源プランバランス

RTX 5060のゲーム性能を検証

今回はRTX 5060 Ti(16GB版)、RTX 4060、RX 9060 XT(16GB版)、RX 7600を比較対象とします。

3DMark

Steel Nomad

steel nomad

まず、定番の3Dグラフィックスベンチマークの「3D Mark」を見ていきます。

「Steel Nomad」は、「DirectX 12 Future Level 12_0」が用いられ、現行世代のゲームの指標となるベンチマークです。

RTX 5060は前世代のRTX 4060に対して、約34%の差をつけて上回っています。

Speed Way

Speed Way

続いて「Speed Way」です。テスト全体をレイトレーシングでレンダリングするので、GPUのレイトレーシング性能を計測できます。

RTX 5060は前世代のRTX 4060に対して約27%、RX 9060 XTに対して約19%の差をつけて上回っています。

Assassin’s Creed Shadows

Assassin's Creed Shadows
設定

・画質:最高
・レイトレーシング:全体的に拡散+反射
・解像度:フルHD、WQHD、4K
・アップスケーリング:DLSS/FSRクオリティ
・フレーム生成:有効

※ベンチマークモードで計測

Assassin's Creed Shadowsのベンチマーク

「Assassin’s Creed Shadows」です。MFGに対応しているので、RTX 5060、RTX 5060 Tiには「MFG 4×」を適用しています。

フルHD解像度で比較すると、RTX 5060の平均フレームレートはRTX 4060に対して約69%、RX 9060 XTに対して約20%上回っています。

このゲームは最高設定だとVRAM消費量が激しく、VRAM8GBのRTX 4060、RX 7060ではVRAM不足に陥り、フレームレートは全く伸びません。

同じく、VRAM8GBのRTX 5060も厳しいですが、MFGを有効にすることで、フルHDでは、平均フレームレートを100近くまで伸ばすことが可能です。

Ghost of Tsushima

Ghost of Tsushima
設定

・画質:非常に高い
・解像度:フルHD、WQHD、4K
・アップスケーリング:DLSS/FSRクオリティ
・フレーム生成:オン

※貴市の集落から豆酘平原に至る道を馬で1分間駆け抜けてるときのフレームレートを計測

Ghost of Tsushimaのベンチマーク

「Ghost of Tsushima」です。

フルHD解像度で比較すると、RTX 5060の平均フレームレートは、RTX 4060に対して約24%上回っています。

一方、RX 9060 XTに対しては約47%下回っています。

このゲームはRADEONに最適化されているため、RTXシリーズの平均フレームレートは全体的に伸び悩んでいます。

Monster Hunter Wilds

フレームレートがガクッと落ちる
設定

・画質:ウルトラ
・解像度:フルHD、WQHD、4K
・レイトレーシング:高
・アップスケーリング:DLSS/FSRクオリティ
・フレーム生成:オン

※ベンチマークモードで計測

Monster Hunter Wildsのベンチマーク

「Monster Hunter Wilds」です。

このゲームはVRAM消費量が激しく、さらにRADEONに最適化されているため、RTX 5060の平均フレームレートはRTX 4060と同じく、伸び悩んでいます。

ウルトラ設定にすると、VRAM消費が8GBを超えるため、VRAM8GBのビデオカードを使用している場合、設定を下げることが推奨されます。

Cyberpunk 2077

Cyberpunk 2077
設定

・画質:オーバードライブ
・解像度:フルHD、WQHD、4K
・アップスケーリング:DLSS/FSRクオリティ
・フレーム生成:オン

※ベンチマークモードで計測

Cyberpunk 2077のベンチマーク

「Cyberpunk 2077」です。MFGに対応しているので、RTX 5060 Ti、RTX 5070には「MFG 4×」を適用しています。

このゲームはパストレーシングが有効になるオーバードライブ設定では、VRAM消費量が激しくなるため、VRAM8GBのRTX 5060の平均フレームレートはVRAM8GBのRTX 4060、RX 7600と同じく、伸び悩んでいます。

VRAMが全く足りない状態では、たとえMFGを設定してもフレームレートはほとんど伸びません。

オーバードライブ設定にすると、VRAM消費が8GBを超えるため、VRAM8GBのビデオカードを使用している場合、設定を下げることが推奨されます。

黒神話:悟空

黒神話:悟空
設定

・画質:最高
・解像度:フルHD、WQHD、4K
・フルレイトレーシング:超高
・アップスケーリング:DLSS/FSRクオリティ
・フレーム生成:オン

※ベンチマークソフトで計測

黒神話:悟空のベンチマーク

「黒神話:悟空」です。

フルHD解像度で比較すると、RTX 5060の平均フレームレートは、RTX 4060に対して約15%、RX 9060 XTに対しては約19%上回っています。

フルHD解像度で平均60fpsを下回っているRTX 5060では最高設定だと少々荷が重いです。設定を下げることが推奨されます。

Skull and Bones

Skull and Bones
設定

・画質:ウルトラ
・解像度:フルHD、WQHD、4K
・アップスケーリング:DLSS/FSRクオリティ
・レイトレーシング:オン

※ベンチマークモードで計測

Skull and Bonesのベンチマーク

「Skull and Bones」です。

フルHD解像度で比較すると、RTX 5060の平均フレームレートは、RTX 4060に対して約14%上回っています。

一方、RX 9060 XTに対しては約21%下回っています。

RTX 5060はレイトレーシングをオンにした状態だと平均フレームレートは、大抵のゲームではRX 9060 XTを上回りますが、このゲームでは逆に下回る結果となりました。

Marvel Rivals

Marvel Rivals
設定

・画質:最高
・解像度:フルHD、WQHD、4K
・アップスケーリング:DLSS/FSRクオリティ
・フレーム生成:オン

※トレーニングで一定のコースを周回して計測

Marvel Rivalsのベンチマーク

「Marvel Rivals」です。MFGに対応しているので、RTX 5060 Ti、RTX 5070には「MFG 4×」を適用しています。

フルHD解像度で比較すると、RTX 5060の平均フレームレートはRTX 4060に対して約60%、RX 9060 XTに対して約26%上回っています。

MFGの効果は絶大で、RTX 5060でもフルHDで平均200fpsを超えます。

FFXIV: 黄金のレガシー

設定

・画質:最高
・解像度:フルHD、WQHD、4K

※ベンチマークソフトで計測

FFXIV: 黄金のレガシーのベンチマーク

「FFXIV: 黄金のレガシー」です。

フルHD解像度で比較すると、RTX 5060の平均フレームレートはRTX 4060に対して約21%、RX 9060 XTに対して約3%上回っています。

このゲームはNVIDIAに最適化されていることもあって、RTX 5060の平均フレームレートはRX 9060 XTを上回ります。

Stellar Blade

Stellar Blade
設定

・画質:とても高い
・解像度:フルHD、WQHD、4K
・アップスケーリング:DLSS/FSRクオリティ
・フレーム生成:オン

※ステージ序盤で1分間走ってフレームレートを計測

Stellar Bladeのベンチマーク

「Stellar Blade」です。MFGに対応しているので、RTX 5060、RTX 5060 Tiには「MFG x4」を適用しています。

フルHD解像度で比較すると、RTX 5060の平均フレームレートはRTX 4060に対して約70%、RX 9060 XTに対して約46%上回っています。

このゲームはMFGとの相性が良く、設定すると爆発的にフレームレートが伸びます。そのため、RTX 5060でもフルHD解像度で平均フレームレートが300を超えます。

Tom Clancy’s Rainbow Six Siege X

Tom Clancy's Rainbow Six Siege X
設定

・画質:ウルトラ+
・解像度:フルHD、WQHD、4K

※ベンチマークモードで計測

Tom Clancy's Rainbow Six Siege Xのベンチマーク

「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege X」です。

フルHD解像度で比較すると、RTX 5060の平均フレームレートはRTX 4060に対して約24%上回っています。

RX 9060 XTに対しては約5%下回っていますが、ほとんど差はないです。

F1 25

F1 25
設定

・画質:超最大
・解像度:フルHD、WQHD、4K
・アップスケーリング:DLSS/FSRクオリティ
・フレーム生成:オン

※ベンチマークモードで計測

F1 25のベンチマーク

「F1 25」です。MFGに対応しているので、RTX 5060、RTX 5060 Tiには「MFG x4」を適用しています。

フルHD解像度で比較すると、RTX 5060の平均フレームレートはRTX 4060に対して約74%、RX 9060 XTに対して約65%上回っています。

超最大ではパストレーシングが有効になります。そのため、平均フレームレートで、パストレーシング性能が低いRX 9060 XTを上回ります。

RTX 5060のクリエイティブ性能を検証

HandBrake

handbarakeのベンチマーク

「HandBrake」です。動画のエンコードソフトです。

10分の4Kソースの動画をH.265 NVENC 2160P 4Kに変換する速度を計測します。fpsが高いほど、動画のエンコードの速度が速いことを意味します。

RTX 5060のfpsは、RTX 4060に対して、約11%上回っています。

RTX 5060のNVENCの世代が新しくなっているため、RTX 4060などの旧世代のGPUと比較してエンコード速度は大きく向上しています。

なお、RX 9060 XTのfpsが極端に低いのはおそらく最適化不足が原因だと考えられます。

Blender benchmark

blender benchmark

「Blender benchmark」です。2D/3Dコンテンツ制作ツール「Blender」のベンチマークソフトです。

RTX 5060の総合スコアは、RTX 4060に対して約18%、RX 9060 XTに対して約83%上回っています。

CUDAコアが使えないRX 9060 XTの差は非常に大きなものになっています。

Stable Diffusion

stable diffusion

画像生成AIの「Stable Diffusion」のベンチマークです。定番ベンチマークとして使われている「ハローアスカベンチマーク」を使用します。512×512サイズの画像を10枚生成した時間を計測します。

RTX 5060の画像生成の処理速度はRTX 4060とほとんど変わりません。ただ、RX 9060 XTなどのRADEON勢と比べる圧倒的に処理速度は速いです。

RADEONはCUDAが使えず、代わりにDirectMLを使用するのでどうしても処理速度が遅くなります。ROCmを使用すれば、処理速度は速くなりますが、WindowsではなくLinuxでしか使えないので、使い勝手が悪いです。

設定
起動オプション–xformers –opt-channelslast
Positivemasterpiece, best quality, masterpiece, asuka langley sitting cross legged on a chair
Negativelowres, bad anatomy, bad hands, text, error, missing fingers, extra digit, fewer digits, cropped, worst quality, low quality, normal quality, jpeg artifacts,signature, watermark, username, blurry, artist name
モデルAnythingV3
sampling methodEuler
Width512
Height512
sampling steps28
Batch count10
Batch size1
CFG Scale12
Seed2870305590
起動オプションRTXシリーズ:–xformers –opt-channelslast
RADEON:–precision full –no-half –opt-sub-quad-attention –disable-nan-check –skip-torch-cuda-test

RTX 5060の消費電力を検証

RTX 5060の消費電力を検証

FFXIV: 黄金のレガシーベンチマーク(4K・最高設定)実行中の消費電力を見ていきます。グラボ単体ではなく、システム全体の消費電力です。

ワットチェッカーはラトックシステムの「RS-BTWATCH2」を使用します。

RTX 5060の消費電力はRTX 4060より若干高い印象です。といっても平均だと差は10~20Wほどといった感じで、ほとんど変わらない印象です。RX 9060 XTと比較した場合は平均で30Wほど低いです。

RTX 5060の性能まとめ

メリットデメリット
フルHDでそれなりに快適なゲーム体験が可能
ゲームによってはWQHDでも十分プレー可能
レイトレーシング、パストレーシング性能は十分高い
MFGでフレームレートを大幅に上げることが可能
Smooth Motionでフレーム生成非対応のゲームでもfpsを大きく向上可能
クリエイティブ性能は十分優秀
コストパフォーマンスは優秀
4Kゲームは厳しい
VRAM8GBを超えるゲームは厳しい
消費電力はRTX 4060よりやや高い
PCIE Gen5×8なので、PCIE 4.0接続だとゲームによってはパフォーマンスが落ちる

RTX 5060のゲーム性能を一言で表現すると、RTX 4060の強化版といった感じです。

VRAMこそ8GBと同じですが、GDDR7を採用したことにより、メモリー帯域も太くなり、より高負荷なゲームでもパフォーマンスを発揮しやすくなっています。

特にMFGを有効にしたときの爆発的なフレームレートの伸びは目を見張るものがあります。

レイトレーシング性能、パストレーシング性能も十分に高く、ゲームによってはRX 9060 XTを上回るゲームパフォーマンスを発揮します。

また、コストパフォーマンスも優秀なのも魅力的です。ビデオカード単体でも最安4万5千円くらいで購入可能です。搭載ゲーミングPCも10万円代前半と買いやすいです。

ただし、VRAM8GBというのは明確なマイナスポイントと言えます。

VRAM10GB近く消費

というのも、VRAM8GBでは昨今のAAAタイトルでは厳しくなっています。

例えば、「Monster Hunter Wilds」、「Assassin’s Creed Shadows」などではグラフィックの設定を最高まで上げると、フルHDですら、VRAM消費量が8GBを超えます。

VRAMを大量に消費するゲームをプレーする場合は、グラフィックの設定を落としてVRAM消費量を8GB以下に調整する必要があります。

「グラフィックの設定を落としても別に構わない」、「メインでプレーするのは、基本無料のVRAMを激しく消費しないゲーム(Apex Legendsなど)」というのであれば、RTX 5060は有力な選択肢になります。

RTX 5060と組み合わせるCPUについて

RTX 5060搭載モデルによく採用されるCPU一覧

RTX 5060i搭載のゲーミングPCによく採用されるのは以下の9種類のCPUです。

  • Ryzen 7 7800X3D
  • Ryzen 7 7700
  • Ryzen 5 7500F
  • Ryzen 7 5700X
  • Ryzen 5 4500
  • Core i7-14700F
  • Core i5-14400F
  • Core i5-12400

RTX 5060に合うおすすめのCPUとは?

おすすめ度CPU
Ryzen 5 7500F、Core i5-14400(F)
Ryzen 7 5700X、Core i5-12400(F)
Core i7-14700(F)、Ryzen 7 7700、Ryzen 7 7800X3D
Ryzen 5 4500

結論から言うと、RTX 5060と組み合わせるCPUをおすすめ度でまとめると上記の通りです。

10ゲーム

上記の表はRTX 5060と性能が似通っているRTX 4060 Tiのデータです。ゲーム10タイトルの平均fpsを各解像度ごとにまとめたものです。

最も優秀な1番手のグループに属するのが、Ryzen 7 7800X3D、Core i7-14700F、Ryzen 7 7700です。

一方、2番手のグループに属するのが、Core i5-14400F、Ryzen 5 7500Fです。

逆に最も平均fpsの伸びがイマイチなのはRyzen 5 4500でした。

全10ゲームのタイトル
  • 【軽量級】Tom Clancy’s Rainbow Six Siege
  • 【中量級】Fortnite
  • 【中量級】Forza Horizon 5
  • 【中量級】Deus Ex: Mankind Divided
  • 【中量級】Shadow of the tomb raider
  • 【中量級】Far Cry6
  • 【中量級】ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー
  • 【重量級】Cyberpunk 2077
  • 【重量級】Assassin’s Creed Mirage
  • 【重量級】Watch Dogs: Legion

この結果から、Ryzen 7 7800X3D、Core i7-14700F、Ryzen 7 7700をおすすめしたいところですが、ゲームによっては、GPUボトルネックを起こすことも多々あります。

正直、RTX 5060との組み合わせにおいてはこれらのCPUは、力を持て余している印象があります。

Ryzen 5 7500F
Core i5-14400F

最もおすすめなのは「Ryzen 5 7500F」、「Core i5-14400F」です。

CPU単体の価格が安い割にRTX 5060の性能を効率よく引き出しています。

当然、「Ryzen 5 7500F」、「Core i5-14400F」を搭載しているゲーミングPCも安くなる傾向が高まります。

RTX 5060搭載おすすめゲーミングPC

現在、ドスパラにてRTX 5060搭載モデルよりRTX 5060 Ti 8GB搭載モデルの方が安いという逆転現象が起きています。

例えば、CPUがRyzen 7 5700X搭載で比較すると、RTX 5060搭載モデルが139,980円、RTX 5060 Ti 8GB搭載モデルが134,980円と、RTX 5060 Ti 8GB搭載モデルの方が5,000円ほど安いです。

現状、RTX 5060搭載モデルを購入するのであれば、ドスパラのRTX 5060 Ti 8GB搭載モデルを購入することをおすすめします。

【ドスパラ】Lightning-G AV-Ti7XW/AV-Ti7XB Ryzen7 5700X/RTX5060Ti 8GB搭載 (発光非対応モデル) 『Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC、PC Game Pass同梱版』

OSWindows 11 Home
CPURyzen 7 5700X
メモリ16GB(8GB×2)
GPURTX 5060 Ti(8GB)
ストレージ500GB NVMe対応 M.2 SSD
価格134,980
製品仕様を見る
CPURyzen 7 5700X
GPURTX 5060 Ti(8GB)
CPUクーラー空冷CPUクーラー
メモリ16GB(8GB×2)
DDR4-4800
ストレージ500GB
Gen 4 NVMe
マザーボードA520チップセット
M.2 スロット数2個(空き1)
幅×高さ×奥行約215mm×約347mm×約401mm
電源650W
80PLUS BRONZE
ネットワーク有線:1Gbps
無線:なし
納期翌日出荷
保証1年間センドバック保証
価格134,980
メリットデメリット
M.2 SSDの増設が可能
エアフローに優れたガラスケース
ホワイトモデルかブラックモデルの2種類から選択可能
Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC、Xbox Game Passが付属
翌日出荷
ストレージが500GB

Ryzen 7 5700XとRTX 5060 Ti(8GB)の組み合わせのゲーミングPCです。

Ryzen 7 5700Xは、RTX 5060 Ti(8GB)の性能を引き出すのに最適なCPUの一つです。

メモリ16GBと標準的な容量。ストレージは500GBなので、最低でも1TBへの増設をおすすめします。

マザーボードの詳細は不明ですが、A520チップセットが採用され、2基のM.2スロットがあるので拡張性は優秀です。

PCケースは、標準構成で12cm角のファンが5つ(フロントx2, トップx2, リアx1)付属します。エアフローは優秀です。ただし、非発光モデルなので、ファンは光りません。

\ ホワイトモデル /

\ ブラックモデル /

【ドスパラ】Lightning-G AV5W/AV5B Ryzen5 7500F/RTX5060搭載 『Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC、PC Game Pass同梱版』

OSWindows 11 Home
CPURyzen 5 7500F
メモリ16GB(8GB×2)
GPURTX 5060 Ti(8GB)
ストレージ500GB NVMe対応 M.2 SSD
価格144,980
製品仕様を見る
CPURyzen 5 7500F
GPURTX 5060 Ti(8GB)
CPUクーラー空冷CPUクーラー
メモリ16GB(8GB×2)
DDR4-4800
ストレージ500GB
Gen 4 NVMe
マザーボードA620チップセット
M.2 スロット数2個(空き1)
幅×高さ×奥行約215mm×約347mm×約401mm
電源650W
80PLUS BRONZE
ネットワーク有線:1Gbps
無線:なし
納期翌日出荷
保証1年間センドバック保証
価格144,980
メリットデメリット
M.2 SSDの増設が可能
エアフローに優れたガラスケース
ホワイトモデルかブラックモデルの2種類から選択可能
Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC、Xbox Game Passが付属
翌日出荷
ストレージが500GB

Ryzen 5 7500FとRTX 5060 Ti(8GB)の組み合わせのゲーミングPCです。

PCケースは、標準構成で12cm角のファンが5つ(フロントx2, トップx2, リアx1)付属します。エアフローは優秀です。

Ryzen 5 7500Fは、RTX 5060 Ti(8GB)の性能を引き出すのに最適なCPUの一つです。

メモリ16GBと標準的な容量。ストレージは500GBなので、最低でも1TBへの増設をおすすめします。

マザーボードの詳細は不明ですが、!620チップセットが採用され、2基のM.2スロットがあるので拡張性は優秀です。

\ ホワイトモデル /

\ ブラックモデル /

【ドスパラ】Lightning-G AV-Ti7W Ryzen7 7700/RTX5060Ti 8GB搭載 『Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC、PC Game Pass同梱版』

OSWindows 11 Home
CPURyzen 7 7700
メモリ16GB(8GB×2)
GPURTX 5060 Ti(8GB)
ストレージ500GB NVMe対応 M.2 SSD
価格159,980
製品仕様を見る
CPURyzen 5 7500F
GPURTX 5060 Ti(8GB)
CPUクーラー空冷CPUクーラー
メモリ16GB(8GB×2)
DDR4-4800
ストレージ500GB
Gen 4 NVMe
マザーボードA620チップセット
M.2 スロット数2個(空き1)
幅×高さ×奥行約215mm×約347mm×約401mm
電源650W
80PLUS BRONZE
ネットワーク有線:1Gbps
無線:なし
納期翌日出荷
保証1年間センドバック保証
価格159,980
メリットデメリット
M.2 SSDの増設が可能
エアフローに優れたガラスケース
ホワイトモデルかブラックモデルの2種類から選択可能
Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC、Xbox Game Passが付属
翌日出荷
ストレージが500GB

Ryzen 7 7700とRTX 5060 Ti(8GB)の組み合わせのゲーミングPCです。

PCケースは、標準構成で12cm角のファンが5つ(フロントx2, トップx2, リアx1)付属します。エアフローは優秀です。

Ryzen 7 7700は、RTX 5060 Ti(8GB)の性能を引き出すのに最適なCPUの一つです。

メモリ16GBと標準的な容量。ストレージは500GBなので、最低でも1TBへの増設をおすすめします。

マザーボードの詳細は不明ですが、!620チップセットが採用され、2基のM.2スロットがあるので拡張性は優秀です。

\ ホワイトモデル /

\ ブラックモデル /

迷ったらこのモデルがおすすめ!

コスパ重視なら【ドスパラ】Lightning-G AV7XW Ryzen7 5700X/RTX5060搭載 (発光非対応モデル) 『Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC、PC Game Pass同梱版』

OSWindows 11 Home
CPURyzen 7 5700X
メモリ16GB(8GB×2)
GPURTX 5060 Ti(8GB)
ストレージ500GB NVMe対応 M.2 SSD
価格134,980

コスパ重視なら、【ドスパラ】Lightning-G AV7XW Ryzen7 5700X/RTX5060搭載 (発光非対応モデル) 『Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC、PC Game Pass同梱版』がおすすめです。

価格の割にゲーム性能がそこそこ高い、Ryzen 7 5700XはRTX 5060 Ti(8GB)との相性は良好です。

RTX 5060 Ti(8GB)モデルが13万円代前半というのは驚異的な安さと言えます。大抵のRTX 5060搭載モデルより安いのでこのモデルは尋常ないくらいコスパが高いです。

\ ホワイトモデル /

\ ブラックモデル /

バランス重視なら【ドスパラ】Lightning-G AV5W/AV5B Ryzen5 7500F/RTX5060搭載 『Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC、PC Game Pass同梱版』

OSWindows 11 Home
CPURyzen 5 7500F
メモリ16GB(8GB×2)
GPURTX 5060 Ti(8GB)
ストレージ500GB NVMe対応 M.2 SSD
価格144,980

コスパ重視なら、【ドスパラ】Lightning-G AV5W/AV5B Ryzen5 7500F/RTX5060搭載 『Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC、PC Game Pass同梱版』がおすすめです。

価格の割にゲーム性能がそこそこ高い、Ryzen 5 7500FはRTX 5060 Ti(8GB)との相性は良好です。

ゲーム性能はRyzen 7 5700Xをほんの少し上回るので、その点に魅力を感じるのであれば、こちらのモデルの方がおすすめです。

\ ホワイトモデル /

\ ブラックモデル /

性能重視なら【ドスパラ】Lightning-G AV-Ti7W Ryzen7 7700/RTX5060Ti 8GB搭載 『Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC、PC Game Pass同梱版』

OSWindows 11 Home
CPURyzen 7 7700
メモリ16GB(8GB×2)
GPURTX 5060 Ti(8GB)
ストレージ500GB NVMe対応 M.2 SSD
価格159,980

コスパ重視なら、【ドスパラ】Lightning-G AV-Ti7W Ryzen7 7700/RTX5060Ti 8GB搭載 『Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC、PC Game Pass同梱版』がおすすめです。

Ryzen 7 7700のゲーム性能はCore i7-14700FやCore Ultra 7 265Fに匹敵するので、RTX 5060 Ti(8GB)の性能を引きだすことが可能です。

Fortniteなど、CPU性能が要求されるゲームをプレーするのであれば、ゲーム性能の高いこちらのモデルがおすすめです。

\ ホワイトモデル /

\ ブラックモデル /

ゲーミングPCよくある質問まとめ

おすすめのメモリ容量は?

純粋にゲームだけをするのであれば、16GBで十分です。ただ、メモリ消費量の激しいゲームだったり、ゲームしながら配信・録画など裏でアプリを動かす場合、16GBでは足りない場合があります。迷ったら32GBにしておくことが無難です。

おすすめのストレージ容量は?

最近のゲームは1本だけで100GB以上容量を消費します。その場合、500GBのストレージだと、2、3本インストールしただけでストレージ容量がカツカツになります。そうなった場合、遊ばなくなったゲームを消去する手間が発生します。そういう手間が省きたい方は最低でも1TBのストレージ容量がおすすめです。

おすすめのCPUクーラーは?

ゲームではそこまでCPU使用率は激しくありません。したがって、ゲーム中のCPUの発熱は大人しいので、空冷のCPUクーラーでも問題ありません。ただ、水冷のCPUクーラーは空冷に比べるとスッキリできたり、CPUクーラーヘッドが光ったりと、外観がより洗練されます。外観にこだわりたい方は水冷のCPUクーラーを選んでもいいかもしれません。

延長保証は必要?

予算を少しでも節約したいのであれば、延長保証はなしでも問題ありません。というのも大抵の場合、標準で1年間の保証がついているからです。ただ、パソコンは精密機械なので故障する可能性もゼロではありません。1年目で症状がでなくても、2年、3年と長期間使ってるとトラブルに合う可能性もゼロではありません。どうしても不安があるのであれば、延長保証をつけてもいいかもしれません。

納期はどれくらいかかる?

基本的に3日~10日ほどかかります。ただし、繁忙期や自然災害などの要因が重なると、納期は通常時より長くかかります。すぐにでも欲しいのであれば、即納モデルをおすすめします。当日出荷してくれるケースが多く、すぐにパソコンが届きます。

まとめ

RTX 5060搭載モデルは最安モデルでは10万円台前半で購入可能です。

ゲーム性能はRTX 4060を大きく上回り、さらにRTX 4060 Tiも上回っているので、それを考えると非常にコスパが高いです。

10万台前半の予算を用意できるのであれば、RTX 5060搭載モデルは間違いなくおすすめできます。

初心者向けにゲーミングパソコンの情報を発信するブログ「モガラボ」を運営しているモガです。当ブログでは、初心者の方でも理解しやすいように、なるべく難しい表現を避けるように記事を執筆していきます。

執筆者

ゲーミングPCおすすめモデル8選

更新:8月4日(月)

スクロールできます
価格GPUCPUメモリストレージBTO
84,980円RTX 3050Ryzen 5 450016GB500GBドスパラ
134,980円RTX 5060 Ti(8GB)Ryzen 7 5700X16GB500GBドスパラ
155,800円RX 9060 XT(16GB)Ryzen 7 5700X32GB1TBFRONTIER
169,980円RTX 5060 Ti(16GB)Ryzen 7 770016GB500GBドスパラ
169,980円RTX 5070Ryzen 7 5700X16GB500GBドスパラ
189,800円RTX 5070Ryzen 7 770016GB500GBドスパラ
259,800円RX 9070 XTRyzen 7 7800X3D32GB1TBFRONTIER
276,800円RTX 5070 TiRyzen 7 7800X3D32GB1TBFRONTIER

コメント

コメントする

CAPTCHA

目次