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RTX 5090は、GeForce RTX 50シリーズの最上位のグラボです。
4Kの最高画質でも高いフレームレートが出せる一方で、2026年に入ってからのAIブームなどで値上がりが続き、今はグラボ単体で100万円、搭載ゲーミングPCも120万円を超えるほど高価になっています。
この記事では、RTX 5090の特徴と、ひとつ下のRTX 5080との性能差(25本のゲームで比べたデータ)、値上がりが続く今の価格、買う前に知っておきたい注意点、そしておすすめのRTX 5090搭載ゲーミングPCを紹介します。
モガラボでは、RTX 5090を実機で測っていません。性能の話は、海外のレビューサイトが公開しているデータ(出典元は記事の最後にまとめています)と、モガラボで測ったRTX 5080のデータを組み合わせて解説しています。
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RTX 5090の特徴をまとめると、次のようになります。
ひとことで言うと、「4Kで一切妥協したくない人」や「ゲーム以外にAI・動画編集もがっつりやる人」向けのグラボです。
フルHDやWQHDで遊ぶなら、RTX 5080やRTX 5070 Tiでも十分なことが多いです(くわしくは後で説明します)。
RTX 5090と、ひとつ下のRTX 5080のスペックを比べました。
| RTX 5090 | RTX 5080 | |
|---|---|---|
| アーキテクチャー | Blackwell | Blackwell |
| CUDAコア | 21,760基 | 10,752基 |
| ブーストクロック | 2.41GHz | 2.62GHz |
| VRAM | GDDR7 32GB | GDDR7 16GB |
| メモリーバス幅 | 512bit | 256bit |
| メモリー帯域 | 1,792GB/s | 960GB/s |
| グラフィックスカード電力 | 575W | 360W |
| 推奨の電源容量 | 1000W | 850W |
| 発売 | 2025年1月 | 2025年1月 |
| 発表時の国内価格(グラボ単体) | 393,800円 | 198,800円 |
| 今の国内価格 (グラボ単体・2026年9月) | 100万円超え | 30〜40万円 |
CUDAコア(3D性能を最も左右する)の数は、RTX 5080の約2倍です。VRAMとメモリー帯域も約2倍になっていて、とくに4Kのような高い解像度で差が出やすい作りになっています。
一方で、グラボの電力は575Wと、RTX 5080より200W以上多くなっています。電源やケース、冷却にも気をつかう必要があるグラボです。
なお、どちらもDLSS 4のマルチフレーム生成(MFG)に対応しています。MFGはRTX 50シリーズ共通の機能なので、RTX 5090だけの強みではありません。
海外のレビューサイト TechPowerUp が25本のゲームで比べたテストでは、4K(各ゲームの最高画質・レイトレーシングとDLSSはなし)で、RTX 5090はRTX 5080より平均で約5割(52.5%)速いという結果が出ています。
ゲームごとの結果は次のとおりです。いちばん差が小さい「アサシン クリード ミラージュ」でも約33%、差が大きい「スター・ウォーズ 無法者たち」、「Ghost of Tsushima」では約64〜65%速くなっています。
同じくイギリスのレビューサイト Club386 が比べたゲームでも、4KでRTX 5080よりおよそ3〜6割速いという結果でした。どのゲームでも、4KではRTX 5080の1.3〜1.6倍くらいのfpsが出ると考えてよさそうです。
ひとつ前の世代のRTX 4090と比べると、4Kで約25〜35%速いという結果です(Tom’s Hardware・TechPowerUp)。
注意したいのが、解像度が低いほど、RTX 5090の強みが出にくくなることです。
フルHDやWQHDでは、グラボより先にCPUの速さが追いつかなくなり(CPUボトルネック)、グラボが速くてもfpsが伸びにくくなります。
たとえば Tom’s Hardware のテストでは、RTX 5090はRTX 4090より、4Kで約25%速いのに対して、WQHDでは約13%、フルHDでは約3%しか差がありませんでした。RTX 5090を買うなら、ゲームは4K解像度で遊ぶのが前提と考えてください。
「RTX 5080で足りるのか、RTX 5090まで必要なのか」を考えるために、モガラボで測ったRTX 5080の4Kのfpsをのせておきます。RTX 5080 × Core Ultra 9 285K(Lenovo Legion Tower 7 34IAS10)で、各ゲームの最高画質で測った結果です。
| ゲーム(設定) | RTX 5080・4K | RTX 5080・WQHD |
|---|---|---|
| Cyberpunk 2077(オーバードライブ・DLSSクオリティ・DLSS FG) | 70fps | 125fps |
| Cyberpunk 2077(同じ設定・MFG×4) | 130fps | 229fps |
| F1 25(超最大・DLSSクオリティ・DLSS FG) | 77fps | 138fps |
| Assassin’s Creed Shadows(最高・レイトレ・DLSSクオリティ・DLSS FG) | 90fps | 111fps |
| Monster Hunter Wilds(ウルトラ・レイトレ高・DLSSクオリティ・FGオン) | 111fps | 145fps |
| Fortnite(最高・Nanite無効・DLSSクオリティ) | 183fps | 258fps |
| Apex Legends(最高) | 257fps | 299fps |
RTX 5080でも、4Kでほとんどのゲームが60fps以上、MFGを使えば100fps以上で遊べます。
一方で、サイバーパンク2077のオーバードライブ(パストレーシング)のような、いちばん重い設定を4K・高fpsで遊びたいなら、RTX 5090の余裕が活きてきます。
RTX 5080のゲームごとのくわしい結果は、こちらの記事にまとめています。


RTX 5090は、2025年1月の発表時は国内価格393,800円でした。ところが2026年に入ってから値上がりが続き、2026年9月には国内で100万円をこえるようになりました。
9月11日には、ソフマップ大宮店でASUSのRTX 5090が税込102万2,800円で入荷したことが伝えられ、同じころには在庫のあるRTX 5090が国内でほぼなくなったとも報じられています。
ひとつ下のRTX 5080も、秋葉原のショップで「買うなら30〜40万円」と言われるほど値上がりしています(RTX 5080の発表時の価格は198,800円)。
グラボの値上がりにあわせて、搭載BTOパソコンの価格も上がっています。モガラボが毎日集めているBTOショップのデータでは、次のとおりでした。
| RTX 5090搭載 | RTX 5080搭載 | |
|---|---|---|
| いちばん安いモデル(標準構成) | 1,244,980円 | 398,880円 |
| モデルの数 | 41台 | 266台 |
いちばん安いモデル同士で比べると、RTX 5090搭載はRTX 5080搭載の約3倍の価格です。一方で、4Kの性能は約1.5倍(上の25ゲームの平均)なので、今の価格では、性能の差よりも価格の差のほうがずっと大きい状態です。
4Kで遊びたいだけなら、RTX 5080搭載モデルでも十分なことが多いです。RTX 5090でなければいけない理由(4Kの最高設定でとにかく高fps、AIや動画編集でVRAM 32GBが必要など)がある人向けと考えてください。
価格は毎日のように変わっています。最新の価格は、検索ツールで確かめられます。
▶ RTX 5090搭載モデルを32GB・1TB価格で比べる(ゲーミングPC検索ツール)
NVIDIAは、RTX 5090を使うPCには1000Wの電源をすすめています。BTOパソコンを選ぶときは、電源が1000W以上になっているかを必ず確かめましょう。長く使うなら、効率のよい80PLUS Gold以上の電源だと安心です。
RTX 5090は、12V-2×6という1本のコネクターで、たくさんの電気を受け取ります。海外では、コネクターがしっかり刺さっていなかったなどの理由で、コネクターが熱で溶けたという報告もあります。
BTOパソコンならショップが組み立てて出荷するので、そこまで心配する必要はありません。ただし、自分でグラボを外したり、ケーブルを付け替えたりするときは、奥までしっかり差し込む・根元で強く曲げないことを守ってください。
RTX 5090のグラボはとても大きく、たくさんの熱を出します。BTOパソコンでは、大きめのミドルタワー以上のケースに入っていることがほとんどです。置き場所に余裕があるか、事前にケースのサイズを確かめておきましょう。
CPUクーラーは、水冷式のモデルを選ぶと、ケースの中の熱がこもりにくく、音も抑えやすくなります。
たとえば、ゲーム中にPC全体で700Wを使うとして、1日3時間・30日遊ぶと、電気代は1か月で約2,000円です(全国家庭電気製品公正取引協議会の電気料金の目安単価 31円/kWh で計算)。
RTX 5080搭載PCより、ひと月あたり数百円ほど高くなると考えておきましょう。
RTX 5090の性能を活かすには、CPUも速いものが必要です。ゲームがメインならRyzen 7 9800X3Dのような「X3D」のCPU、動画編集や配信もするならCore Ultra 7・Ryzen 9がおすすめです。
モガラボが毎日集めているデータから、RTX 5090搭載モデルを目的別に選んでいます。価格はメモリ32GB・SSD 1TBにしたときの価格で比べています(おすすめは自動で毎日入れ替わります)。
▶ ほかのRTX 5090搭載モデルも比べる(ゲーミングPC検索ツール)
WQHDでも速くはなりますが、4Kほどの差は出ません。CPUが追いつかなくなりやすいためです。WQHDで遊ぶなら、RTX 5080のほうが価格とのバランスがよいことが多いです。
おすすめしません。NVIDIAが推奨している電源容量は1000Wです。電源が足りないと、ゲーム中に急に電源が落ちるなどのトラブルの原因になります。
4Kでは、RTX 5090のほうが約25〜35%速いという結果が出ています。VRAMも24GBから32GBに増え、DLSS 4のマルチフレーム生成(MFG)にも対応しています。これから新しく買うなら、RTX 5090搭載モデルを選ぶのがおすすめです。
Kモニターで最高画質にこだわる人や、AI・動画編集にVRAMをたくさん使う人はRTX 5090、それ以外の人はRTX 5080がおすすめです。今は、いちばん安いモデル同士でもRTX 5090搭載のほうが約3倍高くなっています。その差額で得られる性能(4Kで約1.3〜1.6倍)に納得できるかで決めましょう。
いつ値下がりするかは、だれにも分かりません。メモリ不足は数年続くという見方もあり、ショップからはさらなる値上げの予告も出ています(2026年9月時点)。今すぐ必要でなければ待つのも一つの手ですが、待っても安くなるとは限りません。「本当にRTX 5090が必要か」をまず考えて、RTX 5080で足りるならそちらを選ぶのが、いちばん損をしにくい選び方です。