G603をレビュー!コスパ抜群だが欠点も目立つワイヤレスゲーミングマウス
今回はワイヤレスゲーミングマウスの中でもコスパが高いと評判のG603を購入したのでレビューしたいと思います。
また、G603に専用の滑り止めのラバーをとりつけたので、それについてもレビューしたいと思います。
G603はIE3.0クローンで扱いやすく、そして安いです。万人はもちろん、特にPCゲーム初心者に自信をもってすすめられるワイヤレスゲーミングマウスです。
動画はこちら↓。
G603とは
G603はロジクールのゲーミングブランド「ロジクール G(Logicool G)」から販売されている、ワイヤレスゲーミングマウスです。以下のような特徴を持っています。
HEROセンサーとは
ロジクールGが設計した画期的な新しいオプティカル センサー。クラストップのパフォーマンスと、旧世代の最大10倍の電力効率を実現しました。抜群の精度に加え、全DPI(200~12,000)でゼロスムージング、ゼロフィルタリング、ゼロアクセラレーションという一貫したパフォーマンスを発揮します。
https://gaming.logicool.co.jp/ja-jp/products/gaming-mice/g603-lightspeed-wireless-gaming-mouse.910-005106.html
LIGHTSPEEDワイヤレステクノロジーとは
エンドツーエンドの エンジニアリングとデザインを通して、ロジクールGは安定したワイヤレスソリューションを開発し、遅延、安定性、および接続性の基本的な問題を解決しました。そして誕生したのが、有線並みのプロ仕様のパフォーマンスを発揮するワイヤレス マウスです。
https://gaming.logicool.co.jp/ja-jp/products/gaming-mice/g603-lightspeed-wireless-gaming-mouse.910-005106.html
G603の仕様
物理的仕様
- 縦:124mm
- 横:68mm
- 高さ:43mm
- 重量:88.9g(マウスのみ)
- 112.3g(単三形乾電池1本装着時)
- 135.7g(単三形乾電池2本装着時)
技術仕様
- トラッキング
- センサー: HERO™
- 解像度: 200~12,000DPI
- ゼロスムージング/アクセラレーション/フィルタリング
- 最大加速: > 40 G
- 最大速度: > 400IPS
- 感応度
- USBデータフォーマット: 16ビット/軸
- LIGHTSPEEDワイヤレスのレポートレート(HIモード時): 1000Hz(1ms)
- ワイヤレスのレポートレート(LOモード時): 125 Hz(8ms)
- Bluetoothのレポートレート: 88~133Hz(7.5~11.25ms)
- マイクロプロセッサ: 32ビットARM
- 耐久性
- 左右ボタン: 2,000万回クリック
- PTFEフィート: 250km
- 電池駆動時間
- HIモード(パフォーマンス): 500時間(連続使用)
- LOモード(エンデュランス): 18ヵ月(標準的な使用量)
- その他の特徴
- オンボード メモリ: プロファイルx1
要件
- LIGHTSPEED:
- Windows® 7以降
- macOS 10.11以降
- Android™ 3.2以降
- Chrome OSTM
- USBポート
- Bluetooth対応デバイス
- Windows 8以降
- macOS 10.12以降
- Chrome OS
- Android 5.0以降
G603の開封
USB延長ケーブルです。USBアダプタを装着してデスクの上に置いて、マウスとUSBアダプタの距離を縮めることが出来ます。
G603の外観チェック
G603の形状はいわゆるIE3.0クローンです。人間工学に基づいたエルゴノミクスデザインをしています。右手専用のマウスです。
IE3.0とは2002年にマイクロソフトが発売した伝説的なマウス、IntelliMouse Explorer 3.0の略称です。人間光学に基づいたエルゴノミクスデザインで扱いやすいと評判になりました。以来、このマウスを模した、ie3.0クローンマウスが数多く登場することになりました。
裏面です。左側には、LOモード(ポーリングレート125Hz)、HIモード(ポーリングレート1000Hz)への切り替えスイッチがあります。右側にはBluetoothのペアリングボタンがあります。
ゲームではHIモード、仕事ではLOモードに切り替えるといった使い分けが可能です。
カバーを外した状態です。カバー自体はマグネットでくっついているだけなので、少し力を入れれば簡単に取り外しできます。
ホイール、ホイールボタンは共に硬めです。特にホイールボタンは力を入れないと押せない位硬いです。ちなみにチルトはありません。
単三電池を使用します。単三電池2本でも動きますが、1本でも問題なく動きます。
G603を握ってみた
G603はIE3.0クローンなだけあって、かぶせ持ちとの相性は抜群です。手全体がマウスに吸い付くかの如く、自然と握れます。
ただ、掴み持ち、つまみ持ちとの相性は悪いです。後述しますが、表面が滑りやすいのと、重量があるため、指にかかる負担が大きいからです。
G603はかぶせ持ちが推奨です。
G HUB
G603の良かったところ
価格が安く、性能も優れている
G603の実売価格が4000~5000円ほどなので、とにかく安いです。ワイヤレスゲーミングマウスの中ではG304の次に安いと思います。
しかもこの安さの割に「HEROセンサー」、「LIGHTSPEEDワイヤレステクノロジー」、「bluetooth」といった機能もきっちり搭載されています。
手にフィットしやすい
G603の悪かったところ
重い
G603は電池式を採用しています。従って、電池を入れると重くなります。単三電池1本の時の重量は112gですが、2本の時は135gとかなりの重量になります。
変換スペーサーをつけた状態で計測したら、重さは約106gまで軽くなりました。
単三電池1本の時の重量は112g、2本の時は135gだったので、それらに比べるとかなりの軽量化を実現しています。
電池1本だと重心が偏る
G603は単三電池1本で使用できますが、その場合は左か右に電池を入れる必要があります。重心が片方に寄ってしまいます。
重心のバランスが崩れてしまうので、マウスを激しく動かした際、違和感を感じてしまいます。
滑りやすい
G603の表面には滑り止めが一切なく、表面がツルツルしています。そのため、滑りやすく、しっかりと握ることが難しいです。
マウスの表面に滑り防止のラバーを貼れば、しっかり握ることが出来ます。G603を使うなら、このラバーは必須レベルだと思います。
ホイール、ホイールスイッチが硬い
ホイール、ホイールスイッチが硬いです。FPSなどで武器切り替えをホイール類に割り当てた場合、ある程度力を入れて操作しないといけないので覚悟が必要です。
まとめ
G603は扱いやすい上に価格が安く、PCゲーム初心者の方におススメできるワイヤレスゲーミングマウスです。
表面が滑りやすいというデメリットはありますが、滑り止め防止のラバーを別途購入しさえすれば、そのデメリットも簡単に解消されます。
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