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グラフィックボードのRTXシリーズに乗り換えると出来ることを3つ紹介!

グラフィックボードのRTXシリーズは今までのグラフィックボードと違い、RTコアやTensorコアといった、特徴的なコアを搭載しています。

そのため、RTXシリーズは今までのグラフィックボードと違って、様々な新機能が使えるようになっています。

今回はグラフィックボードをRTXシリーズに乗り換えたら、出来ること3つ、紹介します。

これから紹介する3つの機能に魅力を感じたのなら、それだけでもRTXシリーズへの乗り換えを考えてみてもいいかもしれません。

目次

RTXシリーズとは何か?RTXシリーズで出来ること3つ紹介

今までのNvidiaのグラフィックボードは、GTX1080TiやGTX1060など、頭にGTXがついていました。いわゆるGTXシリーズです。

ところが、2018年、今まで使っていたGTXではなく、RTXが頭についたグラフィックボードが発表されました。これが今回紹介するRTXシリーズです。

RTXシリーズ最大の特徴が「Tensorコア」、「RTコア」の搭載です。これらのコアによって、過去のGTXシリーズではできなかった様々な機能が使えるようになります。

リアルタイムレイトレーシング

レイトレーシングとは、光の屈折を反射をシミュレートするレンダリング技術のことです。

リアルタイムレイトレーシング(以下レイトレ)とは、文字通り、そのレイトレーシングをリアルタイムに実行する技術のことです。

レイトレ自体、昔からある技術でした。映画などでは割と使われています。しかし、このレイトレは凄まじい計算量が求められる技術です。

リアルタイム制が求められるゲームにおいて、レイトレを実行するには、パソコン側に凄まじい負荷がかかってしまいます。そのため、ゲームとの相性も悪かったです。

そんな状況を一変させたのが、RTXシリーズです。

RTXシリーズには、レイトレ専用ハードウェア「RTコア」が搭載されているため、レイトレをリアルタイムに効率よく処理することが出来るようになりました。

今ではレイトレを導入したゲームがどんどん登場しています。

レイトレON
レイトレON
レイトレOFF
レイトレOFF

BATTLE FIELD 5を例にして解説します。レイトレがONだと、サイドミラーにきちんと後方にある物体が映り込んでいます。一方、レイトレがOFFだと、ただぼんやりとしか映っていません。

このようにレイトレをONにすることでゲームの表現がよりリアルになり、よりゲームの世界に没頭することが出来ます。

ただ、レイトレにもデメリットはあります。RTXシリーズには、いくらレイトレを処理する「RTコア」が搭載されているとはいえ、強烈な負荷を避けることはできません。

レイトレをオンにするとフレームレートは落ち込む

サイバーパンク2077を例にして説明します。レイトレがオフの状態だと平均フレームレートは67.7でしたが、レイトレをオンにすると、平均フレームレートは31.9まで落ち込みました。

つまり、レイトレをONにすると、強烈な負荷によってフレームレートがガクッと落ち込みます。これを防ぐには後述するDLSSが役に立ちます。

ちなみに検証に使用したパソコンのスペックは、以下の通りです。

CPUcore i5-11400F
マザーボードMSI B560M BAZOOKA
メモリDDR4-3200 8G×2(KD48GU880-32A160U)
グラフィックボードRTX3060(Colorful RTX 3060 NB 12G)
SSDNVMe 240G(CRAS C700 M.2)※OS用
HDD 4TB(ST4000DM004)※ゲーム用
電源ユニット750W(V750 Semi-Modular RS750-AMAAG1-JP)
OSWindows 10 Home

↓レイトレ対応ゲームは下記のサイトから閲覧できます。

DLSS(Deep Learning Super Sampling)

DLSSはDeep Learning Super Samplingの略語です。ディープラーニング、つまりこれは、深層学習用のTensorコアによる、AI画像処理技術のことです。

簡単に言うと、ゲームの中の荒い部分、綺麗な部分をTensorコアにひたすら交互に学習させ、その学習データをもとにして、たとえ荒い画面でも綺麗な画面に補正して表示させるというものです。

これによって、低解像度の映像でも、綺麗な画面に補正することが出来ます。いわゆるアップスケーリングです。

つまり、画質の劣化を最小限に抑えつつ、フレームレートが大きく向上するということになります。

DLSS

DLSSをオンにすると、オフの時に比べて、平均フレームレートが約30上昇しました。

DLSS+レイトレ

DLSS単体だけでなく、レイトレと組み合わせることもできます。

レイトレはオンにすると重くなってフレームレートがガクッと落ち込みますが、レイトレとDLSSを組み合わせることで、落ち込んだフレームレートを持ち上げることが出来ます。DLSSはフレームレートが向上させる夢のような技術ですが、もちろん欠点もあります。それは画面のボヤケです。

少し分かりづらいですが、DLSSをオンにすると、水たまりに映ったものや地面がボヤケています。また、水たまりの上に謎の白い裂け目みたいな表示バグも見えています。

画面表示をクッキリと表示させたいのなら、DLSSはオフが推奨です。ただし、DLSSはゲームによっては強弱が選べます。

例えば、サイバーパンク2077なら、「クオリティ」、「バランス」、「パフォーマンス」、「ウルトラパフォーマンス」が選べます。

「クオリティ」に近づくと、ボケ感が少なくなりますが、フレームレートの上げ幅が少なくなります。

逆に「ウルトラパフォーマンス」に近づくと、ボケ感が増しますが、フレームレートの上げ幅が大きくなります。「クオリティ」を選べば、DLSSをオフにした状態と比べてそこまで違いは分かりません。

あともう少しで自分の目標としているフレームレートに届かないということであれば、DLSSの効きを弱くして、ボケ感を目立ちにくくしつつ、フレームレートを押し上げるということが出来ます。

NVIDIA Broadcast

NVIDIA Broadcastとは、ライブ配信やボイスチャット、ビデオ会議の音質を強化するアプリのことです。

主に下記の4つの機能が使えるようになります。

ノイズ除去

マイクは、キーボード入力音、掃除機の音などの環境音も拾ってしまいます。

NVIDIA Broadcastでは、AIを活用したバックグラウンドノイズを除去できるので、快適な音声収録が可能になります。

バーチャル背景

配信で自分の後ろにある背景を設定できます。背景の除去、置き換え、ぼかしなどが使えるので、高価な機材や照明なしで、背景をカスタマイズできます。

オートフレーミング

映っている人物の動きを追跡し、自動的にクロップとズーム操作を行ってくれます。配信中に体が左や右に寄ったとしても、オートフレーミングの機能が働き、常に真ん中に体が来るように調整してくれます。

ビデオノイズ除去

暗い場所だと、ノイズが発生しやすくなりますが、このビデオノイズ除去を使えば、映像をクリアにできます。

一般的に暗さに弱いwebカメラの映像の品質を一段階、引き上げてくれます。

まとめ

「リアルタイムレイトレーシング」、「DLSS」は今後のゲームをガラリと変える重要な要素になりつつあります。

重量級の最新ゲームは大抵この2つに対応していますし、今後も対応ゲームは増えると思います。

「リアルタイムレイトレーシング」、「DLSS」に魅力を感じるのなら、それだけでもRTXシリーズに乗り換える価値はあると思います。

ゲーミングPCおすすめモデル10選

更新:2024年11月4日(月)

スクロールできます
価格GPUCPUメモリストレージBTO
89,980円RTX 3050Ryzen 5 450016GB500GBドスパラ
134,880円RTX 4060Ryzen 7 5700X16GB1TBTSUKUMO
162,980円RTX 4060 TiRyzen 5 5600X32GB1TBFRONTIER
179,980円RTX 4070Core i5-12400F16GB1TBドスパラ
207,800円RTX 4070 SUPERRyzen 7 5700X32GB1TBFRONTIER
239,800円RTX 4070 SUPERCore i7-14700F32GB1TBFRONTIER
262,800円RTX 4070 SUPERRyzen 7 7800X3D32GB1TBFRONTIER
289,800円RTX 4070 Ti SUPER Core i7-14700F32GB2TBFRONTIER
299,800円RTX 4070 Ti SUPERRyzen 7 7800X3D32GB1TBFRONTIER
349,800円RTX 4080 SUPERRyzen 7 7800X3D32GB1TBTSUKUMO

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