


「デスク周りをすっきりさせつつ、操作性やパフォーマンスには一切妥協したくない」
そんなゲーマーに注目されているのが「65%サイズ」のキーボードです。
一般的なフルサイズキーボード(100%)から一部のキーを省いてコンパクト化したレイアウトを採用しているので、デスク周りをすっきりさせることができるからです。
コンパクトな「65%サイズキーボード」が盛り上がりを見せる中、今もっとも注目なのが今回レビューする「HyperX Origins 2 65 ゲーミングキーボード」です。
本記事では、コンパクトながらも実用性をしっかり確保したこのモデルの魅力を、実際の使用感や特徴とともに詳しくレビューしていきます。
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| HyperX Origins 2 65 ゲーミングキーボードのスペック | |
|---|---|
| カラー | ブラック |
| フォームファクター | 65% |
| キースイッチ | HyperX リニアレッドスイッチ |
| キー荷重 | 40g |
| 総キーストローク | 4.0mm |
| アクチュエーションポイント | 1.8mm |
| キーストローク寿命 | 8000万回 |
| キーロールオーバー | Nキーロールローバー(100%アンチゴースト対応) |
| 接続タイプ | 有線 |
| ポーリングレート | 8000Hz |
| 外形寸法 | 323.7mm(幅)×114.0mm(奥行き)×42.9mm(高さ) |
| 重量 | 692g(ケーブル含む) |
| 製品保証 | 2年 |
| 参考価格 ※2026年3月時点 | 14,401円(クーポン適用価格) |
HyperX Originsシリーズは、ゲーミングブランド HyperXが展開するメカニカルゲーミングキーボードで、コンパクトさ、耐久性、高速入力を売りにしており、一部のゲーマーから支持の高いキーボードとなっています。
今回、レビューする「HyperX Origins 2 65 ゲーミングキーボード」は「2」という文字がある通り、初代から数えて2代目のモデルとなります。
初代との違いは下記の通りです。
| 比較項目 | 初代 Origins 65 | Origins 2 65 |
| スイッチ交換 | 不可(基板に固定) | 可能(ホットスワップ対応) |
| ポーリングレート | 1,000Hz | 8,000Hz |
| プレート素材 | アルミニウム | ポリカーボネート (PC) |
| 内部構造 | 標準マウント | Oリングマウント構造 |
| 標準スイッチ | HyperX レッド (45g) | HyperX リニアレッドスイッチ40g) |
| 静音処理 | 基本設計のみ | 多層シリコン/フォーム封入 |
単なるスペックの向上にとどまらず、カスタマイズ性の強化や打鍵感の改善といった、使用体験そのものに重点を置いた進化が大きな特徴となっています。


パッケージです。HyperXシリーズのイメージカラーである、赤を基調としたデザインとなっています。


内容物は下記の通りです。
キーボード本体以外の内容物について詳しく見ていきます。


キーキャップ兼キースイッチのプラーです。このプラーを使って、キーキャップとキースイッチを外すことができます。


USB-C to USB-A ケーブルです。ケーブルは布巻となっており、しっかりとした作りで、長さは約1.8mあります。


マニュアルと製品に関する注意事項です。マニュアルは日本語に対応しています。


「65%サイズ」のキーボードということで、外形寸法は323.7mm(幅)×114.0mm(奥行き)×42.9mm(高さ)と、非常にコンパクトです。


フルサイズのキーボードと比べたら、コンパクトさは一目瞭然です。


底面にはHyperXのロゴがあしらわれています。




ゴム足は手前に2箇所、奥に2箇所配置されています。


ゴム足を備えたチルトスタンドです。




チルトスタンドは2段階の調節が可能です。


背面にはUSB-Type-Cポートがあるだけで、それ以外のインターフェースはありません。


キーボード本体の重量は実測で約665gでした。


日本語配列ですが、キーキャップに「あ、い、う」などの「かな」は印字されておらず、アルファベットのみが印字されています。
「65%サイズ」のキーボードということで、フルサイズのキーボードから下記のようなキーが省略されています。


ただし、一部のキーの側面には印字があり、Fnキーと同時に押すことで有効になります。


例えば、使う頻度が高い「半角/全角の切り替え」は、FnキーとESCキーを同時に押すことで機能します。


ナビゲーションキーは縦一列に並べられています。一部のキーは一般的なキーボードと異なり、特殊な配置をしているので多少慣れは必要です。




ただし、エンターキー、スペースキーは一般的なキーボードと同じサイズ感です。


HyperX Origins 2 65 ゲーミングキーボードのキースイッチはHyperX リニアレッドスイッチを採用。引っ掛かりのない一直線の押し心地(リニア)のメカニカルスイッチです。
キースイッチのスペックは下記の通りです。
| キースイッチ | HyperX リニアレッドスイッチ |
|---|---|
| キー荷重 | 40g |
| 総キーストローク | 4.0mm |
| アクチュエーションポイント | 1.8mm |
| キーストローク寿命 | 8000万回 |
| キーロールオーバー | Nキーロールローバー(100%アンチゴースト対応) |


スイッチの心臓部には、自己潤滑性に優れたPOM製ステムを採用。さらに左右を壁で支える『ハーフウォール構造』にすることで、キーのグラつきを徹底的に排除しています。
このPOM製ステムのハーフウォール構造によって、指の力がどこに逃げることもなく、真っ直ぐストンと落ちるような、極上のタイピング体験を提供してくれます。


プリント基板とプレートの間に、シリコン製Oリングを挟み込む特殊な構造によって、パーツ同士を適度に「隔離」することができます。これによって、打鍵時の衝撃音や不快な反響音を徹底的に抑制します。


キースイッチには、ホットスワップの5ピンソケットを採用。はんだ付け不要で、キースイッチを交換できます。


全キーにLEDバックライトが内蔵されているので、ライティングを楽しめます。キーキャップの印字は摩耗に強い「PBT 2色成形(ダブルショット)」を採用しているので、LEDバックライトが綺麗に透けます。




キーキャップ、キースイッチの取り外しは、付属のプラーを使用します。


ストッパーを外すと、トップケースを取り外せます。


トップケースを取り外せることでメンテナンス、カスタマイズが容易になります。さらにトップケースも交換可能となっています。


統合ソフトウェアの「HyperX NGENUITY ソフトウェア(β版)」で様々な設定が可能になります。


ライティングでは、LEDバックライトのライティングを設定できます。
ライティングで設定できる効果は以下の通りです。


ライティングの効果は色やスピード、輝度など細かく設定可能です。


キーではキーアサインメント(キーの割り当て)、マクロが設定可能です。
キーアサインメントではキーの割り当てができます。特定のキーを押したときに「どの文字を入力するか」や「どの機能を実行するか」を自由に決めることができます。
例えば、半角全角を有効にするにはFnキー+ESCキーを同時押しする必要があり少々面倒です。そのため、自分の場合、ESCキーにGrave Accent( ` )を割り当てて、半角全角の機能を割り当てています。


マクロの設定では「複数のキー入力や操作の仕込み」を1つのキーに記憶させ、ボタン一つで再現できます。


実際に「HyperX Origins 2 65 ゲーミングキーボード」を使用して、FPSの「バトルフィールド6」を遊んでみました。


まず感じたのは、65%レイアウトの恩恵です。
テンキーレスよりさらにコンパクトな設計のおかげで、マウスの可動域が広がり、キーボードの存在を気にすることなく、思う存分にマウスを操作できます。


キースイッチのHyperX リニアレッドスイッチは、軽すぎず重すぎず、絶妙な押し心地です。
アクチュエーションポイントは1.8mmと深すぎず、浅すぎず、絶妙な塩梅です。そのため、誤爆することなく、安定して、移動キー(WASD)の入力が正確に反映されました。
またキー荷重が40gと軽いこともあって、長時間のゲームプレーでも疲れにくかったです。
シリコン製Oリングマウント構造が効を奏していることもあって、打鍵時の不快な音(底打ち音・反響音)が抑えられています。打鍵時の不快な音に気にすることなく、ゲームに没頭できます。
一方で、65%レイアウト特有のデメリットもあります。
一般的なキーボードと異なり、一部のキーが省略されているため、キー操作に慣れるまで少し時間がかかりました。ゲームでは問題にはなりにくいですが、それ以外の用途(ブログ記事執筆など)では少々慣れが必要だと感じました。


HyperX Origins 2 65 ゲーミングキーボードは、コンパクトなサイズ感と高い操作性を兼ね備えた、FPSに適したゲーミングキーボードです。
65%サイズによって、マウスの可動域を広く確保できる点や、安定した打鍵感とレスポンスの良さは、ゲーム体験をしっかり底上げしてくれます。
一方で、65%レイアウト特有のキー配置には慣れが必要ですが、それを乗り越えればゲーム以外の作業でも快適さは十分に実感できるはずです。
デスク周りをスッキリさせつつパフォーマンスも重視したい人には、有力な選択肢のひとつと言えるでしょう。