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HP Victus 16(16-s0013AX)をレビュー!RTX 4060を搭載したエントリー向けゲーミングノートPC

Victus 16(16-s0013AX)

「Victus 16」は、HPのカジュアルゲーマーをターゲットとしたエントリークラス向け、16.1型のゲーミングノートPCです。

手に届きやすい価格の割に性能も優れているため、気軽にゲーミング体験をしたい方に人気があります。

「Victus 16」には様々な種類がありますが、今回、CPUに「Ryzen 7 7840HS」、GPUに「RTX 4060 Laptop」を搭載する、「Victus by HP 16-s0013AX」をお借りすることができたので、詳しくレビューします。

Victus 16の購入を考えている方はぜひ参考にしてみてください。

機材貸出:株式会社日本HP※貸出品ということで、汚れや使用感があります。

目次

Victus 16(16-s0013AX)のスペック

CPUAMD Ryzen 7 7840HS
GPUNVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop
メモリ16GB (8GBx2) 【DDR5-5600】
ストレージ512GB(M.2 NVMe SSD)
ディスプレイ16.1インチワイド・フルHD非光沢・IPSディスプレイ (144Hz / 1920×1080 / 250nit)
OSWindows 11 Home
ネットワーク内蔵Gigabit LAN (10/100/1000)、IEEE 802.11ax (Wi-Fi 6E)、 Bluetooth5.3
本体サイズ幅(W):約369mm x 高さ(H):約23.9mm x 奥行(D):約259.4mm
重量約 2.3kg
標準保証1年間
実売価格15万円台

Victus 16(16-s0013AX)の特徴

Victus 16(16-s0013AX)の特徴

「Victus 16(16-s0013AX)」は、HPのエントリー向けゲーミングノートPCです。カラーはセラミックホワイトです。

AMD Ryzen 7 7840HS
AMD Ryzen 7 7840HS
NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop
NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop

CPUには8コア16スレッドの「AMD Ryzen 7 7840HS」、GPUには「NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop」を搭載しています。

Max TDPは、「AMD Ryzen 7 7840HS」は54W、「NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop」は120Wに設定されています。

16.1型のノートPCということでサイズ感は大きく、持ち運びには向いていません

16.1型のノートPCということでサイズ感は大きく、持ち運びには向いていません。サイズは幅約369mm、奥行約259.4mm、厚さ約23.9mmです。

液晶は144Hz対応のフルHD IPS液晶(1,920×1,200ドット)を採用

液晶は144Hz対応のフルHD IPS液晶(1,920×1,200ドット)を採用。滑らかな動作でのゲームプレーが可能です。

メインメモリはDDR5-5600の16GB (8GBx2) のデュアルチャネル構成

メインメモリはDDR5-5600の16GB (8GBx2) のデュアルチャネル構成です。16GBあれば、大抵のゲームであれば事足ります。

ストレージはPCIe Gen4×4対応の512GB(M.2 NVMe SSD)

ストレージはPCIe Gen4×4対応の512GB(M.2 NVMe SSD)です。近年の大型タイトルはゲーム1本で100GBを超えるので、正直物足りない容量です。

遊ばなくなったゲームは消去する、若しくは外部ストレージを使うなど、工夫が必要です。

無線ネットワークはWi-Fi 6に対応
無線ネットワーク
有線ネットワークは最大1000Mbpsに対応する、Gigabit Ethernetコネクタが搭載
有線ネットワーク

無線ネットワークはWi-Fi 6に対応。高速なので無線でありながらオンラインゲームも快適にプレーできます。また、有線ネットワークは最大1000Mbpsに対応する、Gigabit Ethernetコネクタが搭載されています。

Victus 16(16-s0013AX)の付属品をチェック

Victus 16(16-s0013AX)の付属品をチェック

付属品の一覧です。

付属品一覧
  • サポートガイドブック
  • 未来につながる、ともに歩く(ショートストーリー)
  • サポートガイド(保証規定)
  • セットアップ手順
  • 保証書
  • サービスおよびサポートを受けるには
  • 納品書
  • 電源アダプタ
電源アダプタのサイズはかなり大型

電源アダプタのサイズはかなり大型です。

電源の容量は230W

電源の容量は230Wです。

電源アダプタの重量は、ケーブル込みで759g

電源アダプタの重量は、ケーブル込みで759gでした。かなり重いです。

Victus 16(16-s0013AX)の外観をチェック

Victus 16(16-s0013AX)の外観をチェック

「Victus 16(16-s0013AX)」のボディカラーはセラミックホワイトを採用しています。

本体の半分ほどが通気口

本体底面です。本体の半分ほどが通気口になっており、熱対策に力を入れていることがうかがえます。

スピーカーは底面に配置

スピーカーは底面に配置されています。

フロント側面にはインターフェースや通気孔など、一切なし

フロント側面にはインターフェースや通気孔など、一切ありません。

中央にくぼみがあるので、液晶ディスプレイを展開しやすい

中央にくぼみがあるので、液晶ディスプレイを展開しやすいです。

背面側面にはインターフェースは一切なし

背面側面にはインターフェースは一切ありません。

背面はすべて通気孔

背面はすべて通気孔になっています。

左側面

左側面には、ネットワークポート(RJ45)×1、USB Type-A(5Gbps) ×1、ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1のインターフェースがあります。また通気孔があります。

右側面

右側面には、電源ポート、HDMI 2.1 出力端子 × 1、USB Type-A(5Gbps) ×2、USB Type-C(5Gbps) ×1のインターフェースがあります。

USB Type-C(5Gbps)端子は、Power Delivery、DisplayPort 1.4、電源オフUSBチャージ機能に対応しています。

ノートパソコン単体の重量は2,362g

ノートパソコン単体の重量は2,362gでした。バッテリーと合わせると約3kgになります。

Victus 16(16-s0013AX)のディスプレイをチェック

Victus 16(16-s0013AX)のディスプレイをチェック

液晶ディスプレイはフルHD IPS液晶(1,920×1,200ドット)を採用しています。またリフレッシュレートは144Hzに対応しています。

視野角は広い(横から)
視野角は広い(上から)

IPS液晶採用ということで、視野角は広いです。

非光沢液晶なので映り込みは軽減

非光沢液晶なので映り込みは軽減されています。

リフレッシュレートは144Hzに対応

リフレッシュレートは144Hzに対応しているので、滑らかな動作でゲームを楽しめます。

液晶ディスプレイ上部には、プライバシーシャッター付きのWEBカメラが配置

液晶ディスプレイ上部には、プライバシーシャッター付きのWEBカメラが配置されています。

色域

sRGBカバー率は69%でした。色域は狭いです。

「Datacolor SpyderX2 ELITE」を使ってディスプレイをチェックします。詳細は各タブを切り替えてご覧ください。

Victus 16(16-s0013AX)のキーボードをチェック

Victus 16(16-s0013AX)のキーボードをチェック

キーボードはテンキー付きのタイプです。

バックライトを搭載

バックライトを搭載しているので、様々な色に光らせることができます。

キーピッチは実測で約1.9cm

キーピッチは約1.9cmです。

キーストロークは実測で約2.1mm

キーストロークは約2.1mmです。この数値はノートパソコンのキーボードとしてはかなり深い部類に入ります。おかげで打鍵感をはっきり感じることができ、打ち心地は良好です。

タッチパッドのサイズは幅が約12.4mm、縦7.9mm

タッチパッドのサイズは幅が約12.4mm、縦7.9mmです。かなり広いので扱いやすい反面、ゲームでは誤動作しやすいです。ゲームプレー中はタッチパッドを無効化することをおすすめします。

OMEN Gaming Hub

OMEN Gaming Hub

無料のソフトウェア「OMEN Gaming Hub」で様々な設定が可能です。ここでは代表的な機能に絞って紹介します。

ひし形の印字(OMENのロゴ)のキースイッチ

ちなみに、「OMEN Gaming Hub」はキーボードに配置されている、ひし形の印字(OMENのロゴ)のキースイッチを押すことでも起動できます。

システムモニター

「システムモニター」では、CPU使用率やGPU使用率をリアルタイムで確認できます。

Victus 16(16-s0013AX)のパフォーマンスをチェック

設定について

設定について

ここから実際に「Victus 16(16-s0013AX)」を実際に動作させ、パフォーマンスを検証したいと思います。

性能をフルに発揮させるため、電源モードは「パフォーマンス」、グラフィックススイッチャーは「ディスクリート」に設定しています。

CPU性能

CINEBENCHR23(マルチ)

CGレンダリングを行い、CPUの処理性能を計測するベンチマークの「CINEBENCH R23」です。

「OMEN 25L」に搭載されているRyzen 7 7840 HSは、末尾にHSという型番が付いている通り、モバイルノートPC向けの省電力モデルですが、それでもマルチスコアは15,687と非常に優秀なスコアを残しています。

CINEBENCHR23(シングル)

シングルスコアは1,754でした。ゲーム性能ではシングルスコアも重要なので、この数値が高いということはゲーム性能にもある程度期待が持てます。

Ryzen 7 7840 HSは「Zen 4」世代なので、過去の世代のRyzenとは一線を画す性能を有しています。

デスクトップ版CPUのRyzen 7 5700XやRyzen 5 7500Fより性能が良いです。

GPU性能

TimeSpy

ゲーミングパフォーマンスを計測する3DMarkのDirectX 12ベースの「Time Spy」です。

RTX 4060はエントリー向けのGPUですが、過去のエントリー向けGPUのRTX 3050 Ti、GTX 1650と比べたら雲泥の差で性能を大きく上回っています。

ちなみにこのスコアはラップトップ版ですが、デスクトップ版のスコアとほぼ同一です。デスクトップ版のRTX 4060とほぼ同一の性能を有しているので、エントリークラスと考えたら、GPU性能は非常に高いです。

DLSSだけでなく、フレーム生成のDLSS FGにも対応しているのでゲーム性能は思った以上に高いです。

ストレージ性能

Crystaldiskmark

ストレージは、KIOKIXAの「KXG80ZNV512G」を搭載。PCI-Express4.0×4接続に対応し、容量は512GBあります。

Crystal Disk Markを実行したところ、読み込み速度は約7,000Mb/s、書き込み速度は約5,000Mb/sと、PCI-Express4.0×4の限界近くの性能を発揮しています。

クリエイティブ性能

PC MARK 10

PC MARK 10

システム全体のパフォーマンスを計測する、総合ベンチマークの「PC Mark 10」を実行してクリエイティブ性能をチェックします。

Victus 16の総合スコアは8,058ポイントをマーク。

PCの基本性能を測る「Essentials(推奨スコアは4100以上)」のスコアは10,477。

オフィスアプリ系の処理性能を測る「Productivity(推奨スコアは4,500以上)」は10,418。

写真・動画編集に関する性能を計測する「Digital Content Creation(推奨スコアは3,450以上)」は13,010です。

それぞれ推奨スコアの倍以上のスコアをマークしています。クリエイティブ性能も十分高いです。

PC MARK 10の比較

総合スコアで比較しても、過去の世代のCPUやGPUを搭載したゲーミングノートPCよりクリエイティブ性能が高いことは一目瞭然です。

動画エンコード

X264 FHD Benchmark

動画エンコード性能を測定する「x264 FHD Benchmark」です。fpsが高いほど、エンコードの性能が高いことを意味します。

Victus 16のfpsは70.7でした。

「x264 FHD Benchmark」だけだと分かりづらいので、フリーの動画編集ソフト「AviUtl」を使い、エンコードにかかった時間を計測します。動画ファイルは2GBの容量で、ファイル形式はX264です。

Aviutl

Victus 16は163秒でした。Idea Pad Slim 560 Proを比べるとエンコードにかかった時間は約2分ほど短縮できています。

Blender

Blender

3DCGソフトウェアでおなじみのBlenderのベンチマークソフトです。

monster、junkshop、classroomの3種類のテストから構成されますが、今回はそれら3つのテストの合計値を採用します。また、処理をGPUにしています。

Victus 16のスコアは3420.18でした。RTX 3050 Tiを搭載しているIdeaPad Gaming 370の約2倍のスコアを獲得しています。

RAW現像

RAW現像

OM SYSTEMが提供する無料のRAW現像ソフト、「OM Workspace」を使って、RAW現像にかかった時間を計測します。枚数は100、シャープネス、セピア、露出補正の処理をかけています。

Victus 16は処理にかかった時間は293秒でした。「OM Workspace」はGPU支援が効くため、GPU性能が高いほど、処理時間が短くなります。

GPU支援が効くRAW現像ソフトであれば、処理時間がかなり短縮できます。

ゲーム性能

ファイナルファンタジーXIV:黄金のレガシー

ゲーミングテスト:ファイナルファンタジーXIV:黄金のレガシー
設定

・画質:最高
・解像度:フルHD(1,920×1,080ドット)
・アップスケーリング:DLSS
・フレーレートしきい値:常に適用

※ベンチマークソフトで計測

ファイナルファンタジーXIV:黄金のレガシーのパフォーマンス

グラフィックのアップデートがあり、負荷も以前より増した印象ですが、DLSSを常に適用させることで、平均140fpsに達しました。快適にプレー可能です。

BLUE PROTOCOL

ゲーミングテスト:BLUE PROTOCOL
設定

・画質:最高
・解像度:フルHD(1,920×1,080ドット)

※ベンチマークソフトで計測

BLUE PROTOCOLのパフォーマンス

アップスケーリングはないですが、それでも平均129fpsに達しました。快適にプレー可能です。

なおこのベンチマークは画面の切り替わりも測定されているせいなのか、最低fpsはかなり低めに測定されます。

アサシンクリードミラージュ

ゲーミングテスト:アサシンクリードミラージュ
設定

・画質:最高
・解像度:フルHD(1,920×1,080ドット)
・アップスケーリング:DLSS
・アップサンプルクオリティ:バランス
・適応品質:オフ

※ベンチマークモードで計測

アサシンクリードミラージュのパフォーマンス

オープンワールドゲームなので負荷はかなり重いですが、DLSSバランスを適用させることで、平均111fpsに達しました。最低fpsも60fpsを維持できているので快適にプレー可能です。

Forza Horizon 5

ゲーミングテスト:Forza Horizon 5
設定

・画質:エクストリーム
・解像度:フルHD(1,920×1,080ドット)
・アップスケーリング:DLSS
・アップサンプルクオリティ:バランス
・フレーム生成:DLSS FG

※ベンチマークモードで計測

Forza Horizon 5のパフォーマンス

レースゲームなので、負荷はそこまで重くないです。ただ、エクストリーム設定にするとかなりの負荷が重くなります。

DLSSバランス+DLSS FGを適用させることで、平均111fpsに達しました。最低fpsも60fpsを維持できているので快適にプレー可能です。

Tom Clancy’s Rainbow Six Siege

ゲーミングテスト:Tom Clancy’s Rainbow Six Siege
設定

・画質:最高
・解像度:フルHD(1,920×1,080ドット)
・スケーリング:100%

※ベンチマークモードで計測

Tom Clancy’s Rainbow Six Siegeのパフォーマンス

負荷はかなり軽いゲームなので、平均249fpsに達しています。144fpsを維持してのゲームプレーも十分可能です。

Overwatch 2

ゲーミングテスト:Overwatch 2
設定

・画質:エピック
・解像度:フルHD(1,920×1,080ドット)
・アップスケーリング:DLSS
・アップサンプルクオリティ:バランス

※BOT戦を1分間観戦して計測

Overwatch 2のパフォーマンス

負荷の軽いゲームですが、エピック設定にすると負荷はかなり重くなります。

それでも、DLSSバランスを適用させることで、平均202fpsに達しました。設定を下げてやれば、144fpsを維持してのゲームプレーも十分可能です。

Cyberpunk 2077

ゲーミングテスト:Cyberpunk 2077
設定

・画質:ウルトラ
・解像度:フルHD(1,920×1,080ドット)
・アップスケーリング:DLSS
・アップサンプルクオリティ:バランス
・フレーム生成:DLSS FG

※ベンチマークモードで計測

Cyberpunk 2077のパフォーマンス

負荷は最高クラスに重いゲームの代表格としてよく名前があがるゲームですが、DLSSバランス+DLSS FGの合わせ技で驚くほど軽くなります。

フルHDでは平均200fps、WQHDでは平均130を超えてのプレーが可能です。4K解像度は流石に負荷は重いですが、ギリギリ平均60fpsに達しました。グラフィック設定を少し下げてやれば、十分4Kでもプレーが可能です。

Watch Dogs: Legion

ゲーミングテスト:Watch Dogs: Legion
設定

・画質:最大
・解像度:フルHD(1,920×1,080ドット)
・アップスケーリング:DLSS
・アップサンプルクオリティ:バランス

※ベンチマークモードで計測

Watch Dogs: Legionのパフォーマンス

CyberPunk 2077ほどではないですが、負荷が重いゲームとして名前がよくあがるゲームです。それでも、DLSSバランスを適用させれば、平均96fpsに達します。最低fpsも60fpsを維持しているので、快適にゲームプレーが可能です。

アーマードコア6

ゲーミングテスト:アーマードコア6
設定

・画質:最高
・解像度:フルHD(1,920×1,080ドット)

※ミッションの「武装採掘艦護衛」を1分間プレーして計測

アーマードコア6のパフォーマンス

アップスケーリングの設定がないので、純粋にGPUの性能が要求されます。そのため、負荷は重いです。

アップスケーリング一切なしの厳しい条件ですが、平均86fpsに達しています。最低fpsも60fpsを維持しており、快適にゲームプレーが可能です。

パルワールド

パルワールド
設定

・画質:最高
・解像度:フルHD(1,920×1,080ドット)
・アップスケーリング:DLSS
・アップサンプルクオリティ:バランス

※チュートリアル中のフィールドを1分間プレーして計測

パルワールドのパフォーマンス

まだアーリーアクセス状態ということで、最適化が完全でないゲームということで負荷はかなり重いです。それでも、DLSSバランスを適用させれば、平均114fpsでゲームプレーが可能です。

ゴーストオブツシマ

ゴーストオブツシマ
設定

・画質:非常に高い
・解像度:フルHD(1,920×1,080ドット)
・アップスケーリング:DLSS
・アップサンプルクオリティ:バランス
・フレーム生成:DLSS FG

※貴市の集落から豆酘平原に至る道を馬で1分間駆け抜けてるときのフレームレートを計測

ゴーストオブツシマのパフォーマンス

PS4版の発売から約4年ほどたって、ようやくPC版が発売され、PCでプレーしたい方も多いのではないでしょうか?オープンワールドゲームということで、当然ながら負荷は重いです。

ただ、DLSSバランス+DLSS FGの合わせ技で平均140fpsに達します。最低fpsも60fpsを維持できているので快適にゲームプラーが可能です。

ラップトップ版のRTX 4060は思ったよりパワフルです。フルHD解像度であれば、基本的にどのゲームも平均60fpsを超えています。アップスケーリングやフレーム生成を活用することでさらに快適にゲームプレーが可能です。

配信時のゲーム性能

配信時のパフォーマンス

「twitch studio」を使用して、配信時のパフォーマンスをチェックします。フルHD、最高設定の「ファイナルファンタジーXIV:黄金のレガシーベンチマーク」の配信時の平均フレームレートを計測します。設定は下記の通りです。

  • 解像度:1920×1080
  • FPS:60
  • ビットレート:4500kbps
  • エンコード:NVIDIA NVENC(ハードウェア)
配信時のパフォーマンス

平均フレームレートの下落率はわずか7%でした。これくらいのパフォーマンスの低下であれば、配信をしながらゲームをプレーすることは十分可能です。

RTX 4060に搭載されているハードウェアエンコードの「NVIDIA NVENC」は非常に優秀です。

Victus 16(16-s0013AX)のCPUとGPUの温度をチェック

「IdeaPad Gaming 370」のCPUとGPUの温度、キーボードの表面温度をチェックします。

CPUのストレステストには、「Cinebench R23」を使用します。Minimum Test Durationを10分に設定し、「Cinebench R23」を10分間テストを繰り返すハードなテストとなっています。

GPUのストレステストには、「3DMark Speed Way Stress Test」を使用します。こちらも「3DMark Time Spy」を20回繰り返すハードなテストとなっています。

なお、計測には「HWiNFO64」を使用します。

CPU温度

テスト開始直後は85℃まで上昇しますが、しばらくすると70℃後半に落ち着きます。これくらいのCPU温度であれば、長時間のCPU負荷でも耐えられます。

キーボードの表面温度

「ファイナルファンタジーXIV:黄金のレガシー」のベンチマークを実行中のキーボードの表面温度です。

中央部分が一番発熱が高く40℃近くまで上昇しています。ただ、WASDキー周辺は30℃前後とそこまで温度は上昇していません。またパームレストは20℃台とほとんど発熱していません。

Victus 16(16-s0013AX)の騒音と消費電力をチェック

騒音をチェック

アイドル時の騒音
アイドル時の騒音
パフォーマンスモードの騒音
パフォーマンスモードの騒音
最適モードの騒音
最適モードの騒音

Victus 16の騒音をチェックします。テストには、アイドル時と「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレ」のベンチマーク実行中の2つのパターンで計測します。騒音計はサンワサプライの「CHE-SD1」を使用します。

アイドル時は35dBA前後、パフォーマンスモードは57dBA前後、最適モードは49dBA前後でした。

アイドル時の騒音は気になりませんが、パフォーマンスモードの騒音はかなり耳障りです。ヘッドフォンをしていないとゲームに集中できません。

最適モードにすると騒音は多少マシになるので、ゲーム中はあえて最適モードを選んでもいいかもしれません。

消費電力をチェック

アイドル時の消費電力
アイドル時
ゲーム時の消費電力
FF14ベンチマーク実行中

Victus 16の消費電力をチェックします。テストには、アイドル時と「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレ」のベンチマーク実行中の2つのパターンで計測します。ワットチェッカーはTP-Linkの「Tapo Matter」を使用します。

アイドル時は20W前後、FF14ベンチマーク実行中は150W~170Wを推移していました。付属のACアダプタの最大出力は230Wなのでまだ余裕はあります。

Victus 16(16-s0013AX)のメリットとデメリット

メリットデメリット
コストパフォーマンスは優秀
フルHDで快適なゲームプレーが可能
クリエイティブ性能は優秀
最大144Hzに対応のIPSディスプレイ
冷却性能は優秀
無線LAN(Wi-Fi 6E)、Bluetoothに対応
筐体がホワイト色
キーボードは打ちやすい
M.2 NVMe SSDの速度は速い
ディスプレイの色域は狭い
ストレージは512GB
本体とバッテリー込みで3kgくらいになるので持ち運びには向かない
高負荷時の騒音はうるさい

まとめ

「Victus 16」は価格と性能のバランスに優れたエントリー向けゲーミングノートPCです。

CPUのRyzen 7 7840 HSは過去の世代のRyzenと比べたら、一線を画す性能で、サクサク動きます。

GPUのRTX 4060 Laptopはデスクトップ版のRTX 4060とほぼ変わらない性能を有していることもあり、予想以上にパワフルです。フルHDであれば、大抵のゲームは快適にプレー可能です。

ゲーミングPCおすすめモデル10選

更新:2024年11月16日(土)

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価格GPUCPUメモリストレージBTO
89,980円RTX 3050Ryzen 5 450016GB500GBドスパラ
109,800円RTX 4060Ryzen 5 550016GB500GBMDL.make
124,800円RTX 4060Ryzen 7 5700X16GB500GBMDL.make
159,800円RTX 4060 TiRyzen 5 5600X32GB1TBFRONTIER
189,800円RTX 4070Ryzen 7 5700X16GB1TBパソコンSHOPアーク
208,800RTX 4070 SUPERRyzen 7 5700X32GB1TBFRONTIER
239,800円RTX 4070 SUPERCore i7-14700F32GB1TBFRONTIER
269,980円RTX 4070 SUPERRyzen 7 7800X3D32GB1TBTSUKUMO
292,800円RTX 4070 Ti SUPER Core i7-14700F32GB2TBFRONTIER
319,800円RTX 4070 Ti SUPERRyzen 7 7800X3D32GB2TBFRONTIER

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