BTOショップ「MDL.make」の特徴・評判について解説!おすすめモデルも紹介
MDL.makeは設立間もないBTOショップですが、業界最安値といえるくらいの驚異的な安さで、徐々に知名度を上げています。
ただ、知名度ではさすがに他の大手BTOショップに劣るので、どういう特徴があるのか知らない方も多いのではないででしょうか?
今回の記事ではMDL.makeの特徴について解説し、最後におすすめのモデルも紹介します。
MDL.makeとは?
MDL.makeはメタデータラボ株式会社が運営しているBTOショップです。個人経営ではなく、法人が運営しています。
MDL.makeは、2023年6月24日にサービスを開始したので、新興のBTOショップといえます。
オンラインショップのみということで実店舗は存在しなかったり、Tiktokの宣伝に力を入れて、積極的にコミュニケーションをはかったりと、他社のBTOショップとは異なる特徴を持っています。
そして、最大の特徴が安さです。円安でゲーミングPCが値上がりしている中で、様々な工夫により、業界でもトップクラスの安さを実現しています。
MDL.makeのBTOパソコンの特徴
業界トップクラスの安さ
「MDL.make」の販売しているゲーミングPCはとにかく安いです。その安さはまさに業界トップクラスといえます。
安さの理由としては以下の3点があげられます。
- オンラインショップのみで実店舗は存在せず、店舗の運営費がかからない。
- 電源やファンなど、コストのかからない自社パーツを一部採用。
- 分割手数料無料はしていない。(※分割手数料無料にするとPC本体の価格に上乗せされるため)
実際にこの安さはまぎれもなく事実で、他社の同一のスペックのモデルと比較したら、MDL.makeの安さは際立っています。
モデル名 | 価格 | CPU | GPU | メモリ | ストレージ |
---|---|---|---|---|---|
MDL_T5746 | 136,800円 | Ryzen7 5700X | RTX 4060 | 16GB | 1TB |
某社のモデル | 158,980円 | Ryzen7 5700X | RTX 4060 | 16GB | 1TB |
某社のモデル | 169,800円 | Ryzen7 5700X | RTX 4060 | 16GB | 1TB |
もちろん、安いからといっても保証が手薄いというわけではなく、初期不良が起こった時の交換保証、パーツが原因で不具合が起こった時のセンドバック保証(1年間)もしっかりついてきます。
充実した保証内容
下記のように保証はかなり充実しています。
- 商品到着後、1年間のセンドバック保証
- 配送時の衝撃による故障、パソコンの初期不良には全額保証
- MDL.make公式LINEでのアフターサポート(9:00~24:00 / 年中無休)
- 将来的なカスタマイズ、修理などの購入者割引
このように保証内容は他社並みに充実しています。LINEという縛りはありますが、アフターサポートが年中無休で24:00まで対応しているので、初心者の方にはありがたいのではないでしょうか?
LINEで事前相談が可能
LINEで事前相談が可能です。例えば、フォートナイト、APEXを快適にプレーできるPCが欲しいと相談したら、適切なモデルを教えてくれます。
実際、LINEで自分も質問しましたが、真摯に相談にのってくれました。まずは、購入前に気軽に相談してみるのもいいかもしれません。
SNSでの発信が活発
TikTokの「MDL.make」専用アカウントにて、積極的な情報発信をしています。フォロワーの数も5万人を超えており、かなりの規模です。
発信内容も役立つゲーミングPCの豆知識だけでなく、質問に対しても丁寧に返信しています。LINEで質問するのに抵抗があるのであれば、TikTokから質問してもいいかもしれません。
MDL.makeのBTOパソコンの評判について
SNSをチェックしてみると、「MDL.make」のゲーミングPCを購入している口コミを見ることができます。自分が見た限りではそこまで悪い意見はなかったです。
ただ、新興メーカーということで口コミ自体の数が少ないです。口コミを参考にするのであれば、もう少し期間が経ってからのほうが参考になるかと思います。
MDL.makeのブランドについて
MDL.makeが展開しているブランド
MDL.makeが展開している主なブランドは下記のように主に6種類に分類できます。
ブランド名 | 特長 |
---|---|
大特価セールモデル | いわゆる期間限定セールのことです。通常販売しているモデルですら、十分安いのに、この大特価セールモデルはさらに安くなっています。ただし、セール期間が決まっているのと、セール対象モデルが少ないというデメリットがあります。 |
コスパ重視モデル | その名の通り、出来るだけ価格を抑えたモデルのことです。見た目などの装飾はなく、とにかく安いモデルが欲しいという方におすすめです。 |
翌日出荷モデル | コスパ重視モデルの中から、出荷が早くなるモデルを厳選しています。すぐにパソコンが欲しい方におすすめです。 |
ゲーミングPCスターターセット | パソコン本体に加えて、モニター、キーボード、マウス、マウスパッド、ヘッドセット一式がセットになったモデルです。周辺機器の購入が面倒という方におすすめです。 |
黒色×LEDモデル | 黒色のケースとLEDファンという組み合わせのモデルです。とにかく見た目の派手さを求めている方におすすめです。ケースは様々な種類から選ぶことができます。 |
白色×LEDモデル | 白色のケースとLEDファンという組み合わせのモデルです。とにかく見た目の派手さを求めている方におすすめです。ケースは様々な種類から選ぶことができます。 |
これ以外にもメモリの標準搭載量が32GBになった、「配信者向けモデル」も存在しますが、他のモデルでもメモリの増設は可能なので今回は省きました。
MDL.makeのおすすめモデルを紹介
MD4655
スペック | |
---|---|
CPU | Ryzen 5 5500 |
GPU | RTX 4060 |
CPUクーラー | 標準空冷クーラー |
メモリ | 16GB (8GB x2) DDR4-3200 |
ストレージ | 1TB M.2 NVMe SSD |
M.2スロット | 1基(空きスロット0) |
マザーボード | A520チップセット |
ネットワーク | 有線 |
電源 | 650W 80PLUS BRONZE |
ケース寸法 | 幅(W):約210mm x 高さ(H):約422mm x 奥行(D):約365mm |
価格 | 117,800円+送料0円 |
MDL.makeの「MD4655
「Ryzen 5500」は6コア12スレッドのZEN3世代のCPUです。APUのRyzen 5 5600Gから内蔵GPUをなくしたバージョンと言える存在です。
そのため、L3キャッシュの量が少ないというデメリットはありますが、RTX 4060あたりのビデオカードと組み合わせであれば、性能不足を感じることはほとんどありません。
ストレージは1TBのM.2 NVMe SSDを搭載。ゲームを複数インストールしても余裕があります。
マザーボードは特に記載されていませんが、A520チップセット搭載のMicro ATXサイズのマザーボードを採用。M.2スロットの空きスロットは0なので増設は不可能です。
メモリはDDR4-3200の16GB(8GB×2)を搭載しています。
PCケースは、特に記載されていませんが、1面のみのガラスパネルを採用しています。色はブラックとホワイトのどちらかを選ぶことができます。
ケースの寸法は幅(W):約210mm x 高さ(H):約422mm x 奥行(D):約365mm
メリット | デメリット |
---|---|
コスパは優秀 PCケースを選べる ストレージ容量は1TB | M.2 NVMe SSDの増設はできない L3キャッシュの量が少ないのでゲーム性能が若干低い |
MDL_T5746
スペック | |
---|---|
CPU | Ryzen 7 5700X |
GPU | RTX 4060 |
CPUクーラー | 標準空冷クーラー |
メモリ | 16GB (8GB x2) DDR4-3200 |
ストレージ | 1TB M.2 NVMe SSD |
M.2スロット | 1基(空きスロット0) |
マザーボード | A520チップセット |
ネットワーク | 有線 |
電源 | 650W 80PLUS BRONZE |
ケース寸法 | 幅(W):約210mm x 高さ(H):約422mm x 奥行(D):約365mm |
価格 | 128,800円+送料0円 |
MDL.makeの「MDL_T5746
「Ryzen 5 5700X」は8コア16スレッドのZEN3世代のCPUで、性能は十分高く、RTX 4060あたりのビデオカードとの組み合わせであれば、極端な性能不足を感じることはほとんどないです。
Ryzen 5 5700Xのゲーム性能は以下のページにて検証しています↓。
ストレージは1TBのM.2 NVMe SSDを搭載。ゲームを複数インストールしても余裕があります。
マザーボードは特に記載されていませんが、A520チップセット搭載のMicro ATXサイズのマザーボードを採用。M.2スロットは1基のみです。空きスロットは0なので増設は不可能です。
メモリはDDR4-3200の16GB(8GB×2)を搭載しています。
PCケースは、特に記載されていませんが、1面のみのガラスパネルを採用しています。色はブラックとホワイトのどちらかを選ぶことができます。
ケースの寸法は幅(W):約210mm x 高さ(H):約422mm x 奥行(D):約365mm
メリット | デメリット |
---|---|
コスパは優秀 PCケースを選べる ストレージ容量は1TB | M.2 NVMe SSDの増設はできない |
MDL_LI74070S
スペック | |
---|---|
CPU | Core i7-13700KF |
GPU | RTX 4070 SUPER |
メモリ | 16GB(8GB x2) |
ストレージ | 500GB M.2 NVMe SSD |
M.2スロット | 不明(増設は可能) |
マザーボード | B760 (Micro ATX) |
電源 | 750W 80PLUS BRONZE |
価格 | 239,800円+送料0円 |
MDL.makeの「MDL_LI74070S
「Core i7-13700KF」はインテル第13世代のCore i7です。Pコア8、Eコア8の16コア24スレッドという強力なマルチスレッド性能があり、さらにシングル性能も高いです。
RTX 4070 SUPERあたりのビデオカードとの組み合わせであれば、極端な性能不足を感じることはほとんどないです。
CPU性能も十分高く、動画編集のソフトウェアエンコードなど、クリエイティブ性能は優秀です。
ストレージは500Bモデルを搭載。ゲームを複数インストールする予定であれば、不安のあるストレージ容量です。できれば、最低でも1TBへの増設をおすすめします。
1TBへの増設は+7,000円で可能です。
マザーボードは特に記載されていませんが、B760チップセット搭載のMicro ATXサイズのマザーボードを採用。M.2スロットの空きスロットは不明ですが増設は可能です。
メモリはDDR4-3200の16GB(8GB×2)を搭載しています。
PCケースは、特に記載されていませんが、製品写真を見る限り、「Versa H17」、ガラスケースは「S100 TG」を採用していると思われます。ガラスケースは+3,000円で変更可能です。
標準ケースの寸法は幅(W):約205mm x 高さ(H):約400mm x 奥行(D):約423mmです。
ガラスケースの寸法は幅(W):約220mm x 高さ(H):約411mm x 奥行(D):約441mmです。
メリット | デメリット |
---|---|
コスパは優秀 クリエイティブ性能が強い PCケースを選べる M.2 NVMe SSDの増設は可能 | 標準のストレージ容量が500GB |
まとめ
MDL.makeの安さは半端なく、とにかく価格を重視しているのであれば、見逃せないBTOショップとなっています。
知名度のなさにより、信頼性に疑問を持っている方もいるかもしれませんが、法人が運営し、さらに他社と同じくらい保証もしっかりしているので、安心してゲーミングPCを購入することができます。