Hyper X Cloud Flightをレビュー!無線・有線両対応、軽量で安価なワイヤレスゲーミングヘッドセット
ワイヤレスゲーミングヘッドセットのHyperX Cloud Flightを購入してから3年ほど経過したので、改めてレビューしたいと思います。
良いところ、悪いところを正直に指摘し、レビューしたいと思います。
Cloud Flightは発売してから大分経過しているので、価格はかなり安くなっています。コスパの良いワイヤレスゲーミングヘッドセットを探しているのならおすすめできる商品です。
Hyper X Cloud Flightとは
ワイヤレスというのが最大の特徴ですが、それ以外にも下記のような特徴を持っています。
- ゲーミンググレードワイヤレスと大容量バッテリー
- HyperXならではの快適性と耐久性
- ゲームの臨場感を高めるオーディオ
- 耐久性に優れ、調整可能なスチールスライダー
- パソコン、PS4、PS4 Proですぐに使える
- LEDライティングエフェクトが付き、90°回転するイヤーカップ
- 直感的に使用できるオーディオとマイクのコントロール
- 取り外し可能なノイズキャンセリングマイク
これらの特徴の中から特に優れているものをピックアップします。
ゲーミンググレードワイヤレスと大容量バッテリー
LEDをオフにし、ヘッドホンの音量を50%にした状態であれば、バッテリーは驚異の30時間持ちます。この大容量のバッテリーと、途切れないワイヤレス技術のおかげで、長時間、ゲームを快適にプレーできます。
HyperXならではの快適性と耐久性
低反発イヤークッションと、耐久性に優れた調節可能なスチールスライダーで長時間、快適にゲームできます。
取り外し可能なノイズキャンセリングマイク
ノイズキャンセリングマイクは自由に取り外し可能です。コミュニケーションが必要ないときは、マイクを外して、ヘッドホン状態にすることが出来ます。
Hyper X Cloud Flightの仕様
ヘッドホン | 周波数特性 | ワイヤレス接続:20Hz~20,000Hz アナログ接続:15Hz~23,000Hz |
インピーダンス | 32 Ω | |
音圧レベル | 106dBSPL/mW (1kHz時) | |
T.H.D. | 2%未満 | |
重量 | 300g(マイク込みだと315g) | |
ドライバー | ネオジム磁石、ダイナミック50mm径 | |
タイプ | サーカムオーラル、密閉型 | |
マイク | 方式 | エレクトレットコンデンサーマイク |
極性パターン | ノイズキャンセリング | |
周波数応答 | 100Hz~7,000Hz | |
感度 | -45dBV (0dB=1V/Pa、1kHz時) | |
バッテリーの駆動時間 | LEDがオフの状態 | 30時間 |
LEDが点滅している状態 | 18時間 | |
LEDが点灯している状態 | 13時間 | |
ワイヤレスレンジ | 周波数帯 | 2.4Ghz |
最大20メートル | 最大20メートル |
Hyper X Cloud Flightの同梱物一覧
USB充電ケーブルです。Cloud Flightを充電する際に使用します。
USBアダプタです。Cloud Flightを無線接続する際に使用します。PC側のUSB端子に差しこみます。
HyperX Cloud Flightの外観チェック
イヤーカップ
左側のイヤーカップのみ、マイクミュートボタンになっています。
左側のイヤーカップ側面です。左から「電源ボタン」、「アナログヘッドホンポート」、「USB充電ポート(マイクロUSB)」、「マイクポート」です。
イヤーパッド
ヘッドバンド
ヘッドバンドもレザー製ですが、イヤーパッドと違い、かなり柔らかい感触です。
調整機構
最大まで伸ばすとかなり広がるので、頭の大きな人でも問題なく装着できると思います。
マイク
マイクは自由に折り曲げることが可能なため、自分の口元にセッティングしやすいです。
重量
マイクを外した状態だと重量は285gで、マイクをつけた状態だと、重量は294gでした。メーカー公表値よりも軽かったです。
マネキンにつけた状態
専用ソフトのHyper X Genuityについて
専用ソフトである、Hyper X Genuityで、Cloud Flightの設定がおこなえます。といっても設定できるのは、音量、マイクのボリューム調整位です。あとは電池残量の確認ができます。
ちなみに電池残量は、タスクバーの右端のインジケーターからも確認できます。アイコンにマウスを合わせれば、電池残量を確認できます。またヘッドホンのアイコンの色は電池残量がなくなるにつれて、緑色→オレンジ→赤色と変化するので、ここでも大雑把に電池残量を確認できます。
Hyper X Cloud Flightの良かったところ
音質は無線にしてはそこそこいい
Cloud Flightは基本的に無線という時点で、ある程度音質が犠牲になります。
自分はDT990Proというbeyerdynamicの超定番モニターヘッドホンを愛用していますが、確かにそれに比べると、Cloud Flightの音は、若干こもって聞こえるのは事実です。
ただ、Cloud Flightの音質は無線にしては音が良いと素直に感じました。50mmドライバーという大型のドライバーをつんでいるのもプラスに働いているのかもしれません。
音の傾向としては低音が比較的強いと感じました。ただ、中音、高音が犠牲になるほど、低音が強調されているわけではないので、比較的どんな音も聞き取りやすいです。
自分はゲームだけでなく、仕事の作業中でも使っています。そこで聞く音楽のジャンルは様々ですが、どんな音楽も普通に聞けてしまいます。
有線、無線の両対応
ワイヤレスゲーミングヘッドセットは無線のみ対応という商品が多い中、このCloud Flightは無線だけでなく、有線にも対応しています。
万が一、バッテリー残量がなくても、有線でつなげられます。さらに、スマホなどのUSB端子がない機器でも、イヤホンジャックさえあれば有線でつなぐことが出来ます。
バッテリーが長持ち
バッテリーがとにかく長持ちです。LEDライトがオフの状態であれば、30時間持ちます。おそらくこのバッテリーの持ちは、ワイヤレスゲーミングヘッドセットの中でもトップクラスだと思います。
自分は毎日のように使い続けて3年経過してるので、さすがにバッテリーは劣化していますが、それでも10時間位は使えるので、やはりバッテリーの持ちは優秀だと思います。
価格が安い
Cloud Flightの発売当初の希望小売価格は16,500円でした。ところが、2020年3月、価格改定が行われ、12,980円まで下がりました。
2021年現在、amazonなどで11000円前後で購入できるようになっています。この価格は、高額な商品が多いワイヤレスゲーミングヘッドセットの中で、比較的安い部類に入るので、かなり購入しやすくなっています。
軽い
Cloud Flightの重量はマイクを外した状態だと285gで、マイクをつけた状態だと重量は294gです。300gを切っているので、ゲーミングヘッドセットの中では軽量な部類に入ります。
重量が軽ければ軽いほど、長時間プレーがしやすくなるので、この軽さは魅力です。
Hyper X Cloud Flightの悪かったところ
機能性がシンプル過ぎる
Cloud Flightの専用ソフト、Hyper X Genuityで設定できるのは、音量、マイクのボリューム調整位です。サラウンドの設定もありませんし、イコライザの調整もできません。
イコライザーを設定したのならEqualizer APOを、サラウンドを使いたいのならwindows sonic for headphoneやdolby atmosなどを使うといった感じで、外部のソフトに頼る必要があります。
機能性を求めるのなら、上位機種のCloud Flight Sをおすすめします。サラウンドにも対応していますし、Qiワイヤレス充電に対応しているので充電も楽です。
マイク音質はあまり良くない
無線と言う時点でマイク音質はあまり期待できません。このCloud Flightも例にもれず、マイク音質はあまり良くないです。
有線でつないだ状態ではマイクは使用できないので、必然的にマイクの使用は無線状態のみになります。
まとめ
Cloud Flightは機能性がシンプル過ぎるというデメリットはありますが、その点に目をつぶりさえすれば、非常におすすめできるワイヤレスゲーミングヘッドセットです。
軽量、音質そこそこ、有線・無線両対応で価格が1万円ちょっとなので、ある意味ではバーゲンプライス並みの価格です。
ワイヤレスゲーミングヘッドセットの購入を検討しているのなら、まず候補にいれていい商品だと思います。
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