Dell AW3225QFをレビュー:4K湾曲QD-OLEDパネルが特徴のハイエンドゲーミングモニター
AW3225QFは、QD-OLEDパネルによる圧倒的な画質、240Hzの高リフレッシュレート、そしてゲーミングに特化した様々ン機能を兼ね備えた、Dellのハイエンドゲーミングモニターです。
今回の記事ではAW3225QFをレビューしてきたいと思います。
デル アンバサダープログラムに参加し、デル・テクノロジーズ株式会社より製品をお借りして記事を作成しています。
AW3225QFの基本スペック
高い没入感が得られる、31.6型の曲率1,700Rの液晶を採用。QD-OLEDパネルで、100万:1という高コントラストに対応しています。
ピーク輝度1000 cd/m2のHDRもサポートします。
リフレッシュレートは240Hzです。一般的な60Hzモニターの4倍高速なリフレッシュレートを実現。応答速度も0.03 ms (GtG min)と高速なので、残像感はほとんど感じられません。
さらに、NVIDIA G-SYNCもサポート。ティアリングやスタッタリングが発生しないので、滑らかな映像表現が可能です。
画面上に照準を表示する「十字線」、暗いシーンでも明るくして見やすくする「明るさスタビライザー」など、ゲームプレーをアシストする機能が搭載されています。
主なスペックは解像度が4K(3,840 x 2,160ドット)、最大表示色10億7,000万色、色域はDCI-P3カバー率99%、視野角は水平/垂直178°、輝度は1000cd/m2(HDRピーク)。
インターフェースはHDMI 2.1×2、DisplayPort 1.4×1、USB 3.2 Gen 1 Type-Aダウンストリーム ポート×1、USB 3.2 Gen 1 Type-Bアップストリーム ポート×1、USB 3.2 Gen 1 Type-Cダウンストリーム ポート×1と豊富。
外形寸法は幅約715.56 mm、奥行約305.72 mm、高さ約582.77mm、重量は14.39 kg。電源は本体に内蔵されているので、ACアダプタは不要です。
Dell AW3225QFのスペック | |
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パネルサイズ | 31.6型 |
パネル方式 | QD-OLED |
表面処理 | ノングレア |
最大解像度 | 4K(3,840 x 2,160ドット) |
アスペクト比 | 16:9 |
曲率 | 1700R |
輝度 | 1000cd/m2(HDRピーク) |
コントラスト比 | 100万:1 |
リフレッシュレート | 240Hz |
応答速度 | 0.03 ms (GtG min) |
最大表示色 | 10億7,000万色 |
色域 | DCI-P3 99% |
視野角 | 水平/垂直178° |
スピーカー | 非搭載 |
チルト調整 | -5°/+21° |
スイベル | -20°/+20° |
ピボット | 非対応 |
インターフェース | HDMI 2.1×2 DisplayPort 1.4×1 USB 3.2 Gen 1 Type-Aダウンストリーム ポート×3 USB 3.2 Gen 1 Type-Bアップストリーム ポート×1 USB 3.2 Gen 1 Type-Cダウンストリーム ポート×1 |
消費電力 | 42.5 W |
外形寸法 | 幅約715.56mm、奥行約305.72mm、高さ約582.77mm |
重量 | 14.39 kg |
保証 | 3年間 |
AW3225QFの外観をチェック
ベゼル幅は、ALIENWAREのロゴがある下部分を除いて、全体的に抑えられています。
ベゼル幅は実測で、上が5mm、左・右が8mmです。
背面カバーのデザインは、白色と黒色の組み合わせがいいアクセントになっています。
背面カバーのロゴはライティングに対応しています。
背面上部には排気用のスリットが数多くあります。
スタンドには穴が空いており、そこの穴に電源ケーブルやディスプレイケーブルを通してまとめることができます。
背面のインターフェイスは下記のようになっています。
- HDMI 2.1×2
- DisplayPort 1.4×1
- USB 3.2 Gen 1 Type-Aダウンストリーム ポート×2
- USB 3.2 Gen 1 Type-Bアップストリーム ポート×1
- USB 3.2 Gen 1 Type-Cダウンストリーム ポート×1
モニターの真下には、OSDメニューを操作するためのジョイスティックがあります。その周辺には以下のインターフェースがあります。
- USB 3.2 Gen 1 Type-Aダウンストリーム ポート×1
- USB 3.2 Gen 1 Type-Cダウンストリーム ポート(充電対応)×1
カバーで背面のインターフェースを隠すことができます。カバー中央部分には穴が空いており、ケーブルを通すことができます。
ディスプレイの真下にはライティングに対応した電源ボタンがあります。
外形寸法は、幅約715.56mm、奥行約305.72mm、高さ約582.77mmです。スペースを多く占有するため、設置予定のデスクの広さを確認した方が良さそうです。
スタンドの調整機能は、上下角度調節(チルト)が-5°/+21°、左右角度調節(スイベル)が-20°/+20°、高さは472.77 mm~582.77 mmの間で調節可能です。
AW3225QFの付属品をチェック
ダンボール製のパッケージです。
ディスププレイ本体以外には、「スタンドポール」、「スタンドベース」、「背面カバー」、「Displayportケーブル」、「HDMIケーブル」、「USBケーブル」、「電源ケーブル」、「マイクロファイバークロス」、「安全ガイド」、「Alienwareステッカー」、「出荷時校正レポート」、「クイックスタートガイド」が付属しています。
AW3225QFの組み立て方
組み立ては箱に収められた状態で行います。
背面にスタンドを取り付けます。上部にツメをひっかけるように取り付けると自動でロックされます。
スタンドポールにスタンドベースを取り付けます。ネジを回して固定します。これで取付は完了です。
デスクに設置し配線をすれば、準備完了です。
AW3225QFの色域をチェック
「Datacolor SpyderX2 ELITE」を使って色域をチェックします。
sRGBは100%と色域は優秀です。クリエイティブ作業で重要視されるAdobeRGBは92%、DCI-P3は98%と高い数値です。
ガンマ曲線はガンマ2.2をなぞっています。
明るさは100%に設定すると、236.9nitまで輝度が上がります。一見、輝度は低そうに見えますが、QD-OLEDパネルは最大輝度はそこまで上がらない仕様なので、特に問題にはなりません。
屋内であれば、十分すぎるほどの明るさを確保できています。
ほとんどの色が平均1ΔEを下回っているので、カラーの正確性は非常に高いです。
モニターの総合評価ですが、全ての項目で評価が5段階中、4.5以上と優秀な結果を残しています。
AW3225QFのプリセット
そのまま初期のまま使用してもいいですが、やはりプリセットで自分好みの設定に調整した方がいいと感じました
プリセットはOSDメニューのプリセットモードから設定します。プリセットは大まかに分けて、以下の7種類用意されています。
プリセットは、ゲームのジャンルごとに分かれていますが、単純に自分に合った色あいのものを選んだ方がいいです。
自分の場合、FPSの色合いが気に入ったので、オープンワールドゲームなど、FPS以外のジャンルのゲームもこのプリセットでプレーしました。
ちなみに、基本的な設定は、OSDメニューではなく、専用ユーティリティーソフトの「Dell Display Manager」から行えます。Windows上から設定ができるので便利です。
AW3225QFの消費電力をチェック
動画中の消費電力は、輝度50%時で49W、輝度100%時で60Wでした。
一般的なモニターは40W前後が多いので、AW3225QFの消費電力は若干大きいと言っていいかもしれません。
とはいえ、劇的に消費電力が大きいわけではないので、長時間使っても問題ありません。
AW3225QFで実際にゲームを楽しんでみた
Apex Legendsをプレーしたところ、ちょうど湾曲する箇所に体力ゲージや弾数が表示されるので見やすかったです。FPSとの相性は良好です。
続いて、ゴーストオブツシマをプレー。思った通り、オープンワールド系のゲームとの相性も抜群です。臨場感をはっきりと感じられました。
今度はHDRをオンにしてゲームをプレーします。ちなみにHDRをオンにすると、色合いが変化し、よりリアルな描写に近づきます。
HDRをオンにしてサイバーパンク2077をプレーすると、その迫力に圧倒されました。ネオンや照明が本当に眩しいからです。1000cd/m2のHDRは伊達ではありません。
さらにQD-OLEDパネルということで、黒いシーンを表示する際は各ピクセルが発光しないので真の黒を表現できます。サイバーパンク2077のように黒いシーンが多いゲームだと、このQD-OLEDパネルの特性が活きます。
まとめ
AW3225QFはQD-OLEDパネルによる、深みのある黒と鮮やかな色彩によってゲームへの没入感をさらに高めます。
さらに240Hzの高リフレッシュレート、応答速度0.03 ms (GtG min)など、ヘビーゲーマーも納得するスペックを兼ね備えています。
迫力あるゲーミングモニターを探しているのなら、ぜひ今回の記事を参考にして、AW3225QFの購入を検討してみてはいかがでしょうか?
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