【2024年】おすすめATX対応のPCケース厳選3選!
ATX対応のPCケースは種類が最も多く、価格帯も安いものから高いものまでバラエティに富んでいるのが特徴です。
種類が多いのは良いことですが、その分商品選びに迷いやすいです。そこで今回は、ATX対応のPCケースを3つ厳選して、紹介したいと思います。
PCを組む上で最も組みやすいのがATX対応のPCケースです。自作PC初心者であれば、もっともおすすめできるPCケースのタイプです。
ATX対応のPCケースの特徴
マザーボードのほとんどの規格に対応している
ATXマザーボード | MicroATXマザーボード | Mini ITXマザーボード | |
ATX対応PCケース | 〇 | 〇 | 〇 |
MicroATX対応PCケース | × | 〇 | 〇 |
Mini ITX対応PCケース | × | × | 〇 |
ATX対応のPCケースのほとんどは「タワー型」と呼ばれるタイプです。MicroATXやMini ITXのPCケースと比べると、大きいです。
ただ、その分、内部に余裕があるため、ATX、MicroATX、Mini ITXすべてのマザーボードに対応しています。
こうした制限の緩さこそ、ATX対応のPCケースの強みです。
一方、MicroATX対応のPCケースはMicroATXマザー、Mini ITXマザーには対応していますが、ATXマザーには対応していません。
Mini ITX対応のPCケースは、Mini ITXマザーのみ対応で、MicroATXマザー、ATXマザーには対応していません。
つまり、MicroATXやMini ITXのPCケースは、制限があるということです。
ATXより一回り大きいE-ATXという規格がありますが、現在の市場ではかなりニッチな存在になってしまいました。E-ATX対応のPCケースの場合でも、もちろんATXマザーは問題なく、組み込みが可能です。
商品選びの選択肢が多い
また、ATX対応のPCケースは種類も多いので、商品選びの選択肢が多いことも魅力です。価格.comを例にして、各タイプのPCケースの数を比較してみます。※2024年8月調べ
商品の数 | |
ATX対応のPCケース | 176 |
MicroATX対応のPCケース | 126 |
Mini ITX対応のPCケース | 41 |
このようにATX対応のPCケースの商品数は圧倒的に多いです。自分に合ったPCケースを見つけやすいと言えます。
組み立てやすく、拡張性に優れている
MicroATXやMini ITXのPCケースと比べると、ATX対応のPCケースは、内部が広く、数多くのパーツを組み込めます。つまり、拡張性が高いです。
例えば、高性能なビデオカードや簡易水冷CPUクーラーのラジエーターなど、大型のパーツが組み込みやすいです。
拡張性を重視しているのなら、ATX対応のPCケース一択です。
また、内部が広いということは、作業スペースが確保されることを意味するので、組みやすいです。
おすすめATX対応PCケース5選
NZXT H9 Flow
前面と左側面は透明度の高い強化ガラス製を採用。ピラーレス構造を採用しているため、組み込んだパーツを眺めて楽しめます。
マザーボードと天板の隙間は約6.5cmと広く、天板が脱着可能なので、簡易水冷型CPUクーラーを組み込みやすいです。
またデュアルチャンバー構造なので、ケーブルマネジメントしやすいのも魅力的です。
12cm角のファンが4基付属するため、エアフローも優秀です。
デザイン性、冷却性能、メンテナンス性などどれをとっても非の打ちどころがなく、ピラーレスケースを探しているのなら間違いなくこのNZXT H9 Flowはおすすめできます。
NZXT H9 Flowの仕様 | |
対応マザーボード | microATX、Mini-ITX、ATX |
対応CPUクーラー | 高さ165mmまで |
対応ビデオカード | 長さ435mmまで |
対応ラジエーター | 上面:360mm 前面:360mm 背面:360mm |
ドライブベイ | 3.5/2.5インチ共用シャドー×2 2.5インチシャドー×4 |
標準搭載ファン | 12cm角×1(背面) 12cm角×3(側面) |
重量 | 12.1kg |
外形寸法 | 290(W)×495(H)×466(D) mm |
Corsair 3000D RGB AIRFLOW
奥行と高さが50cm以下と、最近のミドルタワーケースとしては比較的小柄な部類に入り、組み込みやメンテナンスをする際、取り回しがいいです。
ケースファンは前面にアドレサブルLED対応の12cm角のファンを3基搭載しています。
天板もメッシュ構造となっており、エアフローも優秀です。
凝った作りはないですが、小型で冷えるPCケースが欲しいのであれば、このCorsair 3000D RGB AIRFLOW はおすすめできます。
Corsair 3000D RGB AIRFLOWの仕様 | |
対応マザーボード | microATX、Mini-ITX、ATX |
対応CPUクーラー | 高さ170mmまで |
対応ビデオカード | 長さ360mmまで |
対応ラジエーター | 上面:280mm 前面:360mm |
ドライブベイ | 3.5インチシャドー×2 2.5インチシャドー×2 |
標準搭載ファン | 12cm角×3(前面) |
重量 | 7.3kg |
外形寸法 | 230(W)×466(H)×462(D) mm |
ADATA VALOR AIR
前面の吸気口に斜めのスリットが設けられた、ユニークなデザインをしているPCケースです。
奥行が37cmと、最近のPCケースと比べるとかなり短めなので、置き場所に困りません。ただし、その分、ビデオカードの長さ制限は厳しく、31cmを超えるビデオカードは事実上使用できません。
前面パネルは底面の手回しネジ1つ外すだけで脱着できるので、メンテナンスしやすいです。
ケースファンは前面3基、背面1基の合計4基搭載しており、エアフローは優秀です。
コスパの良いATXマザーボードが入る小型PCケースを探しているのなら、このVALOR AIRはおすすめできます。
ADATA VALOR AIRの仕様 | |
対応マザーボード | microATX、Mini-ITX、ATX |
対応CPUクーラー | 高さ166mmまで |
対応ビデオカード | 長さ335mmまで |
対応ラジエーター | 上面:240mm 前面:360mm |
ドライブベイ | 3.5インチシャドー×1 3.5/2.5インチシャドー×1 2.5インチシャドー×2 |
標準搭載ファン | 12cm角×3(前面) 12cm角×1(背面) |
重量 | 5.6kg |
外形寸法 | 210(W)×460(H)×371(D) mm |
まとめ
今回はATX対応のおすすめPCケースを紹介しました。
ATX対応のPCケースは、サイズが大型ゆえにスペースを占有するというデメリットはありますが、組みやすさ、メンテナンスのしやすさというメリットは、MicroATX、Mini ITX対応のPCケースにはない魅力です。
今回の記事がみなさんのお役に立てれば嬉しいです。ぜひ参考にしてみてください。
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