ポータブルゲーミングPCの特徴について解説!やめとけ・おすすめしないと言われる理由も解説

「ポータブルゲーミングPCって実際どうなの?」
「やめとけって言われる理由は何?」
ポータブルゲーミングPCを購入を検討する上でこうした様々な疑問や不安を感じる方も多いのではないでしょうか?
今回の記事では、ポータブルゲーミングPCの特徴について解説し、デメリットや注意点についても解説します。最後におすすめのポータブルゲーミングPCについても紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
ポータブルゲーミングPCのメリット
持ち運び可能なので、外出先や寝転んでゲームをプレーできる

ポータブルゲーミングPCにはバッテリーが内蔵されているので、充電ケーブルを外した状態でも起動させることが可能です。ソファーに座りながら、ベッドに寝ころびながらと、自分の好きな姿勢でゲームをプレーできます。

また、ケースに入れて持ち運び可能なので、外出先でもゲームをプレーできます。
ディスプレイが大型なので見やすい

ポータブルゲーミングPCのディスプレイのサイズはかなり大きめに作られており、視認性が高いです。
例えば、Legion Goは8.8インチ、MSI Claw A1Mは7インチの大型ディスプレイが搭載されています。任天堂スイッチのディスプレイは6.2インチなので、それと比べると画面が大きくて見やすいです。
外部ディスプレイに接続して大画面でゲームをプレーできる

ポータブルゲーミングPCには外部出力端子がついているので、PCモニターに外部出力することが可能です。
ゲーム以外の用途でも使用可能

ポータブルゲーミングPCといっても中身はWindowsOSを搭載したパソコンなので、ゲーム以外の用途でも使用可能です。仕事用のパソコンとして活用することも十分可能です。

SteamOSを搭載した「steam deck」に関しては、ゲーム以外の用途で使用するのは流石に厳しいです。
ポータブルゲーミングPCのデメリット
デスクトップ型のゲーミングPCと比べると、ゲーム性能は劣る


ポータブルゲーミングPCはサイズの都合上、専用のGPUを搭載するのは難しく、基本的にCPU内蔵のグラフィックを使用します。
そのため、専用のビデオカードを搭載できるデスクトップ型のゲーミングPCと比べるとゲーム性能は劣ります。


例えば、MSI Claw A1Mで、Cyberpunk2077をプレーするのであれば、グラフィックを低まで落とし、FSR 3ウルトラパフォーマンスを適用し、さらにAMD FSR3フレーム生成を有効にして、やっと平均60fpsを超えます。
バッテリーの駆動時間が短い


ポータブルゲーミングPCのバッテリーの駆動時間は基本的に短いと思っていいです。負荷の重いゲームだと、最長でも2時間くらいでバッテリーがなくなります。
長時間ゲームをプレーするのであれば、充電ケーブルを接続する必要があります。
本体重量が重い


ポータブルゲーミングPCはの本体重量は重いです。
例えば、Legion Goは約855g、MSI Claw A1Mは約671gあります。これくらいの重さになると手にかかる負担も大きく、長時間ゲームをプレーすると手が疲れてきます。
任天堂スイッチは約420gなので、ポータブルゲーミングPCのほうが確実に重いです。
本体自体が大きいので持ち運びしやすいとはいえない


ポータブルゲーミングPCは、大型のディスプレイを搭載していることもあって、サイズ感はかなり大きめです。
例えば、Legion Goは長さ298mm、奥行131mm、高さ40.7mmとかなり大柄です。ケースに入れてリュックに詰め込んでもかなりスペースを占有します。
ストレージの増設がやりづらい


ポータブルゲーミングPCにはSDカードスロットがあるので、ストレージの増設自体は簡単です。ただ、SDカードは速度は遅く、ロードにかかる時間が増えます。
おすすめなのが本体に装着されたSSDの換装ですが、本体背面からカバーを外して分解する必要があるので、ハードルが高いです。


ストレージを増やすには、外部のSSDストレージを活用するのが一番楽です。
おすすめのポータブルゲーミングPC4選



価格は2025年4月11日現在です。
MSI Claw A1M
製品名 | 価格 | CPU | ディスプレイ | リフレッシュレート | ストレージ | メモリ |
---|---|---|---|---|---|---|
MSI Claw-A1M-002JP | 99,800円 | Core Ultra 7 プロセッサー 155H | 7インチ、フルHD(1,920×1,080) | 120Hz | 1TB | 16GB |
MSI Claw-A1M-003JP | 83,000円 | Core Ultra 5 プロセッサー 135H | 7インチ、フルHD(1,920×1,080) | 120Hz | 512GB | 16GB |




Lenovo Legion Go
製品名 | 価格 | CPU | ディスプレイ | リフレッシュレート | ストレージ | メモリ |
---|---|---|---|---|---|---|
Lenovo Legion Go | 126,550円 | Ryzen Z1 Extreme | 8.8インチ、WQXGA(2,560×1,600) | 144Hz | 512GB | 16GB |




ASUS ROG Ally
製品名 | 価格 | CPU | ディスプレイ | リフレッシュレート | ストレージ | メモリ |
---|---|---|---|---|---|---|
ASUS ROG Ally | 87,850円 | Ryzen Z1 Extreme | 7インチ、フルHD(1,920×1,080) | 120Hz | 512GB | 16GB |


ASUS ROG Ally X
製品名 | 価格 | CPU | ディスプレイ | リフレッシュレート | ストレージ | メモリ |
---|---|---|---|---|---|---|
ASUS ROG Ally X | 138,000円 | Ryzen Z1 Extreme | 7インチ、フルHD(1,920×1,080) | 120Hz | 1TB | 24GB |





コスパ重視なら、「MSI Claw A1M」、「ASUS ROG Ally」、機能性重視なら「Lenovo Legion Go」、性能重視なら「ASUS ROG Ally X」がおすすめです。特に「ASUS ROG Ally X」はメモリ24GBと大容量なのでゲーム性能は非常に高いです。
まとめ
ポータブルゲーミングPCは正直、癖が強く、決して万能なゲーミングPCではありません。ただ、ケーブルを外した状態でPCゲームをプレーできるのは唯一無二のメリットと言えます。
寝る前にサクッとゲームをプレーしたい場合、ポータブルゲーミングPCは重宝します。
すでにデスクトップ型のゲーミングPCを持ってる方でも、ポータブルゲーミングPCの購入は有りだと個人的に思っています。
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