IdeaPad Duetはキーボード着脱式のタブレットとしても使える、2in1のノートPCです。windowsではなく、googleが開発したchrome osを搭載しています。
今回はIdeaPad Duetを購入したのでレビューしたいと思います。
IdeaPad Duetは実売価格3万円前後という格安のノートPCですが、果たして使い勝手はどうでしょうか?実力を検証したいと思います。
chrome bookとは
Androidスマートフォンで採用されているOSのAndroidもgoogle社が提供しています。それもあってか、このchrome OSはandroidに酷似しています。
Lenovo IdeaPad Duetの仕様
搭載OS | Chrome OS |
CPU | MediaTek Helio P60T(8コア、2.0Ghz、1MBキャッシュ) |
グラフィック | CPU内蔵(Arm Mali-G72 MP3) |
メモリー | 4GB |
eMMC | 64GB / 128GB |
ディスプレイ | LEDバックライト付 10.1型 WUXGA IPS液晶 (1920×1200ドット、約1,677万色) 、光沢あり、マルチタッチ対応(10点) |
外部ディスプレイ出力 | 最大 1920×1080ドット、1677万色@30Hz(USB Type-C to DP接続時) |
インターフェース | USB Type-C×1(DisplayPort出力機能付き、DC-in機能付き) |
ワイヤレス | IEEE 802.11ac/a/b/g/n |
Bluetooth | Bluetooth v4.2 |
スピーカー | ステレオスピーカー |
本体寸法 (W×D×H)mm | タブレット本体:約 239.8×159.8×7.35mm キーボードとスタンドカバー装着時:約 244.9×169.3×18.2mm |
本体質量(バッテリー・パックを含む) | タブレット本体:約 450g キーボードとスタンドカバー装着時:約 920g |
使用時間 | 約10.0時間 |
主な付属品 | ACアダプター、USBケーブル、キーボード、スタンドカバー、USB Type-C to 3.5mmオーディオジャック変換ケーブル、マニュアル類 |
保証期間 | 1年間 |
IdeaPad Duetの同梱物
IdeaPad Duetの同梱物一覧です。一つずつ詳しく見ていきます。
バックカバーです。本体に装着します。
本体です。裏面には強力なマグネットが埋め込まれており、バックカバーとくっつけます。
正面から見て、右サイドに各種スイッチ、インターフェースが配置されています。
IdeaPad Duetの組み立て
IdeaPad Duetを組み立てます。まず本体と背面カバーをくっつけます。磁石なので近づけるだけでピタッとくっつきます。固定力はかなりのものです。
本体側の接続箇所とキーボード側の接続箇所の位置を確認し、本体とキーボードをくっつけます。磁石なので近づけるだけで勝手にくっつきます。
ノートPCとして使いたいときは背面カバーを下半分を動かして角度をつけてたてかけます。
IdeaPad Duetのサイズ・重量
IdeaPad Duetのキーボード込みの重量は約946gです。
IdeaPad Duetのディスプレイについて
IdeaPad Duetのディスプレイは、IPS液晶で解像度は1920×1200ドット、いわゆるWUXGAです。光沢液晶なので映り込みが激しいです。
IdeaPad Duetのパフォーマンスについて
ベンチマーク
IdeaPad Duetのベンチマークを測ってみました。分かりやすいようにAndroidスマートフォンの楽天ハンドを比較対象にしました。
geek bench 5
Single Core Score | Multi Core Score | |
IdeaPad Duet | 302 | 1413 |
楽天ハンド | 569 | 1794 |
GEEK BENCH 5はスマホやPCなど様々なプラットフォームでパフォーマンスを測定するベンチマークソフトです。
IdeaPad Duetは楽天ハンドと比べると、シングル、マルチスコアともに負けています。
3DMARK Sling Shot
Overall Score | |
IdeaPad Duet | 1743 |
楽天ハンド | 3661 |
3DMARK Sling ShotはOpenGL 3.0 ESでフルHDの映像を処理する際の性能を測るベンチマークです。
IdeaPad Duetは楽天ハンドと比べると、かなりの大差で負けてしまいました。
オフィスソフト
googleドキュメントやgoogleスプレッドシートを実際に使いましたが、違和感は特になかったです。簡単な文章作成、表計算であれば、十分こなせると思います。
ネットサーフィン
chromeでネットサーフィンしてみましたが、読み込みにストレスは感じませんでした。
youtube再生
フルHDの動画を再生してみましたが、特に引っかかりもなく、スムーズに視聴できました。
ゲーム
PUBGモバイルと原神をプレーしてみました。快適に動作しているとは言い難いですが、一応プレーはできます。設定を落としてやれば、もっと快適に動くかもしれません。
IdeaPad Duetの良かったところ
低価格なのにキーボードが付属
IdeaPad Duetは低価格でありながら、キーボードが付属します。ipadだと純正キーボードの値段だけで、2万、3万円は当たり前なので、この価格はある意味、バーゲンセールです。
意外とサクサク動く
先ほどのベンチマークで分かる通り、搭載されているCPUは正直非力ですが、chrome OS自体がかなり軽いので、思ったよりもサクサク動く印象です。
ネットサーフィンや軽めの事務作業ならなんなくこなせます。
タブレット端末として使える
キーボードを外せば、自動的にタブレットモードに切り替わります。
Androidアプリが使える
Androidアプリが使用可能です。ただし、全てのAndroidアプリが使えるわけではないです。
IdeaPad Duetの悪かったところ
キーボードのエンターキーが小さい
エンターキーは使用頻度が高いので、もう少し大きくしてくれれば、大分使い勝手は変わってくると思いました。
付属のキーボードが自分の手に合わないのなら、Bluetooth対応のキーボード等を代わりに使用してもいいかもしれません。
インターフェースが少ない
もし、USB Type-Aで接続したいのなら、USB Type CからUSB Type-Aに変換するアダプタが必須となります。
過度な負荷をかけると若干モッサリした動きを感じる
chromeのタブを過度に複数開いたり、youtubeで4K動画を再生したりすると、若干ですがカクツキを感じます。
一部対応していないコンテンツがある
また、Andoridアプリも一部対応していない、または動作が不安定なものがありました。例えば、ゲームのウマ娘をプレーしようとしたところ、タイトル画面でフリーズしてしまいました。
まとめ
IdeaPad Duetはイマイチな点もたしかにありますが、キーボードが付属で3万円前後というのはやはり破格の値段設定です。
スペックはお世辞にも優れているとは言えないですが、chrome OSのおかげでそれなりに動作します。使い道さえ間違えなければ、個人的にかなり使えると感じました。
コメント